さまざまなアイウエアを展開する「JINS」。そんなJINSが、ランニングやトレランなど、アクティブに身体を動かす人に向けて展開しているのが「JINS SPORTS」だ。
なかでも今回気になったのが、「JINS SPORTS SUNGLASSES Quick Fit」。コスパがいいと評判のスポーツ向けサングラスだ。
そんなわけで、普段からトレランを楽しむ3人に実際に着用してもらい、山梨・甲府のトレイルへ。林道から岩場まで走りながら、フィット感やレンズの見え方、その実力をチェックしてもらった。
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トレラン好き3人が、JINS SPORTSを実走テスト。

清水 悠斗さん(会社員/イラストレーター)。会社員として働く傍ら、イラストレーターとしても活動。ロングトレイルをはじめ、バイクやキャンプなど幅広い外遊びを楽しむ。
山﨑 岳人さん(YETI GELATO オーナー)。八ヶ岳南麓を拠点に、地元の素材を生かした「YETI GELATO」を主宰。トレランのほか、スキーやスノーボードなどさまざまなアクティビティを楽しむ。
秋山 亮平さん(NODO オーナーシェフ)。山梨県甲府市のイタリアンレストラン「NODO 二川伊料理店」のオーナーシェフ。料理人として店に立つ一方、普段からトレランも楽しんでいる。
ということで、今回「JINS SPORTS」を試してもらうのは、普段からトレランを楽しむ清水 悠斗さん、山﨑 岳人さん、秋山 亮平さんの3人。ロングトレイルや登山にとどまらず、スノーボードやキャンプなど、それぞれトレラン以外の外遊びにも親しむ面々だ。
3人には、フィット感を素早く調整できる「Quick Fit」機構をはじめ、ラバー製ノーズパッドや、しなやかなテンプル、ハイコントラストレンズなどを備えた「JINS SPORTS SUNGLASSES Quick Fit」を着用してもらった。

JINS SPORTS SUNGLASSES Quick Fit ¥14900
スポーツ中のズレにくさを考えた「Quick Fit」機構やラバー素材のノーズパッド、スポーツバンドなどを備え、ハイコントラストレンズを標準搭載。ウエリントンとボストンの2タイプが用意されている。
まずは走り出す前に、実物を手に取りながらフィッティングしていく。

フレームをかるく曲げたり、テンプルエンドを動かしたり。それぞれ触ってもらいながら、ディテールを確認してもらった。
スポーツに適した機能として特徴的なのが、テンプル後部に備えられた「Quick Fit」機構だ。

テンプルエンドをカチカチと動かし、耳まわりに合わせて角度を調整できる仕組み。ここを曲げることでフィット感を自分好みに調整できる。

テンプルには超弾性のニッケルチタン合金が内蔵され、頭部への圧力を軽減する構造。しなやかに広がるため、顔幅が違っても同じようなフィット感を得られるのが特徴だ。

ラバー素材を採用したノーズパッドは、つまんで動かすことで位置を調整可能。汗をかいたときのズレを抑え、鼻まわりまで細かくフィッティングできる。

そして、全モデルにスポーツバンドも付属する。
今回の実走では基本的にバンドを装着したが、その場合は曲げず、テンプルエンドをストレートにした状態で使用するのが良いそう。さあ、フィッティングを済ませたら、いよいよトレイルへ。
フィット感を調整したら、いざトレイルへ!

木々に囲まれたトレイルでは、日差しが差し込む明るい場所もあれば、数歩進めば一気に木陰へ入る。
路面も舗装路のように一定ではない。木の根や石を避けるときもあれば、木の枝をしゃがんで潜り抜けることも。身体を前へ倒したり、軽く飛び降りたりと上下の動きも大きい。
そして夏場。当然、走り始めればすぐに汗ばんでくる。

そんな、ズレや見え方が気になるトレイルを、3人には普段どおりのペースでしばらく走ってもらった。そんな3人を見て気づいたのは、サングラスを何度も掛け直したり、位置を直したりする場面はほとんどないこと。

樹林帯を抜けると、今度は岩場へ。
足元の起伏はさらに大きくなり、身体の動きもダイナミックに。上下に激しく動く場面もあるが、サングラスに手をかけて調節する様子はやはりなさそうだ。
ひと通り走ったところで、岩場でひと休み。

樹林帯を抜け、眼下に甲府の街が広がる岩場までやってきたところで、ひと休み。
先ほどまで木々に囲まれたトレイルを走っていたのに、少し登っただけで一気に視界が開ける。こうした景色の変化を楽しめるのも、山を走る面白さのひとつだ。

ここまで走ったトレイルの感想を話しながら、しばし休憩。景色を楽しみ、ひと息ついたところで再びサングラスを掛けてトレイルへ。
日なたと木陰を行ったり来たり。レンズの見え方は?

