11月27日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、同ブランドのSUVラインナップで最小モデルとなる「T-クロス」の日本導入を発表した。
まず発売されるのは導入記念特別仕様車の「T-クロスTSI 1st(税込299万9000円)」と、装備を充実させた「T-クロスTSI 1st プラス(税込335万9000円)」の2モデルで、納車は2020年1月以降を予定している。
116ps/200Nmの1.0L直3ターボを搭載。
ボディサイズは全長4115×全幅1760×全高1580mmで、ホイールベースは2550mm。日本でも扱いやすいコンパクトなボディの持ち主だが、居住性の高いキャビンや455Lの荷室を確保。後席は140mmの前後スライド機構に加え、60対40の分割可倒機構が備わり、荷室を最大で1281Lに拡大できる。車両重量は1270kgだ。
パワートレインは116psと200Nmを発揮する1.0L直列3気筒ターボエンジンと7速DCT(DSG)の組み合わせで、駆動方式はFF。燃費は、実際の走行に即した計測方法を採用するWLTCモードで16.9km/Lをマークする。
エクステリアは、フォルクスワーゲンのSUV らしさを継承しながらも、個性的なデザインを採用。存在感のあるボンネット、ヘッドライトと一体化したワイドなラジエーターグリル、ボディサイドを水平に走るキャラクターラインが特徴だ。
力強いショルダー部はパワフルな外観を強調し、リヤエンドの横幅一杯に広がるブラックトリムフレームを備えたリフレクターバンドが、クルマの幅広さを視覚的に演出している。
キャビンは高い着座位置により、前方視界が良く視認性の高さが特色。機能的にまとめられたデザインは新世代フォルクスワーゲンSUVに共通する魅力といえる。
導入記念特別仕様車「T-クロスTSI 1st」、「T-クロス TSI 1st プラス」には、先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブクルーズコントロール”ACC” (全車速追従機能付)や、プリクラッシュブレーキシステム”Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、駐車支援システム”Park Assist”、車両後方の死角を監視し、ドライバーに警告を発するブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)などを特別に標準装備。
また、快適性や機能性を高める装備として、ナビゲーション機能やオーディオシステムに加え、コネクテッドカーとしての機能を有するフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム”Discover Pro”、スマートエントリー&スタートシステム”Keyless Access”、ケーブルに接続せずにスマートフォンを充電できるスマートフォンワイヤレスチャージングなどを特別に標準装備している。
上級版の「T-クロス TSI 1st プラス」にはさらに、レーンキープアシストシステム”Lane Assist”や、ハイビームアシスト、パドルシフト、インテリアアンビエントライト、シルバールーフレール、スポーツコンフォートシート(運転席/助手席)、215/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(「T-クロス TSI 1st」は205/60R16タイヤ&16インチアルミホイールが標準)が標準装備されている。
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