ギアのように使い分けたいけどそうはいかないクルマ選びに悩めるみなさんのために、カッコも機能も納得のいく1台に乗る達人たちのスタイルをリサーチしてきましたので、ジブンに似合う愛車選びの参考にどうぞ!!
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セルフカスタムで何度も作り直し、たどりついたベストセッティング。(’01 MITSUBISHIDELICA SPACE GEAR)
OWNER:小濱潤平(VANCAMP 代表)
購入:2018年/中古車販売店
この1台に乗り、本格的にバンキャンプにハマったという小濱さん。「それまでも海外サイトで情報収集していたけど、実際にデリカに乗ってDIYでカスタムする楽しさを知りました」。そして現在は、約4000人が参加するバンキャンプのイベントを主催。インフルエンサーとしても活躍している。
「クルマの旅をバンライフとするなら、外遊びをしながら車中泊を楽しむのがバンキャンプ。もうすこし身近なカンジですね。そろそろ違うバンに乗り換えたい気持ちもあるけど、愛着がわきすぎて、なかなか手放す決心がつかないんですよ」。
’00年代にリリースされていたスペースギアのなかでも、ハイルーフのロングボディは珍しい。「10人乗りの送迎バスとして使われていたモデルを入手しました。カラーも含め、外装はほぼカスタムしていません」。
ひと目惚れしたクラシックレンジがファーストカー。(’91 LAND ROVER RANGE ROVER)
OWNER酒井大輝(nowhere 代表)
購入:2023年/個人売買
酒井さんが昨年末に入手した念願のファーストカーは、91年製の初代レンジローバー。「ずっと丸目のランクル70を探していたけど、偶然出会ったこの1台にひと目惚れしちゃいました」。マイカーを手に入れたことで、ライフスタイルも激変。行動範囲も格段にひろがったとか。
「とにかく旅に出る機会が増えました。目的を決めないドライブをしたり、地方でノンビリしたりとか。いまはひとりの時間が楽しくてしょうがないです。スノボが趣味だけど、このクルマでまだ雪山デビューをしていないから、冬になるのも待ち遠しいですね」。
内外装はすべて純正のままで、英国の都市名から名付けられたボディカラーのプリマスブルーもお気に入り。「昔の24時間テレビで、たけしさんにぶつけられた、さんまさんのクルマと同じ車種とカラーです(笑)」。
アメ車好きが高じて、シェビーバンからサバーバンへ。(’97 CHEVROLET SUBURBAN)
OWNER:平田一真(FREAK’S STORE バイヤー)
購入:2023年/中古車販売店
昨夏にシボレーのシェビーバンからサバーバンに乗り換えた平田さん。「大きなアメ車が好きだけど、シェビーバンはちょっとデカ過ぎて(笑)。キャンプやスノボも楽しみたいから、山道でも運転しやすく機動力のあるサバーバンにしました」。
趣味のDIYを活かし、これから内外装をセルフカスタムする予定。「できるだけ快適に車中泊ができるクルマにしていきたいです。とりあえず、ラゲッジにウッドのスライドドアをセットして部屋っぽくしようかなと。見た目はタフだけど、内装はコンフォータブルな1台に仕上げたいですね」。
全長はシェビーバンより短いが、それでも5mオーバーなのでハイエースより長い。「ついシェビーバンと比べちゃうから、街中でも取り回しがラクな気がします(笑)。ボディカラーは2トーンにカスタムするかも?」。
天井まで伸びたフロントガラスが開放感バツグン。(’16 CITROËN C4 PICASSO)
OWNER:山川明男(nonnative,hobo PR)
購入:2018年/ディーラー
「まわりとカブらず、街中でも快適に乗れる1台がよかった」と、シトロエンのC4ピカソを愛車に選んだ山川さん。日常はもちろん、キャンプに行く道中の運転も楽しんでいる。「ミニマルなデザインも好みだけど、1番のお気に入りは天井まで伸びた大きなフロントガラス。実際に乗ってみると、めちゃくちゃ視界が広くて開放的。自然の中をドライブすると最高に気持ちいい」。
今夏で6年目になるが、まだまだ乗り続ける予定。「もし乗り換えるとしても、またシトロエンのクルマを選ぶかも。エアクロスのEVとか気になります」。
丸みを帯びた独特のフィルムが特徴的なC4ピカソ。モカブラウンの上品なカラーもフランス車らしい。「デザイン的にも機能的にも完成されているから、カスタムする予定もないけど、色違いは乗ってみたいかも」。
本記事は GO OUT vol.179 からの転載記事です。