もうひとつ、今回のトレイルで確かめたかったのがレンズの見え方。
「JINS SPORTS SUNGLASSES Quick Fit」には、色や陰影をくっきり見せるハイコントラストレンズが標準搭載されている。サングラスは日差しの強い場所では頼もしい一方、レンズが濃すぎると木陰へ入った途端に足元が見づらくなることもある。
今回のコースは、開けた岩場から木々に囲まれたトレイルまで明暗差も大きい。この環境で実際にどう見えたのか。ひと通り走ったところで、3人に改めて感想を聞いてみた。
走り終えて、3人に使い心地を聞いてみた。

走る前には「Quick Fit」機構やノーズパッド、スポーツバンド、レンズと、一通りの機能をチェックした3人。
実際に汗をかきながら山を走ったあとでは、何が印象に残ったのだろうか。
「走っていて気になるところがなかった。それがよかった」

「結論からすると、普段のトレランやマラソンでも使いたいと思いました。走っていて、気になるところがまずなかったんですよ。それがすごくよかったですね」
普段からトレランやロングトレイルを楽しみ、サングラスを使う機会も多いという清水さん。最初に出てきたのは、「この機能がすごかった」という言葉ではなく「気になるところがないのがよかった」という言葉だ。

「普段使っているものにはノーズパッドがないので、最初は気になるかなと思ったんですけど、それも全然なかったですね」
ズレや締め付けが強く印象に残るのではなく、そもそも掛けていることが気にならない。走ることに集中したい道具としては、そのくらい自然なほうがいい。
自ら顔幅が広めという清水さんは、テンプルの掛け心地も好印象だったそう。

「掛けているうちに、次第にこめかみあたりが痛くなるサングラスもあるんです。でもこれは、締め付け感がないのに、ズレてこない。テンプルが自分の顔にフィットしている感覚があります」
レンズについても「だいぶクリア」とのこと。普段使っているサングラスでは、ときどき視界に違和感を覚えることがあるというが、今回はそれも気にならなかったそうだ。
「汗をかいても、ズレがほとんどなかった」

秋山さんがまず挙げたのは、汗をかいたあとのフィット感。
「かなりフィット感がありました。汗をかくと、少しヌルッとしてサングラスがズレてくることもあるじゃないですか。今日は多少汗もかいたけど、それをほぼ感じなかったのはすごくよかったですね」
夏のランでは、汗によってサングラスが少しずつ下がってくるのも小さなストレスになる。その煩わしさがほとんどなかったという。
さらに、ここまでは基本的に付属のスポーツバンドを装着して走っていたが、岩場で休憩していたときに「Quick Fit機構だけでもどれくらいフィットするのか?」という話になっていた。
秋山さんには後半、スポーツバンドを外して走ってもらっていたのだ。

「上下に揺れるようなシーンでもブレは感じなかったです。特に下を向いたときに、Quick Fit機構が効いているのが分かりましたね」
トレランでは、足元を確認するために顔を下へ向ける場面も多い。そんな動きでも、サングラスが前へズレ落ちてくるようなことはなかったそうだ。

そしてもうひとつ好印象だったのが、レンズ越しの視界。
「暗めのレンズだと足元が見づらくて怖いことがありますが、これは木の根や石の凹凸まで鮮明に見えて、距離感もつかみやすかった。トレランでは足元の見間違いが危ないので、かなり安心感がありました」
「ミラーなのに、暗くなりすぎないのがいい」

普段からミラーレンズのサングラスを好んで使っているという山﨑さん。今回もミラータイプを選んだが、気に入ったのは見た目だけではなかった。
「ミラータイプって、目元を隠そうとするとすごく暗くなるものもあるじゃないですか。これはしっかり明るさがあって、視界もクリアでしたね」

目元をしっかり隠せるミラーらしいルックスはそのままに、木陰へ入っても視界が沈み込みすぎない。普段からミラータイプを使っている山﨑さんだからこそ、そのバランスの違いも分かりやすかったようだ。
サングラスだけじゃない。クリアレンズタイプもラインナップ。

今回3人がトレイルで試したのはサングラスタイプだけど、「JINS SPORTS」には、クリアレンズの「JINS SPORTS Quick Fit」も用意されている。
こちらも「Quick Fit」機構やニッケルチタン合金を内蔵したテンプルなど、スポーツ時のフィット感を考えた機能を搭載。
クリアレンズタイプは度付きにも対応する一方、今回3人が着用した「JINS SPORTS SUNGLASSES Quick Fit」は度付きレンズへの変更には対応していないので、選ぶ際は注意しておきたい。
想像以上のコストパフォーマンス。

正直、走る前は「JINSが作ったスポーツサングラス」くらいの認識だった。
ところが実際にトレイルへ持ち出してみると、3人とも最後までサングラスを調整するような場面はほとんどなく、シーン問わずフィット感も見え方も好印象だった。
そして改めて価格を確認すると¥14900(クリアタイプは¥12900)。フィット感を素早く調整できる「Quick Fit」機構をはじめ、調整できるノーズパッド、しなやかなテンプル、スポーツバンドにハイコントラストレンズまで備えているのに、この価格は目を見張る。やはりコスパはかなり高いと言っていい。
スポーツサングラスは、スペックだけ見ても実際の使い心地までは分かりにくい。ランニング用のサングラスを探しているなら、まずは店頭で掛けてみて、自分に合うかどうかフィット感を確かめてみてほしい。
Photo/Doryu Takebe Text/Yuhei Tokimatsu
(問)JINS www.jins.com/jp/
