『関東ふれあいの道』のひとつで、三浦半島の「岩礁のみち」を歩いている今回の遊歩倶楽部。
漁港から漁港まで、海沿いの岩礁帯をハイクして、ここでしか見ることができない、さまざまな絶景や名所を堪能している。
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Table Of Contents : 目次
ビーチハイクや夏の草花を堪能。


長閑な畑から海沿いに続く小径を下り「毘沙門天浜」に到着した遊歩メンバー。海沿いの道は岩礁帯ばかりじゃなく、小さな浜もいくつかあるため、波打ち際を歩きながら進んでいく。

今回のゲスト、ハイカーズデポの五味さんは「岩礁のみち」を1度歩いたことがあるため、ガイド役も兼ねて参加してもらった。マップを片手に、安全に歩けるルートをしっかりと見極めてくれるため、かなり頼もしい。


岩礁帯は海の景色も綺麗だけど、足元に目をやると、さまざまな植物も生息している。この時期は上品なハマユウや、淡い紫色が美しいダンギクの姿を見ることができた。


足場が不安定な場所に設置されたコンクリートの円柱を、アスレチック感覚でテンポよくクリア。「岩礁のみち」のルートは、こうして整備された箇所もあるため、ハイクビギナーでも安心して歩くことができる。
そして「毘沙門天浜」から30分ほど歩くと、釣り好きからは穴場として知られている「毘沙門漁港」に到着した。
漁港の軒下で「辻井カフェ」オープン?

地元の漁師さんの許可をもらい、漁港の倉庫の軒先をお借りして、ちょっと休憩をすることに。「毘沙門天浜」からここまでずっと炎天下を歩いてきたこともあり、砂漠でオアシスを発見したようなテンションで日陰に座り込む5人。


ここで、遊歩倶楽部の名物になりつつある「辻井カフェ」がオープン。毎回、趣向を凝らした1杯とオヤツを持参してくれる辻井さんが、今回は「抹茶スパークリング」と「イヨシコーラ」、「はちみつうめ玉」を振る舞ってくれた。


ということで、長閑な漁港の傍らで乾杯。保冷ボトルで持参した氷で冷やしたドリンクも好評だったが、みんな「はちみつうめ玉」も大絶賛。歩き疲れたときは、いつだって素朴な味のオヤツが、いいシゴトをしてくれる。
夏を感じさせる「涼アイテム」を拝見。

今回の遊歩は「オトナの夏休み」がテーマということで、みんなには夏を感じさせる“涼アイテム”を用意してもらったが、キャンさんは雨でも使えるプラ素材のミニ扇子を持参。
五味さんが「それ、いいっすね!」と食いついていたが、なんと100円ショップで入手したらしい。

Maoさんの“涼アイテム”は友人が作っているという、イヌアのアロマミスト。天然の精油のみで調香されているため、肌にも優しいとか。
Mao「リラックスできる香りだし、虫除け効果もあるから、ロングハイクでも重宝しています!」。
他3人分の“涼アイテム”は、ゴール後に拝見!
断崖の名所「盗人狩」を目指す。

しっかりと休憩したらゴールを目指して出発。すると「盗人狩」という看板を発見。
五味「昔、このあたりまで逃げてきた盗賊が、断崖で足がすくんで動けなくなって、簡単に捕まったから、この名前になったらしいです」


ということで「盗人狩」を目指して、岩礁帯を進んでいく。複雑に入り組んだ地形ながら、このあたりは広い岩畳が続いているため、荒涼としながらも開放感がある。
波に削られた岩肌は、荒々しくも神秘的。




長い年月をかけて波に削られた岩肌は、荒々しくも神秘的。「岩礁のみち」は、山や渓谷では味わえない、ワイルドな自然の造形美のなかを歩く、異世界ハイクが楽しめる。


そんな岩礁フィールドを散策していると、「盗人狩」に到着した。荒波に削られた30mほどの断崖になっていて、海側から見上げるだけでもかなり迫力。これなら盗人が恐れるのも無理はなさそう。
ちなみにここも神奈川県の景勝50選のひとつ。そして磯釣りのポイントとしても人気が高い。


「盗人狩」を超えると、ゴールは目前。岩壁の隙間から、終着点となる宮川港が見えてきた。その先には目指すべき食堂の姿も。
異世界から現実に戻ってきたような気分で、フィッシャリーナに停泊する船を眺めながら楽しそうに歩く5人。
ゴール地点「宮川港」に到着!


そして今回のゴール地点となる「宮川港」に到着。「関東ふれあいの道」のひとつ、「岩礁のみち」を無事に走破することができた。
しかし今回の遊歩の目的はもうひとつある。それは目の前にある食堂で、美味しい港メシを食べること。ずっと不安定な岩礁帯を歩いてきた5人は、フラットな道の有り難さを噛み締めるように、ゆっくりと歩いて食堂に向かう。

こちらが「宮川港」にある「まるよし食堂」。グーグルマップのレビューでは星4.1あり、ロケーションを絶賛する書き込みも多い。お昼の営業は15時までだけど、なんとか14時半前には到着することができた。
岩礁ハイクの締めは、港メシに限る。

まずはハイクの疲れを癒す乾杯。距離的には10km程度なのでそこまで長くはないが、真夏の炎天下に岩礁帯を歩くのは結構ハードだった。それだけに、この一杯が格別なのは言うまでもない。

店内には有名人のサインが並んでいるが、飾らない内装の佇まいから、釣り人の常連や地元の人々から愛されている雰囲気が伝わってくる。

そして、ここでいただくのが、天然めかぶが乗った『海かけ丼』や、釜揚げシラスが乗った『マグロ漬シラス丼』など、 地元で水揚げされた海の幸をふんだんに使った港メシ。


しっかりと味付けされたマグロの漬けは、汗をかいて歩いた後に食べるのに丁度よく、みんな「めちゃくちゃ美味い!」を連発しながら、少年のようにバクバク食べていく。
夏休みといえば、海とスイカ!


