高感度ブランドやクリエイティブ業界のオフィスが点在し、GO OUT本誌でもお馴染みのアパレルショップが軒を並べる中目黒から、毎年楽しみの桜の便りが届いてきた。桜の名所として知られる目黒川沿いに構えるGO OUT的注目ショップへ立ち寄り、春のおすすめアイテムと隠れ家的ローカルグルメご紹介してもらうという企画5回目は、この地に店を構えて26年目になるという「A℃TS SHOP(アクツ ショップ)」を訪問。
【vol.3 . . . . . RESEARCH GENERAL STORE 編はこちらから】
中目黒駅から山手通りを渡り、目黒川沿いを上流方向へ。右手道路を徒歩で約5分ほど進むと、赤いドアが目印の「A℃TS SHOP」へと辿り着く。ワークウエアを再解釈したオリジナルウエア&カスタムピースと、懐かしさと可愛らしさが相まったヴィンテージ品がバランスよく揃えられたセレクトとなっている。
このお店の看板アイテムは何といってもルーピングステッチを施したアイテムの数々だ。こちらのオーナー、高野博次氏によって全て手作業で施されるハンドル刺繍は、じつに見事な仕上がり。
高野オーナーが使っているのは100年前(!)のミシンなのだそう。オーバーホールを繰り返しながら、面白いと思ったものを刺繍のデザインに置き換えて作ります。
店長の斉藤さんによると「刺繍シリーズは、他にもアウターやバッグなど入荷してるので、お花見を兼ねて是非ショップに現物を見にきてください」とのことでした。
店内にはもうひとつ、GO OUT的に気になるアイテムが。
斉藤「こちらはビブで、ウチのもうひとつの看板アイテムになっています。ワンサイズで男女兼用なので、ジェンダーレスで多くのファンを獲得しているんです」
こちらのアイテム、ポケットも間口が広く、特別に作られたB型のリング付きループなど多彩な機能が付けられているので、キャンプでの焚火やBBQの時も活躍しそう。
斉藤「エプロンのような仕様なんで、キッチンでも使えますね。ちょうど斜め前のプリン屋さんにも気に入ってもらい、スタッフの皆さんに着てもらっています」
そのプリン屋さん、ご紹介頂けないですか? と聞いたところ、「もちろんOKです、美味しいのでおすすめですよ!」と快諾を頂いた。さっそくアクツショップさんから道路を挟んで隣、目黒川沿いの脇道を入ってすぐの「うれしいプリン屋さん マハカラ」へ直行。
もともと、同じ建物の目黒川沿いに面した「イカ玉焼きと串カツ マハカラ」のデザートメニューのひとつだったそうで、それがいつしか、お店の人気メニューに。リピーターのお客さんから「いつでもあのプリンが食べられたら…」という声に後押しされて、プリン専門店「うれしいプリン屋さん マハカラ」が誕生したのだそう。
兵庫県産「日本一こだわり卵」のおいしさを丸ごと閉じ込めたプリンは美味しいのはもちろんのこと、食べる人から「うれしい」と思われるプリン作りを目指しているのだそう。優しいお味なので、お花見しながらのデザートに最適!
アクツ ショップの斉藤さん、美味しいプリン屋さんのご紹介、ありがとうございました。
桜前線が通り過ぎる前まで続く目黒川沿いのショップ探訪は、次回が最終回!お楽しみに。