ほかとはひと味違う、そんなデザインに惹かれて購入したと話す妹尾さん夫婦が、愛犬とともに暮らしているのは、古着、アウトドア好きなふたりのスタイルと相性バツグンの「カントリーログ」。
夫婦ともに「ヒトとは違うものを選びたくて」と、インテリアはリサイクルショップなどで一期一会の出会いのように、ときめきを感じたユーズドが好みと語る。そんなこだわり派夫婦がDIYも楽しみながら仕上げた、センスあふれる木の家を拝見してきました。


夫婦ともに古着やアウトドア好きで、ほとんどの洋服をシェアするほど趣味が同じ! 2年前に結婚し、家を建てることに。結婚後に加菜さんはオーストラリアへワーキングホリデーへ、拓実さんは会社の研修でイギリスへ短期留学するなど、ともにアクティブに活動中。愛犬はスコティッシュ・テリアのオリバー。

ログ材を積み上げた本格派ログハウスの「カントリーログ」。住むヒトとともに家も歳月を重ねることで経年も味わえ、長折れ屋根の軒下にひろがるウッドデッキ、無垢材に囲まれた室内は、広々としたリビング・ダイニングから2階のロフトへつながる吹き抜けを備え、ココロもカラダも開放的になる木の家だ。
今回のROOM TOURの様子は、BESSの公式YouTubeチャンネル「BESSの家」でも公開中!!
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木のぬくもりを感じながら過ごす、外遊び好き夫婦のログハウス暮らし。

愛犬のオリバーと一緒に出迎えてくれた妹尾さん夫婦。ともに同じ地元出身ながら、出会ったのは社会人になってから。結婚後すぐに家を建てることを決めた際は、実家からの近さ、土地の広さ、そして周囲がのどかな環境であることを条件に土地選び。「案外条件に合う土地がなくて、今の場所が出てきたときに、ここしかない!となりました」。
加菜さんのお姉さんがBESSユーザーだったこともあり、戸建てを買うならBESSだと思っていたふたり。「ボクは学生時代にBESSを知りました。家をせっかく買うなら自然を感じるログハウスがいいと思っていたし、ふたりとも迷わずBESSを選びましたね」という拓実さん。当初はG-LOG なつ推しだったそうだが、加菜さんに推され、カントリーログに落ち着いたとか。

夫婦ともにアウトドア好きで知り合う前から、加菜さんは友人とキャンプやスノーボードへ行くことが多く、拓実さんはキャンプから、登山やスノーボード、スケートボードやサーフィン、バイクまでまさに根っからの外遊び派。庭にはユーロ物置で選んだガレージを設置し、アクティビティのギアやDIYの道具、バイク置き場として使用。
趣味のキャンプ道具をたくさん積み込めるようにと選んだ、ルノーの2代目カングー以外にも、雪山まで想定し四駆を選んだデリカ・スターワゴンもまもなく納車予定で、今後もさらに外遊びが加速しそう。ホンダのXL230は拓実さんの愛車で、山岳用テントを後ろにくくりつけ、キャンプツーリングを楽しむことも。
お気に入りに囲まれて、家族の思い出もディスプレイ!

妹尾さん宅の特徴は、なんといってもウッドの雰囲気に似合う、味のあるインテリア。どれもこだわって選んだ家具かと思いきや「じつは用途や目的を決めずに買うことが多いです」とのことで、唯一目的を持って探したのはリビング中央のコーヒーテーブル。「それまでテーブルがなくて、急に友人が遊びに来ることになり……。リサイクルショップで3000円で見つけたんですが、想像以上にハマりました(笑)」。

玄関にグリーンをディスプレイしていた棚は、奈良井宿にあるヒトトで見つけた古い三脚に板を乗せたもので、奥に見える植物のアートは「どこかに置けるだろう」と買ったのだとか。また天井から吊るされていた自転車は拓実さんがイギリスから持ち帰ったもの。「語学留学中に近所のおじいさんから格安でゲット。カッコよかったのでなんとかして日本に持ち帰り、空きスペースの吹き抜けに飾ってみたんです」。

リビングのテレビ上にはブリティッシュヴィンテージのラックを設置し、夫婦のお気に入りアーティストのCDをディスプレイ。引っ越してからはとくにレコードも聴くようになり、親から譲り受けたものも多いそう。「イギリスのアーコールのラックにレコードを飾っています。古いモノ好きは家族の影響もあるかもしれないですね。テレビ台の中には、祖父が使っていたBOSEのスピーカーもありますよ」。
用途は決めずとも、偶然の出会いを大切にした空間づくり。