そして夏といえば、海とスイカ。新鮮なマグロ丼に夢中になり、ゆっくりと海を見る余裕がなかったので、食後にテラス席で、海風を感じながら三浦の採れたてスイカを堪能。
キャン「このスイカ、めちゃくちゃ甘い!」
はるな「本当に美味しいですね。夏休み最高!(笑)」

「岩礁のみち」は、ここから徒歩で数分のところにある「宮川町バス停」で帰ることができるが、せっかくなので、このまま磯遊びを楽しんでみることに。オトナの夏休みは、もうちょっと続く。
みんなのバッグとシューズを拝見。


ここで本日のみんなのバッグ&シューズを拝見。キャンさんのバッグは「ゴッサマーギアのミニマリスト19デイパック」、足下は「モンベルのロックオンサンダル」を愛用。「これだけ岩場が続くなら、もうちょっとしっかりしたサンダルでもよかったかも」のこと。


Maoさんのバッグは「ロウロウマウンテンワークスのコクーンパック」。シューズは「ビボベアフットのトラッカーサンダル」。ちなみに、片方の足はストラップが壊れ、タイベックのテープで補強済み。


辻井さんのバッグは「マウンテンローレルデザインのヘル27」、シューズは「トポアスレチックのトラバース」。しかし、バッグと同じくらい気になるのが後頭部にセットされている謎のギア。

それが“涼アイテム”として持ち込んだ「ミズノのアイスタッチデバイス」。ドゥーラグのようにキャップの下に被り、シェード部分に搭載された冷却デバイスで、首周りを効率的にクーリングできる。
辻井「数年前に入手したんですけど、初めて使いました(笑) 冷却コイルが内臓されているから、冷んやりした風を感じます」


はるなさんは「パタゴニアのテラヴィアパック14」がお気に入りのバッグ。シューズは「アルトラのオリンパス5」を愛用。どちらも日常とハイクの両方で大活躍しているそう。

そして“涼アイテム”としても持ってきてくれたのが、ミノルタの防水カメラ「ウェザーマチックデュアル35」。
はるな「メルカリで2000円くらいで買ったんですよ。もう10年くらい愛用していて、サーフィンの撮影でも使っています」


最後は五味さん。愛用バッグは「トレイルバムの24/7パック」、シューズは「アルトラのキングMT」を着用。どちらも自身がスタッフを務めるハイカーズデポで入手したそう。

そんなバッグを下ろし、シューズもサンダルに履き替えて磯遊びの準備も万全。その奥では、はるなさんが、ちゃっかり水着姿に。もしや最初から海に入るつもりで着込んできた?

でもそれは五味さんも同じで、“涼アイテム”として持参したのは、「素潜り用ゴーグルとシュノーケル」。そして迷わず海へ。
五味「磯遊びをするなら、このセットは欠かせないと思って(笑)。このあたりの海は透明度も高いんですよ」。
真夏のアフター遊歩は、豪快に海へダイブ!

はるなさんも負けずと海へダイブ。サーファーだけに「やっぱり海は最高!」と、何度も飛び込んで気持ちよさそうに泳いでいた。


そんな2人に刺激され、キャンさんも海に入り、辻井さんは水鉄砲で応戦。Maoさんは足だけ水に浸かりながら、その様子を楽しそうに眺めるなど、みんな自由に磯遊びを満喫。もちろん、こんなアフター遊歩もあり!

最後はみんなで水平線を眺めてチルアウト。情緒溢れる漁港や、ワイルドな岩礁帯を渡り歩く「岩礁のみち」で、オトナの夏休みをしっかり堪能できたのでは?
キャン「山もいいけど海もいいですね。今日は海外みたいな景色の連続でした」
Mao「しかも歩くたびに地層が変わっていくから、ずっと新鮮!」
辻井「飽きずに歩けますよね。岩礁帯は初めてだったけど、こんなハイクもいいですね」
はるな「山みたいに登ったりしないから、ハイクの入門編としてもオススメできそう!」
五味「みんなでワイワイ言いながら歩くのも楽しいですよね。しかも美味しい食事や、磯遊びのご褒美が待っているのもいい(笑)」
日本には海岸線トレイルが無数にある!

今回歩いた「岩礁のみち」は、『関東ふれあいの道』のひとつで、同じような海岸線トレイルは、三浦半島だけでも他に4つ存在する。そんな道を歩くのが好きという五味さんによると、全国各地にいろんなルートがあるそう。
五味「日本は国土面積こそ小さいけど、島国で地形も複雑だから、海岸線の距離は世界で第5位なんですよ。だから海沿いを歩くトレイルは無数にあります。山を越える度に違う景色が楽しめたりして、新しい発見も多いと思うので、いろんなヒトに歩いてもらいたいですね」
遊歩を楽しむ場所は、山や街だけにあらず。さて次はどこを歩こうか。
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Photo/Fumihiko Ikemoto






