「富士山×遊歩」の新定番! 美味しい湧水を絶景で味わう、忍野トレイルのススメ。【GO OUT 遊歩倶楽部/忍野村編 #02】

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「富士山×遊歩」の新定番! 美味しい湧水を絶景で味わう、忍野トレイルのススメ。【GO OUT 遊歩倶楽部/忍野村編 #02】

冬化粧の富士山をとことん満喫するため、「忍野八海」で富士山の湧水をいただき、それを持って「石割山」の山頂に向かう遊歩メンバー。

忍野村の街中を歩き、「二重曲峠」を登りきった先にある展望テラス『SORAnoIRO』に到着。そこには、山頂を待たずとも大パノラマが広がる絶景が広がっていた。

♯01前編はこちらから

富士山の伏流水を汲むことができる「忍野八海」からスタートした今回の遊歩は、忍野村を横断して「二重曲峠」へ(ここまで前編)。そして絶景スポットとして知られる「石割山」の山頂で、美味しい湧水を味わう予定。
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絶景スポット、石割山の山頂を目指して出発!

絶景が広がっていた展望テラスで休憩したら、いよいよ石割山の山頂を目指す。「山の神」と書かれた鳥居をくぐり、いざ登山道へ。ここから先は、徒歩でしか行けないハイキングコースとなる。

しかし、山頂までのルートは、逆サイドの山中湖村から登るコースが定番らしく、ここから登る人は少なそう。

そのため、ちょっと心もとない登山道が続いている上に、周りに雪も増えてきて、予想以上にハードな道のり。当初は楽しそうに会話していた4人も、しだいに無口になっていき、黙々と足を進めていく。

すでに10km以上歩いてからの登山ということもあり、ちょっとバテ気味の辻井さん。毎回ながらデイハイクとは思えないほどの荷物量だけど、今回は一体ナニが入っているのか?

山頂まであと少し! 冬山ならではの自然も満喫。

街歩き用の防寒着を着用していた4人は、ちょっとオーバーヒート気味のため、レイヤリングを調整することに。

キャン「逆側からは登ったことあるけど、こっちのルートは初めて。思った以上に山頂まで距離がありますね(笑)」
畠山「アウターを脱ぐと、冷たく澄んだ空気が心地いいですね。ちなみに、ボクたち夫婦にとっては、2026年の初登山になります」

高度を上げるにつれ、どんどん気温も下がっていき、山頂付近では少しだけ樹氷を見ることもできた。こうした美しい自然の姿も、冬山ならではの魅力のひとつ。

みんな雪山経験者だけに、全員アイゼンを持参しているが、今回は出番がないレベルの冠雪具合。それでも安全を考慮して、滑らないように1歩ずつゆっくりと登っていく。

40分ほど黙々と登っていると、隣の御正体山に続く分岐点に到着した。石割山山頂までの時間は、擦れて見えにくいけど、おそらく3分と書かれている? 多分、もうひとがんばり!

雄大な富士山を眺めて味わう、特別な1杯とは?

その道標通り、すぐさま標高1413mの山頂に到着! 頂上のスペースはそんなに広くはないけど、富士山側に視界が開けたナイスビューなスポット。そして日当たりがいいのか、雪も積もっていない。

ちょっと雲がかかっているが、富士山も正面にしっかりと見える。さらに眼下には山中湖の姿も。

石割山の山頂は、今回の遊歩で目指してきた場所だけど、最大の目的はここで絶景を眺めながら、「忍野八海」で汲んできた湧水を味わうこと。

そのために4人がそれぞれ用意してきたものは?

スペシャルティコーヒー「ふじやまブレンド」で極上の1杯を。

大のコーヒー党であるキャンさんは、地元の焙煎豆「ふじやまブレンド」を持参。もちろん、この日のために仕入れてきた特別な豆。

キャン「富士山の湧水で磨いた、地元のスペシャルティコーヒーです。だから水との相性もバツグンなはず!」

ボトルに汲んできた湧水を、MSRのリアクターストーブで素早く沸かし、ハンドミルで挽いたばかりの豆に、ゆっくりと注いでいく。コーヒー好きにとって、この時間は至福のひととき。

そして完成したキャンさんの特別な1杯。お茶請けは、こちらもローカルである山梨名物の桔梗信玄ドーナツ。富士山の湧水も含め、「ふじやまブレンド」を味わうのに、最高のセットなのでは?

自然のなかで抹茶を点てる、「野点(のだて)」を実践。

辻井さんは、ちょっと趣向を変えて、抹茶と茶道具を用意。自然のなかで抹茶を点てる日本古来の文化「野点(のだて)」を実践してみるとのこと。

辻井「抹茶は京都から取り寄せました。抹茶を入れているのはマタドールのトラベルキャニスター。畳はフィギュアとかを飾る台座です。アマゾンで見つけました(笑)」

ということで、超コンパクトなULサイズの畳に茶器を置き、山頂で静かにお茶を点てる辻井さん。登山の新たな楽しみ方として、これもありかも?

