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キャンプサイトのデコレーションって、いつから始まったの?
GO OUT CAMPをはじめ、様々なフェスやキャンプ場で多く見られるようになってきた装飾されたテントサイトたち。最近では“グランピング”の登場などもあり、世間の認知もさらに高まって「魅せるキャンプ」や「おしゃれキャンプ」なんて呼ばれている。日本オリジナルとも言える独自のテントサイトデコレーションは、一体いつ始まったムーブメントなんだろう? ふとそんな考えがよぎり、GO OUT誌面をひっくり返してみたところ、創刊号にその起源(とGO OUTが認識する)が掲載されていた。
2007年発売のGO OUT vol.1「フェスで見つけたナイスなテント」という企画に掲載された、老舗野外フェス「Natural High!」でのキャンプスナップ。ひと際大きく掲載された男性2人組のテントサイトは、大型タープにソロテントを対面式に配置したシンプルなものだが、タープの出入り口にはウインドスピナーやスターライト、自作のランタンスタンドにカラフルなダストボックスなど、現在の魅せるキャンプサイト作りの原型のような凝ったデコレーションが施されている。背景にあるタイダイ布などを見る限り、トランス系レイヴっぽさも感じられるものの、当時としてはフェス会場内でもかなり異彩を放っていたよう。
当時の編集長に話を聞いたところ、この企画のために様々なフェスやレイヴなどに出向き、キャンプサイトを隈なく歩き回ったものの、テントサイトをここまで飾り付けていたのは彼らだけだったとのこと。ブース出展している雑貨屋さんなどがこのような飾り付けをすることはあっても、自分たちのテントを飾りつけるというのはほぼ見かけることがなかったそうだ。
もしかしたら、同時期に同じようなことをやっていた人もいたかもしれないが、GO OUTが目立ったフェスなどを取材する中で、一番最初に出会ったのが彼らのサイトだった。
6年前のふもとっぱらは、ロースタイルが主流だった。
ここから、少しずつ形を変えて、現在のテントサイト作りの方向性へとシフトしていったようで、2010年10月に開催したGO OUT CAMP vol.5の様子が掲載された誌面スナップ企画を見ると、派手さや豪華さは現在ほどではないものの、今のサイト作りの原型のようなものが感じられる。当時は、座面の低いテーブルやチェアを持ち込んでピクニック的なキャンプを楽しむロースタイルが主流だった。ブルーリッジ、ペレグリンファニチャーなどのウッド製ファニチャーなどが一気に浸透したのもこの頃だった。
以前の画像を見比べてみると、徐々に新しいキャンプスタイルが出来上がっていく過程が見てとれる。こうした日本オリジナルのおしゃれキャンプスタイルはGO OUT CAMPはじめ、様々なフェスやイベントで熟成していったようだ。
そして今……。現在進行形のキャンプスタイルは自分の目でチェック!
おしゃれテントサイトの祭典(!?)とも言われているGO OUT CAMP vol.12が9月30日〜10月2日に開催となる。キャンプはもちろん、アーティストも超豪華!! MYサイトのデコレーションを頑張った後は、ライブを楽しんだり、フードコートで美味しいフェス飯を食べたり、ビールを飲んだり、そして会場内のおしゃれなサイトを見て回って、気になるキャンパーに話しかけてみるのもイベントならではの楽しみ方。気持ちよく挨拶すれば、きっと快くサイト作りのコツを教えてくれるハズ。
気になる人はぜひふもとっぱらへ出かけてみよう!!
GO OUT CAMP vol.12
オートキャンプ駐車券1枚+1泊2日入場券1枚セット¥9000 ゲート横駐車券1枚+1泊2日入場券1枚セット¥8000 10月 1日日帰り駐車券1枚+日帰り入場券1枚セット¥5500 1泊2日入場券 大人¥6000 10月1日日帰り入場券¥3500 前夜祭入場券¥1000
※保護者同伴に限り小学生以下無料 ※本記事公開時に券種によっては売り切れの可能性もあります。