9月末に開催された、GO OUT CAMP 2023(以下、GOC)。先日、会場で見つけた「なにこれ!」と驚くユニークギア5選をご紹介しましたが、その取材の最中「実はコレ、キャンプギアじゃないんです」と、日用品をうまくキャンプに取り入れている人も多数発見。
そこで今回は、アイデアマンなキャンパーさんたちが愛用していた、意外性アイテムを5つピックアップしてご紹介します。
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ホームセンターで見つけた収納アイテムで、定番ラックがより便利に。
仲間たちとのグループキャンプを満喫していたりょうさん。紹介してくれたのは、「UNIFLAME(ユニフレーム)」の定番アイテム、フィールドラック……ではなく、その下に取り付けられていたこちら。
戸棚下に、収納スペースを追加できる、差し込み式ワイヤーラックです。本来は家のキッチンなどに取り付け、ラップやホイルを収納スペースするのに使われるアイテムですが、りょうさんはそれを活用。
「カインズホームに立ち寄った際、このラックの活用法を思いつき、フィールドラックに取り付けてみたら、想像以上に便利で愛用してます。」
「デザインもフィールドラックとマッチしていて、違和感ない点も気に入っています。デッドスペースになりがちなラック下を有効活用できるのでおすすめです! 僕の場合は、洗った食器や、意外と困る鍋のふたの置き場所として重宝してます。メインテーブルの上がスッキリしたのも収穫です。」
小料理屋から借りてきた、ヘビーデューティな真四角クッカー。
つづいて見つけたのが、かなり大きく、そして真四角のフォルムがインパクト抜群なこちらの鍋?のようなもの。見慣れない大型クッカーの正体とは……?
「この鍋、実は業務用の蒸し器なんです。本来は茶碗蒸しなんかを蒸すのに使われてます。今回のグループキャンプに合わせて、知り合いの小料理屋から借りてきました!」
「縦横が35 × 35cmあるので、大人数でおでんや鍋料理をするのに最高! ガスコンロにジャストなサイズだし、クルマに積みやすいスクエアな形もいいですよね。」
作業用の足場台が、おしゃれな収納ラックに。
ブラックを基調として、DIYしたファニチャーやヴィンテージのボックスなど、個性を感じさせるアイテムを散りばめていたこちらのサイトで一際目を引いたのは、キッチンラックとして活用していた、洗車や工事の現場で使われる足場台でした。
「サイトにブラックのラックを置きたくて、ベストなものを探した結果、この足場台に行きつきました。下段に塗装したウッドボードを渡して、2段で使えるようにカスタムして使っています。」
「かさばりますが、脚を開くだけで設営ができて、電子レンジやポータブル電源などの重いものも安定して置けて便利です。もちろん洗車や車のルーフにアクセスするときも活躍しています。」
「ブラックの足場台はいろんなメーカーが出しているんですが、細かい部分までオールブラックなところが気に入って、この長谷川工業の足場台を選びました。アルミ素地のものより、自分のサイトに馴染むので満足してます。」
CB缶で自動炊飯できる、リンナイの隠れた名品。
ユニークなアイテムが多く見られたヒロシさん家族のサイト。その中でも気になったのがこちらの炊飯器。家庭用ガス機器メーカー、リンナイのガス式炊飯釜「こがまる」です。
「育ち盛りの子供が2人いる我が家にとって「こがまる」はファミキャンに欠かせないアイテム。保温機能こそないものの、家の炊飯器のように一度にたくさんの米をボタンひとつで炊けるのは便利ですね。」
「このアイテムを知ったきっかけは、大家族の友人のすすめでした。実際に使ってみると炊飯が楽になったうえ、これで炊いた米がけっこう美味いので重宝してます。洗いやすいのもいいですね。」
「本来は家のガスに繋いで使うアイテムなんですが、オプションのアダプターを使ってCB缶で使えるようにしています。タクティカル系のカスタムパーツでCB缶ケースをカスタムして自分好みに仕上げているので、より愛着が湧きます!」
アマゾンで発見した折りたたみベビーチェア。
最後は、1歳のお子さんを持つトッシーさん家族のサイトにあったアイテム。安心して幼児が自然と触れ合えそうな、カンガルースタイルの大型のドームテント内にあったのは、この小さなチェアでした。
「フィールドでも子供とテーブルを囲いたかったので、幼児用の椅子を探していました。そして、アマゾンで見つけたのがこの折りたたみ式のベビーチェアなんです。」
「決め手は自分のサイトに合うブラックカラーとコンパクトになる作りです。もちろん家でも活躍してます!」
「さらに、テーブル付きなので、ドリンクやおもちゃも置けます。子供がチェアから落ちるのを防ぐ、ハーネスも付いているので安心です。小さいお子さんがいらっしゃるご家庭にはぜひおすすめしたいアイテムです!」
キャンプで使えるアイテムは、アウトドアの外側にもある。
キャンプ用品ではないけれど、キャンプで使えるアイテムたち……。今回、取材させていただいたキャンパーさんに共通するのは、キャンプ用品というカテゴリにこだわらず、便利そうだと判断したら何でもキャンプに取り入れるという、柔軟なスタンスでした。
もしかしたらみなさんの日常の意外な場所に、キャンプで活躍できるアイテムがまだまだ眠っているかも……。自由な視点で探してみると、思わぬ名品と出会えるかもしれません!