駐車場までオフロード仕様! 土間リビングのあるこだわりログハウス【BESSの家・お宅訪問編 vol.15】

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駐車場までオフロード仕様! 土間リビングのあるこだわりログハウス【BESSの家・お宅訪問編 vol.15】
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「買う気はないけど、見に行ってみる?」

そんな気軽なフレーズがキッカケとなり、紆余曲折ありながらも約1年半前ついにBESSの家を建てた。今回は、神奈川県は葉山町の山口邸を訪問。

葉山といえば海のイメージが先行しがちだが、海からすこし入るとすぐ山川がある自然あふれる土地柄。お庭に富士黒石が敷かれたこだわり満載のお宅だが、この家と出会うまでのストーリーがとてもリアルで興味深いものだった。

広くとった土間は、ご夫婦のリビング兼、近所の方や仲間の集いの場だそう。「土間がこんなに便利だなんて思いませんでした!」(詳細は後述)。

■オーナーDATA:

山口 徹さん(45歳/会社員)・未奈子さん

  • エリア:神奈川県葉山町
  • 住居タイプ:カントリーログハウス[クールテイスト]クミンⅡ
  • 延床面積:101.08㎡
  • 居住年数/約1年半
  • 家族構成/2人

山口邸の一番の特徴はやはり、あえて凸凹にこだわりの石を敷きつめた愛車専用の駐車スペース。足長の四駆でなければ停めることを許さない(というか不可能な)一角は、クルマ好きのご主人が家づくりの際にもっとも注力した箇所だ。

—いきなりですが、駐車場、すごいインパクトですね(笑)

ですよね(笑)。私がこのクルマを使ってロッククローリングという岩登りにハマっていることもあり、その時の写真を庭師の方に見せたら、ピンと来たみたいでして。

じつは富士黒石(大沢石)を使っていて最初は入り口の方ももっとゴツいものを使っていたんですが、さすがに停めるのも一苦労だったので改修してもらったんです。

—クルマありきでこの場所を選んだということでしょうか?

それだけではないんですが、半分当たってます。海の方だと塩害もありますから。それと、やっぱり葉山は海側の方が地価が高いので、比較的安くてこの家(のサイズ)が建てられる場所をタイミング良く見つけられた感じです。

じつはずっと家なんて建てるつもりはサラサラなかったんですが、趣味のクルマ関係の縁もあって、結果的に葉山という土地を選ぶことになりました。

一見クルマに目を奪われがちだが、お庭をよく見るとドラム缶を横に倒したような謎の黒い物体が……。缶を開くとBBQ台となっていた。「これもお庭屋さんのアイデアです」
クルマの脇にはロッジ風に仕上げられた薪棚兼パーティションが。隣りにもう一軒BESSの家が建っているかのよう。
薪棚の方からおいしそうな香りがすると思ったら、やっぱりスモークチーズを仕込み中。

—家を建てるつもりがなかったのに、なぜ建てることに?

2人とも横浜出身で、結婚後もずっと地元の近くで暮らして来たので、ちょっと違う地域に住みたいな、という気持ちが先でした。

結婚して10年くらい2LDKの賃貸マンションに住んでいたのですが、周囲からは賃貸で十何万も払い続けるのはもったいないとも言われていて……。ちょうど私が転職したタイミングで休日が多く取れるようになったので、「家でも見に行ってみる?」というノリかつ暇つぶし感覚で展示場に足を運びました。

—それでBESSの展示場に行ってみたと。

いえ、最初は一般的な総合住宅展示場でしたね。その一日色々な住宅を見させてもらいましたが、みんなあまりに立派でステキすぎて(敷居が高すぎて)「やっぱりまだ要らないね!」ということになりました。でも、家を見ること自体は楽しかった。

その展示場見学が終わった後、もしこの中で買うなら?という話を2人でしたときに、意見が一致したのが木の家だったんです。無垢の木の床を裸足で歩いたのがすごく気持ちよかったのを覚えています。

土間側から撮影した1階部分。奥にダイニングキッチンがあり、完全に土間をリビングとして使っているのがわかる。インテリアはソファを軸にコーディネート。「家を建てたらこのソファを買うと決めてました」

—共通のキーワードができたんですね。「住むなら木の家」みたいな。

ですね。もともとBESSは雑誌等を見て知っていたので、まずは藤沢にある展示場に行きました。とっても楽しかったですよ。普通の展示場と違う、ワクワク感というか、自由さというか。

やっぱり一番最初に目に入ったのはBESSドームで、生活するならワンダーデバイスだよね、なんて話をしつつその日は帰りました。ただ、この時点でもまったく買うつもりはなくて、家を見るのが楽しいというレベル。

それから住居のタイプやローン・諸費用、土地など、家を建てるための話がどんどん具体的になってきたら、なんだか急に怖くなってしまって。もともと買う気はなかったので、結局そのままフェードアウトしてしまいました。

キッチン脇の棚はご主人がD.I.Y.で作ったもの。アナログの計りやメイソンジャーなどが置かれていた。

—なかなか買わないですね(笑)。一生に一度あるかないかですもんね。

正直ビビったんですね。このまま約2年間は、家のことなんかすっかり忘れて普通に生活していました。馴染みのクルマ屋さんが横須賀にあって、こちら方面にはよく来ていたのですが、ある時そこの社長に「いっその事こっちに住んじゃえば?」と言われたんです。

10年以上同じ家に住んで飽きてきたし、もともと違う地域に住みたいという思いもあったので、それもアリだなと……。それで、まずは葉山の海の方にアパートを借りて住むことにしました。

—様子見という感じですか。その時はどんな暮らしだったのですか?

2人で暮らすにはちょっと狭いアパートでしたが、逗子駅からは朝の通勤も座れるので便利だし、クルマ仲間と遊んだり、暇なときは海に行ったり、山の方まで自転車で行ってみたり。

なんて環境の良いところなんだろう!と、2人ともすぐに葉山のとりこになりました。

まだやりかけという玄関回りだが、カウチンセーターや手斧のディスプレイが雰囲気たっぷり。

次ページに続きます。

「BESSの家」とは?

「BESSの家」とは?

「住む」より「楽しむ」をスローガンに、ログハウスなど個性豊かな木の家での暮らしを提供しているBESS(ベス)。住む人が遊びごころを活かし、自然体でおおらかな毎日を過ごせる家づくりが魅力のひとつだ。www.bess.jp

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GO OUT編集部
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