ビームスとは、1976年に原宿で誕生した日本を代表するセレクトショップ。BEAMS、BEAMS PLUS、BEAMS Fなど主要レーベルの違い、40代・50代におすすめの選び方、アウトドアブランドとの別注や人気の理由まで紹介。

ビームスとは? 

ビームスは、日本を代表するセレクトショップのひとつだ。国内外から厳選したブランドを取り扱うだけでなく、オリジナルブランドの企画・販売も手がけ、独自の視点でファッションを提案し続けている。

単に服を販売するだけではなく、「こんな着こなしがおもしろい」「こんな暮らし方が心地いい」といったライフスタイルそのものを編集して発信してきたことも、長年支持される理由だろう。近年はアウトドアやキャンプとの親和性も高まり、アウトドア好きにも身近な存在となっている。

原宿から始まり、日本のセレクトショップ文化を切り開いた。

ビームスは1976年、東京・原宿に誕生した。当時はアメリカ西海岸のファッションやカルチャーを日本へ紹介するショップとしてスタートし、それまで一般的ではなかった「セレクトショップ」というスタイルを広めた存在でもある。

店頭には国内ブランドだけでなく、海外のアイテムも数多く並び、「良いものを世界中から集める」という考え方は現在まで受け継がれている。時代ごとのトレンドを取り入れながらも、自分たちらしい編集を加える姿勢が、多くのファンを惹きつけてきた。

ファッションだけではなく、カルチャーまで編集するブランドへ。

現在のビームスは、洋服を販売するだけのショップではない。音楽やアート、アウトドア、スポーツなど、さまざまなカルチャーと積極的に関わりながら、新しいライフスタイルを提案している。

雑貨や家具、生活用品を扱う店舗も多く、暮らし全体を楽しむためのアイテムが揃うのも特徴だ。こうした幅広い提案力こそがビームスの魅力であり、「何を売るか」だけではなく「どう見せるか」という編集力そのものがブランドの価値になっている。

アウトドア好きから支持される理由は“別注のうまさ”にある。

ビームスがアウトドアファンからも高く評価される理由のひとつが、数多くのブランドとの別注アイテムだ。本格アウトドアブランドが持つ機能性を活かしながら、街でも着やすいデザインへとアップデートしたアイテムを数多く生み出している。

アウトドアウェアをそのまま販売するだけではなく、「日常でどう着るか」まで考えられた提案が多いため、アウトドア初心者でも取り入れやすい。

人気アウトドアブランドとの別注モデルが数多く展開されている。

ビームスとグラオミチによるコラボショーツ。

ビームスでは、グラミチやダナー、ブリーフィング、アークテリクスなど、人気ブランドとの別注アイテムを数多く展開している。

単にロゴを変えるだけではなく、別注カラーや限定素材、シルエットの調整など、ビームスならではのアレンジが施されることも少なくない。そのブランドらしさを残しながら、ファッションとして取り入れやすく仕上げている点が、多くの別注アイテムが人気を集める理由だ。

本格機能を街着へ落とし込む提案力がある。

近年人気のアウトドアミックススタイルとも、ビームスは相性が良い。アウトドアブランドの高い機能性をそのまま活かしながら、街でも取り入れやすい着こなしへ落とし込む提案を得意としている。

シェルジャケットやフリースなど本格的なアウトドアウェアも、トレンドやライフスタイルに合わせて編集することで、日常着として自然に楽しめる。この「機能服を普段着へ変える提案力」こそ、ビームスが長く支持される理由のひとつだ。

シャツやスラックスを合わせると、大人のアウトドアミックスがまとまりやすい。

@B印 MARKET / narifuri メッシュシャツジャケット前

アウトドアウェアを街で着るなら、きれいめのアイテムを組み合わせるのがおすすめだ。例えばシェルジャケットにオックスフォードシャツやスラックスを合わせると、機能性を活かしながら都会的な印象に仕上がる。

足元はサロモンやダナーなどの機能的なシューズ、バッグはブリーフィングのようなアイテムを選ぶと、テック感と上品さのバランスが取りやすい。アウトドアブランドを日常のスタイルへ無理なく取り入れたい人にとって、ビームスのコーディネートは参考になることが多い。

