アクションカメラの定番「GoPro(ゴープロ)」のHEROシリーズがアップデート! さらに進化した待望のフラッグシップモデル「GoPro HERO10 Black」が発表された。
「GoPro HERO10 Black」
フロントカラーディスプレイの搭載や5K動画対応など、かつてないほどの大幅なアップデートとなったHERO9と比べると、目に見えて分かる変更は少ないものの撮影性能や使い勝手がかなり向上している。どんな進化を遂げたのか、ザッと見ていこう!
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プロセッサーが新しくなり、撮影性能や操作性が向上。
プロセッサーがGP2へとアップデートされたことで、のちほど紹介する撮影性能の向上はもちろん、タッチコントロールのレスポンスやシャッターの反応速度などの操作性も大幅にアップ。ストレスなく撮影できるようになっている。
撮影性能が向上! ビデオは5.3K30/4K120、写真は23MPに。
HERO9では5Kだったビデオの解像度から5.3Kにアップ。4K撮影時のフレームレートが60fpsから120fpsに倍増して、動きが速いアクションスポーツでも驚くほど滑らかな映像の撮影が可能になっている。また、HERO9では1080pで8倍だったスローモーションは2.7Kで8倍に進化した。
そして、写真は20MPから23MPに画質が向上。また、5.3Kビデオから15.8MPの高画質な写真の切り出しも可能となっている。
手ぶれ補正機能HyperSmoothが4.0にアップデート。
ジンバルなしでもプロが撮影したようなヌルッとした映像が撮影できる画像安定化機能「HyperSmooth」が4.0にバージョンアップ。水平を完全にロックして撮影できるホライゾンレベリング機能で対応できる傾きが27度から45度に拡大したことで、今まで以上に激しい動作の多いアウトドアアクティビティの撮影において心強いスペックとなっている。また、ウェブカメラとしても使用できて、ライブストリーミングをする際も、手ぶれを低減しながら安定した映像を配信可能だ。
先日開催されたHERO10の発表会で編集部スタッフがHyperSmooth 4.0をいち早く体験してみた。都市型高速クルーズに乗って、激しく揺れる船上でGoPro HERO10 BLACKを手持ちにして撮影した動画がこちら。
HyperSmooth 4.0モードをON/OFFにしたものを比較すると一目瞭然。猛スピードで海上を駆け抜け、船自体は波によって上下に揺れて手元が不安定な中でも、水平を保ちながらブレが抑えられており、非常に安定した撮影が可能だった。
有線での高速データ転送に対応。
Quikアプリ(旧Goproアプリ)の無制限クラウドストレージへの自動アップロードがより簡単になっていて、Wi-Fi環境下で電源接続するだけでアップロードが可能に。
また、スマホへの転送では従来のワイヤレス転送に加えて、今回新たに有線による転送も導入。USBケーブル(iOSは変換アダプタ必要)を介してコンテンツにアクセス可能になった。転送速度はワイヤレスより50%以上速いので、転送にかかる時間が大幅に短縮できるのは嬉しいポイントだ。
GoPro.comで販売スタート。
サイズはHERO9(写真左)と全く同じ幅71.0×高さ55.0×奥行き33.6mmながらも、重量は3%の軽量化を果たして153gに。また、シリーズ史上最もワイドな155°の超広角撮影が可能になる「Maxレンズモジュラー」など、HERO9で導入されたモジュラーはそのままHERO10で使うことができる。
HERO10 Blackはオープン価格となっているが、GoPro.comでの販売価格はGoProサブスクリプションと同時購入の場合¥54000となっている。
(問)GoPro gopro.com/ja/jp/