岡山県倉敷市の端に位置し、デニムを中心とする衣料製造の日本の一大産地として知られる児島で、工場で保管している生地の残反を用いてアップサイクルしたアイテムを展開する「児島新鮮組」。
児島は約80平方キロメートルの小さな町なのだが、縫製、裁断、染め、加工と、生地が衣服になるまでのすべての工程が行える優れた生産能力を持っており、その品質の高さは間違いなし。今回ご紹介するビッグショーツを見る限り、デザインにおいても、ただものじゃない予感がプンプンする。
ビッグショーツ ¥18700
アイテム名のとおり、かなりのビッグシルエットとなるため、ショーツというよりも半端丈のパンツといったイメージ。わたりも極太なので、ストンと落ちるシルエット。股上が深く、ウエスト位置によってシルエットとレングスを変わり、ウエストはゴム入りのイージー仕様。
ウエストバンドの背面のみ、ゴムやコードを通していないため、ゆったりとしたイージーパンツ特有のヒップのたるみを抑え、すっきりとした印象に。フロントはきつめにゴムが入れ、タックの入ったトラウザーズのようなデザインとなっている。
ラインナップとしては、保管している生地の残反を使用しているので、カラーや柄、そして生地はそれぞれ異なってくる。
今回撮影した5型では、60/40クロスを使用したものや、綾織りによるヘリンボーン生地、ライトキャンバスのようなコットン生地、高密度で光沢感のあるライトオンスのデニム生地があったが、そのほかにも、デジタルカモなどの総柄も展開していたりする。
今後、新たに生み出されるアイテムに注目しつつ、活動を応援しよう。
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Photo/Shouta Kikuchi