完成した抹茶は、クリーミーな泡立ちを見せる本格的な1杯。お茶請けも、ちょっと渋めのお饅頭をセレクトして、まるで茶屋にいるような和な仕上がり。

インドで購入してきた「本場のチャイ」を堪能。

SOTOni夫婦は、年末年始にインド旅行をしてきたらしく、現地で購入してきた本場のチャイのセットを持参。

畠山「現地で飲んだ屋台のチャイの味が忘れられず、それを再現できるセットを持ってきました。ミルクを入れているのは、GO OUT×ナンガのナルゲンボトルです」

インドの屋台のチャイの味を再現するのに欠かせないのが、マサラスパイスとジンジャーパウダーだそう。湧水で煮出した茶葉にミルクを加えることで、チャイが完成する。

夫婦で協力して作った1杯は、インドの屋台の味を再現した「本場のチャイ」。さりげなく、スタバのボトルもインド仕様というこだわり。そしてお茶請けは、知り合いのパン職人からいただいたという、マフィンやカップケーキ。これもチャイに合いそう。

新春アウトドアお茶会は、富士山に乾杯!

各自が富士山の湧水で作った特別な1杯で、雄大な富士山に乾杯! 「忍野八海」から歩いてきた達成感も含め、このシチュエーションだけでも美味しく感じられそう。

自分の1杯を味わった後は、それぞれの飲み物やお茶請けをお裾分けして、いろんな味を楽しんでいた4人。雪化粧の富士山を眺めながらの“新春アウトドアお茶会”は、最高のチルアウトタイムとなった。

そんななか、キャンさんが「反対側にちょっと降りたところに、石割神社があるんですよ」とのこと。そこで、せっかくなら……と参拝してみることに。

神秘的な巨岩! 天岩戸伝説の「石割神社」に参拝。

宴を終えたら展望テラスまで戻る予定だったけど、急遽「石割神社」もハイクコースに追加。それでも、山頂でしっかりと休んだ遊歩メンバーたちの足取りは軽い。

【石割神社】山梨県南都留郡山中湖村平野1979

そして到着した神社では、圧倒的な存在感を誇る、割れた巨岩が出迎えてくれた。どうやらこの岩が御神体らしい。

この「石割神社」も歴史が旧く、天照大御神が隠れた「天岩戸」の伝承地のひとつにもなっている。

まずはしっかりと参拝。さらに、岩の割れ目を通って時計回りに3巡すると、願いが叶ったり、開運や厄除けのご利益があるとか。

実際に通ってみると、かなり狭く、オトナでギリギリ通れるくらいの幅。厚着していると、アウターが汚れる可能性があるから、通るときは脱いだほうがいいかも……。

それでもしっかりと3巡して、無事に参拝終了。今回は、山頂から降りてきたけど、ここを訪れる場合は、山中湖村側から登るコースがオススメ。鳥居をくぐりながら階段を登って訪れることができる。

アウトドアお茶会や神秘的な巨岩を満喫した4人は、再び山頂まで戻り、そのまま展望テラスまで下山する。

登ってきたときと同じように、滑らないように慎重に足を進めていく。

下山の最中に、「ダイヤモンド富士」を鑑賞!

そして、ちょうど視界に富士山が入るあたりに出たところで、タイミングよく「ダイヤモンド富士」を鑑賞することができた。

それは富士山頂に太陽が沈み、ほんの一瞬だけダイヤモンドのように輝く光学現象で、特定の場所や気象条件が重なることで見ることができる、かなり貴重な瞬間。

今回の遊歩は、最初から最後まで富士山をたっぷりと楽しめるハイクとなった。

暗くなる前に、無事に展望テラス『SORAnoIRO』まで戻ってきた4人。最後はみんなで富士山ポーズで記念撮影!

キャン「忍野村は地元だけど、ゆっくり歩くことで、改めていろんな発見がありました!」
畠山「街歩きも山歩きも楽しかったです。このあたりは、まだまだ開拓し甲斐がありそうですね。また来たいです」
SOTOni「どこからでも富士山が見えたのがよかったです。それと湧水も最高! コーヒーも抹茶もチャイも最高に美味しかった〜!」
辻井「石割山もよかったですね。かなり絶景でした。石割神社もお参りできたし、今年はいいことありそうです(笑)」

「富士山×遊歩」は、忍野トレイルがオススメ!

忍野八海で湧水を汲み、忍野富士を眺めながら歩き、石割山の山頂で絶景を満喫。タイミングが合えばダイヤモンド富士まで楽しめる「忍野トレイル」は、富士山をとことん満喫できる遊歩の旅。

クルマや自転車で巡ってもいいけど、歩くからこそ見える景色もあるので、1日かけてゆっくりとハイクしてみては? 

たまには登山も楽しむGO OUT遊歩倶楽部、さて次はどこを歩こうか。

Photo/Fumihiko Ikemoto

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Masatsugu Kuwabara
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