トレッキングシューズとは、登山やハイキングを支えるフットウェアだ。
トレッキングシューズは、登山やハイキングなど長時間の歩行をサポートするための靴。
足首をしっかり保護し、不安定な地形でもグリップ力を発揮する。耐久性にも優れ、岩場やぬかるみなど過酷な環境に対応できるのが特徴だ。
近年では、アウトドアブームの高まりとともに街中でのファッションや音楽フェスでも取り入れられている。タフな見た目と機能性が、都市生活のファッションにもフィットしている。
トレッキングシューズの魅力。
トレッキングシューズの魅力は、厚みのあるミッドソールや足型に沿ったインソールによって長時間の歩行でも疲れにくく、足全体を包み込むフィット感。
舗装路から岩場まで幅広い路面状況で安定感を生み、重い荷物を背負っての移動でも足への負担を大きく軽減してくれる。
さらに、GORE-TEXなどの防水透湿素材を採用したモデルなら雨や水たまりにも強く、内部の湿気を外に逃がして蒸れを防ぎ、長時間の着用でも快適さを維持できる。
こうしたタフな機能性に加え、近年はカラーバリエーションや素材の幅が広がり、ミリタリーやスポーツミックスなど日常のコーディネートにも取り入れやすいデザインが増えている。
アウトドアにとどまらず、街やフェスでも活躍する存在だ。
トレランシューズの台頭。
トレラン（トレイルランニング）シューズは、大枠ではトレッキングシューズに含まれるジャンル。軽量性と高いクッション性を武器に、近年は街履きとしての需要が急増している。
SALOMONの「SPEEDCROSS」や、HOKAの「SPEEDGOAT」などはその代表格で、機能性と独特のデザイン性からファッションシーンでも人気が高いモデルだ。
トレッキングシューズの種類。
トレッキングシューズは、用途や歩く環境に応じて形状やサポート力が異なる。
大きく分けて3タイプあり、それぞれソールの硬さや足首の保護範囲が異なるため、使用シーンに合わせて選ぶことが重要だ。
ローカット
足首は覆わず、軽量で動きやすいのがローカット。軽登山やウォーキング、キャンプ場での使用に向いているものが多い。ソールが柔らかく固い地面でも快適に過ごせるものは、タウンユースされるものもある。
ミドルカット
足首を部分的にサポートし、保護性能と動きやすさのバランスが取れるのがミドルカット。日帰り登山や中程度の荷物を背負ってのトレッキングに適しているものが多い。
ハイカット
足首をしっかり覆い、安定感と保護力が高いのがハイカット。岩場を含む本格的な登山や縦走に最適。硬めのソールと相まって、長距離の歩行でも足を守ってくれるものが多い。
おすすめのトレッキングシューズメーカー・ブランド。
トレッキングシューズは、ブランドによって特徴や得意分野がある。耐久性や歩きやすさ、機能性を重視するなら定番ブランドをチェックするのが安心だ。ここでは特に人気の高いブランドをピックアップする。
MERRELL（メレル）
1981年にアメリカで誕生したアウトドアブランド。軽量で履きやすいローカットモデルから本格的な登山靴まで幅広く展開している。
代表作「MOAB（モアブ）」シリーズは、防水性と歩きやすさを兼ね備えた定番モデルで、街履き用としても人気が高い。
SALOMON（サロモン）
フランス発のアウトドアブランドで、トレイルランニングやスキーなど山岳スポーツにルーツを持つ。軽量性と独自のフィットシステム、攻めたカラーリングが特徴だ。
「SPEEDCROSS」や「XT-6」などは、アウトドアだけでなくファッションシーンでも高い支持を得ている。
THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）
アメリカ・カリフォルニア発の世界的アウトドアブランド。高い耐久性と機能性を誇り、トレッキングシューズも幅広いラインナップを揃える。
シンプルで洗練されたデザインが多く、アウトドアと街の垣根を超えて愛用されている。
モンベル
日本生まれのアウトドアブランドで、日本の山岳環境や気候に合わせた設計に定評がある。
軽量で動きやすく、価格も比較的手に取りやすい。初心者からベテランまで幅広く支持されており、日常使いできるモデルも多数。
KEEN（キーン）
アメリカ・オレゴン州発のブランド。サンダルのような快適性とシューズの保護性能を兼ね備えた独自設計が特徴だ。
幅広のラスト（足型）で履きやすく、足を包み込むようなフィット感が魅力。アウトドアから街まで、気負わず履けるデザインが揃う。
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