9月12日、江東区のメガウェブにて「TOYOTA SUVシリーズ PRイベント」が催された。同イベントでは、13年振りの国内復活を遂げた“ハイラックス”を目玉に、オシャレキャンパーからも絶大な支持を得る“FJクルーザー”のファイナルエディション、大幅なフェイスリフトが施された新型の“ランドクルーザープラド”、7月にマイナーチェンジされたトヨタSUVのフラッグシップ“ランドクルーザー200”の4車種がお目見え!
会場には、ハイラックスのラリー車やTRD仕様なども展示され、各車の開発者によるトークショー、さらに、音楽イベントプロデューサーとして活躍する元俳優の小橋賢児さんがゲストとして登場し、自らのライフスタイルに沿ってハイラックスの楽しみ方について語ってくれた。
ここからは注目のハイラックスを中心に、トヨタが誇る本格SUVについてお届けしよう。
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タフ&ワイルドなハイラックスは一級のアウトドアギアだ!
ハイラックスの初出は1968年と古く、日本では2004年まで発売されたロングセラー車。13年振りの国内復活となる現行型(8代目)は、2015年にリリースされたタイまたはオーストラリア仕様の正規輸入モデルとなり、日本仕様は後部座席を設けた5人乗りのダブルキャブで、パートタイム4WDの設定。屈強なフレームには、悪路もヘッチャラな走破性に優れるしなやかな足周りを組み、オン/オフ問わず快適に走ることが可能。
エンジンは、最高出力150psを発生する直列4気筒の2.4Lディーゼルターボ(2GD-FTV型)を搭載する。グレードはベーシックなXの他に、LEDランプ、自発光式のオプティトロンメーター、アクティブトラクションコントロール、リヤデフロック、緊急自動ブレーキ装置などを備えた上級版のZの二種類をラインナップ。
なお、ハイラックスはピックアップに分類される。北米などでは高い人気を得ているピックアップトラックだが、日本、とくに都心部ではその実用性を活かすことが難しく、税金が安いとは言っても毎年車検を受けなければならない1ナンバーであることから敬遠されがち……。だけど、リヤデッキに無造作にポンポン荷物を放り込める使い勝手の良さは一度使えば病み付きになること必至! この優れたユーティリティーはアウトドアシーンで大活躍してくれるはず。それに『トラック』っていうのが男心を掻き立てますよね!!
ハイラックス(X):326万7000円
ハイラックス(Z):374万2200円
FJクルーザーのフィナーレを飾るスペシャルカラー&装備。
次に紹介するのはご存じFJクルーザー。元々は北米向けに開発された車両だが、その個性的な外観に加えてランクルプラドとプラットフォームを共通としたラダーフレームなどの本格装備も手伝って根強いファンから支持され、2010年から国内でも発売されること運びとなった一台だ。
しかし、北米では2014モデルを最後に販売終了、日本仕様も昨年に生産を終えることがアナウンスされた……。そんな中にあって、今回発表されたファイナルエディションはまさに最後の花火! ボディに特別色のベージュを配し、シート表皮やインテリアパネルの一部にも同色系を取り入れることでスタイリッシュなツートンカラーに。ラジエターや前後バンパーなどはブラックとして引き締まった印象を与えている。他にも限定装備として、フロントフォグランプやサイドステップ、20インチの大径アルミホイール(純正は17インチ)などを採用。11年続いたブランドを締めくくるに相応しい仕上がりとなっている。発売は10月16日を予定。
FJクルーザーFinal Edition:349万2720円
より精悍に、より安全になったランドクルーザープラド。
最後はランドクルーザーシリーズ。7月に三度目のマイチェンを施し、装備が一層充実されたランクル200。このランクルの弟分であるプラドの最新型はグリルとヘッドランプを一体化することで力強さを演出。インテリアも視認性や上質感が高められている。また、トヨタの先進技術である衝突回避支援パッケージ“Toyota Safety Sense P”やシフト操作時における急発進を抑制するドライブスタートコントロールを全車に標準装備して安全性を向上。さらに、シリーズ初としてトルセン5LSDをリヤに備え、5つの走行モードを選べるドライブモードセレクト機能(TZ-Gのみ)を採用するなど、内外ともにアップデートされている。
ランドクルーザー:472万8240円~
ランドクルーザープラド:353万8080円~
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