ビームスの主要レーベルを知ると、自分に合う店が見つけやすい。

ビームスと一口にいっても、実は複数のレーベルで構成されている。それぞれターゲットやデザインの方向性が異なるため、「ビームスが自分には合わない」と感じている人でも、別のレーベルならしっくりくることは少なくない。

店舗によって取り扱うレーベルも異なり、同じビームスでも店の雰囲気は大きく変わる。まずは各レーベルの特徴を知ることが、自分に合ったショップやアイテムを見つける近道になる。

BEAMSはトレンドとベーシックを楽しめる定番レーベル。

ブランドの中心となる「BEAMS」は、カジュアルを軸にしながら、その時々のトレンドを程よく取り入れたアイテムが揃うレーベルだ。

デニムやシャツ、スウェット、アウターまで幅広いラインアップを展開しており、オン・オフを問わず使いやすいアイテムが多い。シンプルな定番アイテムから旬のデザインまで揃うため、年齢を問わず取り入れやすく、「まずビームスを知りたい」という人にも入り口となる存在。

さまざまなブランドやプロジェクトとのコラボ、別注アイテムを継続的にリリースしているのも特徴だ。

BEAMS PLUSは大人のためのアメリカンカジュアルを提案する。

BEAMS PLUSは、1940〜60年代のアメリカンスタイルをベースに、アイビー、ワーク、ミリタリー、スポーツの4つのカテゴリーを現代的に再構築したレーベルだ。

流行を追いかけるよりも、長く着続けられる定番アイテムを大切にしているのが特徴。無骨な雰囲気を残しながらも現代のシルエットへアップデートされており、アウトドアブランドやワークウェアとの相性も抜群だ。着込むほど味が出るようなアイテムも多く、服好きから根強い支持を集めている。

BEAMS Fは上質なジャケットスタイルを楽しみたい人に向く。

BEAMS Fは、クラシックなテーラードスタイルを提案する大人向けレーベルだ。

上質なジャケットやシャツ、スラックスを中心に展開し、ビジネスカジュアルから休日のきれいめスタイルまで幅広く対応する。派手なトレンドよりも品質やシルエットを重視したラインアップが多く、落ち着いた装いを好む40代以降にも高く支持されている。

女性向けレーベルも充実し、幅広いライフスタイルを提案している。

ビームスはメンズだけでなく、「BEAMS BOY」や「Ray BEAMS」といった女性向けレーベルも展開している。

BEAMS BOYはメンズライクなワークやミリタリースタイルを女性向けにアレンジした人気レーベルで、Ray BEAMSはトレンド感のあるファッションを提案している。そのほかにもライフスタイルに合わせた多彩なレーベルが揃い、幅広い世代や価値観に応えていることも、ビームスならではの魅力だ。

40〜50代なら、ライフスタイルに合わせてレーベルを選ぶのがおすすめ。

40〜50代になると、流行だけで服を選ぶよりも、長く付き合える一着を選びたいと考える人が増えてくる。ビームスには大人世代と相性の良いレーベルも揃っているため、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが失敗しないポイントだ。

普段着を楽しむならBEAMS PLUSがもっとも取り入れやすい。

休日のカジュアルスタイルが中心なら、BEAMS PLUSがおすすめだ。

ワークやミリタリー、アイビースタイルを現代的にアップデートしたアイテムが多く、流行に左右されにくいデザインが魅力。デニムやチノパンはもちろん、グラミチやダナーといったアウトドアブランドとも自然に組み合わせられる。

「長く着られる服が欲しい」「定番を少しずつ育てたい」という40〜50代には、特に満足度の高いレーベルといえるだろう。

仕事でも着回したいならBEAMS Fが頼れる存在。

ジャケットを着る機会が多い人や、上品なスタイルを好む人にはBEAMS Fが向いている。

上質な素材や美しいシルエットにこだわったアイテムが多く、ビジネスカジュアルから休日のきれいめコーデまで幅広く対応できる。シャツやジャケット、スラックスを中心に揃えれば、オン・オフを問わず着回しやすく、大人らしい落ち着いたスタイルを作りやすい。