用途を決めずに購入したもののなかでも、じつは共通点があり「意外とイギリスの雰囲気が好きかもしれないです」ということで、ステンドグラスの扉も、気に入って買ったものが偶然ぴったりサイズだったことからダイニングの窓に取り付け。「隣のお庭がイングリッシュガーデンみたいで雰囲気もぴったり。まさに借景です(笑)」という一角は、さながらイギリスに来たかのよう。
キッチンにあるカウンターも、天板のタイルは加菜さんがDIYした。「以前の職場でB級品のタイルをもらえたので、自分で目地を埋めて作りました」。またカウンターの下には「気に入ったものをつい買ってしまう」というふたりの集めたものが。「もともと棚はなかったので、DIYで棚を付けました」。
こうした工夫は家の中のあちこちに。土間に置かれた作業台も、じつは薪を置くためにネットで購入したラックに天板を重ねただけ。ほかにもロフトにあった本棚は、かつて拓実さんが使っていたスケートボードのデッキを活用。ひとり暮らしをしていた頃から使っていたが、デザインを変えて使い続けている。
「ヒトと違うものを探して」たどり着いた、旧いモノの魅力。

夫婦そろって旧いモノ好きの原点は古着とのことで、2階のロフト部分には夫婦のウエアをショップさながらにディスプレイ。加菜さんいわく「体格も似ているので服はほとんど共有。旅先で見つけた古着屋で購入することが多いですが、それぞれがジブン用に買ってきても、いつの間にかふたりとも着ています(笑)」。

一方、拓実さんが集めているというハンティングジャケットなどは、吹き抜けを活用して見せる収納に。オイルドジャケットを掛けるため、通気性のよい場所を探してここになったとか。「バイクに乗るときに着ることが多いですね。手前にはオリバー用のバブアーのコートもあります」。
古着好きになったきっかけを振り返るふたり。「ヒトと同じものがいやで、被らないものを選んでいたら古着を選んでいました。同じ趣味だったこともあって、付き合ってから旧いもの好きが加速しましたね」。また実家から服や家具などを譲り受けることも多く、拓実さんが学生時代に使っていたCDラジカセも現役で活躍中。
手作り感が魅力になる。庭づくりもジブンたちで。
家の中だけでなく、個性あるものに引かれる妹尾さんらしく、庭もすべてDIY。「ホントは業者さんに依頼する予定でした。あがってきたイメージも素敵でしたが、逆にキレイすぎて。目指していたのはこんな雰囲気だったかな?と思い直して、全部手作りました」。週末ごとにコンクリートを練ったり、芝を上植えたり、アプローチの枕木や入口のウッドフェンスまですべて自作したそう。
ほかにもオリバー専用のドッグランを設置したり、DIYによる庭づくりは進化を遂げた。「ボクの父が昔からDIYをしていたので、その影響から何かを作ることに抵抗がなくて。完璧すぎない雰囲気も味があって好みです」と話す拓実さんの父親は絵も趣味だそうで、玄関入ってすぐに飾られたオリバーの油絵をはじめ、あちこちにオリジナルのアートがディスプレイされていた。
自然体が似合うログハウスだからこそ。夫婦や家族の思い出が増える暮らし。

趣味の合う夫婦だからこそ、自然と好きなものに囲まれていったという妹尾さん宅。「家を持つようになってから、友達と遊ぶときの拠点にもなりました」というように、友人を招くだけでなく、キャンプの際は妹尾家が集合場所に。


そして最近の変化は、愛犬を迎えたこと。キャンプなどにも一緒に出かけ、すっかり妹尾家の趣味も共有済みのオリバー。「同じ犬種がモチーフとなったグッズを見つけると、ついつい購入してしまいます」。好きなものだけでなく、両親から受け継いだもの。そんな思い出の詰まった妹尾さん宅。今後もより家族の思い出が増えていきそうです。
BESS定番人気のワンダーデバイスから、「BLACK MODE」新登場!!

発売から20年を超えて、累計7000組以上のユーザーに選ばれてきた、BESSのロングセラーモデル「ワンダーデバイス」から、この秋「BLACK MODE(ブラックモード)」が登場。内外装をブラック基調で好きにカスタマイズすることができるなど、ワンダーデバイスの自由自在な空間に、ブラックアイテムが拡充され、さらにジブンらしい暮らしが楽しめるように。
また、全国のBESS展示場では、BESSブランド40周年を祝う「BESS40祭(よんじゅっさい)」を開催中なので、この機会に最寄りのBESSへ!!
(問)BESS tel:03-3462-7000 www.bess.jp Instagram@bess_slowlife YouTube@BESSの家
Photo/Dai Yamamoto Report & Text/Shiyori Kawamura

























