GoPro(ゴープロ)が小型ドローンKarmaと新しいアクションカメラシリーズHERO5を発表。9月28日に開催されたメディア向けの発表会で日本初披露された。
KarmaはGoProが初めて手掛けるドローンで、アクションカメラHEROシリーズを搭載して空撮が行なえる。対応するカメラはHERO4と今回発表された新しいカメラHERO5 Black、およびHERO5 Session。
GoProはKarmaを、ドローンというよりも種類豊富なGoProアクセサリーの一つと位置付けている。そのためコンパクトで携帯性がありバックパックスタイルで持ち運べることが最大のウリとなっている。ドローン本体は折り畳み式で、すべて開いた状態での寸法は303×411×117mm、プロペラを外し折りたたむと365.2×224.3×89.9mm。ドローン本体の重量は1006グラム。フライト時間は、1回のバッテリーで最高20分。最高速度は秒速15mで、最大距離は1000m、最大飛行高度は4500mとなっている。
また、特徴的なのは、スタビライザーをドローンから取り外し、付属のハンドグリップにも取り付けることで手持ちのジンバルとして使えること。手持ち以外にもマウントを使ってハンドグリップをヘルメットなどに取り付けることも可能で、ブレの少ない映像を撮影することができる。
Karmaのセット内容は、ドローン本体、タッチスクリーン搭載のコントローラー、アクションカメラのスタビライザー、手持ち撮影用のハンドグリップからなり、全てを収納できる専用バックパックがついている。
日本での発売時期と価格は未定だが、発表会では「日本では今年の秋に発売したい」というアナウンスがあった。アメリカでは全てがセットになって799.99ドルとなっていて、日本のおいてもドローン入門機として魅力的な価格になりそうだ。
同時に発表された新しいアクションカメラシリーズHERO5は、上位モデルのHERO5 BlackとコンパクトなHERO5 Sessionの2モデルがラインナップ。
新たな機能としては、4K/30fpsでの撮影、手ぶれ補正、ハンズフリーで音声によるコントロール、クラウドへの自動アップロードなどが加わった。また、防水性能はハウジングなしで水深10メートルまでサポート。ハウジングを必要としないことで、音がこもらないという利点もある。
さらに、上位モデルのHERO5 Blackでは背面に2インチのタッチディスプレイを搭載。静止画の解像度も12メガピクセルで、RAWモードとWDR(多重露出)モードでの静止画撮影に対応している。
価格はHERO5 Blackが¥47000(税抜)、HERO5 Sessionが¥36000(税抜)でいずれも10月2日発売予定。
Text/Shinya Miura
(問) GoPro jp.gopro.com/