トレンドに左右されないクラシックな魅力があるため、40〜50代が着回すレーベルとしてもおすすめだ。

店舗へ行く前に知っておきたい。価格帯と買い方のポイント。

ビームスはオリジナルブランドから国内外のセレクトブランドまで幅広く取り扱っているため、価格帯もアイテムによってさまざまだ。あらかじめ相場や購入時のポイントを知っておくと、予算に合わせて満足度の高い買い物がしやすくなる。

オリジナルブランドは1〜3万円台が中心。

ビームスのオリジナルブランドは、品質と価格のバランスが良く、比較的手の届きやすいアイテムが多い。

Tシャツは5,000〜1万円前後、シャツは1〜2万円前後、パンツは1〜2万円台、アウターは2〜3万円台を中心に展開されている。もちろん高価格帯の商品もあるが、日常使いしやすい価格帯が充実しているため、初めてビームスで買い物をする人でも取り入れやすい。

シンプルなデザインが多く、流行に左右されにくいアイテムが多いのが魅力だ。

人気の別注アイテムは発売前からチェックしておきたい。

人気ブランドとの別注アイテムは毎シーズン注目を集め、発売直後に完売するケースも少なくない。通常モデルにはないカラーや素材、ディテールが採用されることも多く、コレクション性の高さも人気の理由になっている。

気になるモデルがある場合は、公式オンラインストアで発売日や予約情報を確認しておくのがおすすめだ。店舗によって取り扱いブランドや在庫状況が異なるため、事前にチェックしてから足を運ぶとスムーズに買い物を楽しめる。

FAQ

ビームスはどこの国のブランド?

ビームスは日本のセレクトショップブランドだ。1976年に東京・原宿で創業し、アメリカ西海岸のライフスタイルを取り入れたショップとしてスタートした。現在は国内外のブランドをセレクトするとともに、オリジナルブランドも数多く展開している。

BEAMSとBEAMS PLUSは何が違う?

「BEAMS」はトレンドとベーシックをバランスよく取り入れたカジュアルレーベルで、幅広い世代に向けたアイテムを展開している。

一方、「BEAMS PLUS」は、アイビー、ワーク、ミリタリー、スポーツを軸にしたアメリカントラッドがコンセプト。流行に左右されにくい定番アイテムが多く、大人の男性から高い支持を集めている。

40代・50代でも入りやすいレーベルは?

40〜50代なら、BEAMS PLUSとBEAMS Fがおすすめだ。

カジュアル中心ならBEAMS PLUS、仕事でも使える上品なスタイルを求めるならBEAMS Fが選びやすい。どちらも落ち着いたデザインが多く、大人世代でも無理なく取り入れられる。

ビームスの別注アイテムは何が人気?

毎シーズン人気を集めるのが、グラミチやダナー、ブリーフィング、アークテリクスなどとの別注アイテムだ。

通常モデルにはないカラーや素材、ディテールを採用した限定仕様が多く、発売直後に完売することも珍しくない。気になるアイテムは予約や発売日を事前に確認しておくのがおすすめだ。

アウトドアブランドとのコラボが多い理由は?

ビームスはファッションだけでなく、ライフスタイル全体を提案するセレクトショップだからだ。

機能性に優れたアウトドアブランドを街着として楽しめるように編集し、別注モデルやコーディネートを提案してきた歴史がある。そのため、アウトドア好きからも高い支持を集めている。

ビームスとユナイテッドアローズは何が違う?

どちらも日本を代表するセレクトショップだが、得意とするテイストが異なる。

ビームスはアメリカンカジュアルやアウトドア、ワーク、ミリタリーなど幅広いカルチャーを取り入れた提案が特徴。一方、ユナイテッドアローズは上品で洗練されたきれいめスタイルを得意としており、ビジネスカジュアルやドレス寄りのアイテムが充実している。カジュアルやアウトドアミックスを楽しみたいならビームス、上質で都会的な着こなしを重視するならユナイテッドアローズが選びやすい。