高感度ブランドやクリエイティブ業界のオフィスが点在し、GO OUT本誌でもお馴染みのアパレルショップが軒を並べる中目黒から、毎年楽しみの桜の便りが届いてきた。桜の名所として知られる目黒川沿いに構えるGO OUT的注目ショップへ立ち寄り、春のおすすめアイテムと隠れ家的ローカルグルメご紹介してもらう企画の3回目は、アウトドアファッション業界の重鎮でもあるデザイナーの小林節正氏のお店「. . . . .RESEARCH GENERAL STORE(. . . . .リサーチ ジェネラルストア)」を訪問。
店内に入ると、早速気になるTシャツを発見。ショップマネージャーの石井さんも色違いを着ていました。
石井「これニューヨークのミッドタウンにあやかって、中目黒のことを勝手に”MID MEGURO”とか言っちゃてるんですけど(笑)、スーヴェニアみたいな気持ちで近所の仲間と店に置くためだけに作ってる商品のひとつです。ボディはアメリカ製のグッドウェアのモックネックTで、ガチっとした生地でネックが立ってる感じがすごく好きなんです」
続いて目に飛び込んできたのは、マウンテンリサーチの新作のバックパック。
石井「オリジナルのバックパックなんですが、最新作として待望の新色”黒”がリリースされました。2022年秋冬モデルのアップデート版となる本作では、素材がアップデートされてたり、外付けのポケットがメッシュ素材、いわゆる夏対応として変更してあったり、色だけにとどまらず細かなモディファイが盛り込まれています。UL(ウルトラライト)カルチャー的なノリは反映しながらも、そっちに寄せ過ぎないところは、ウチのブランドっぽくて見どころかもしれません。あっちでもこっちでもないっていう絶妙な落としどころを見つけて、山行あるいはハイキングにちゃんと役立つモダンなスペックを盛り込んだ傑作のバッグですね。昔ながらのバックパックではおなじみのレザータブを巨大化させたりして、グラフィカルな遊び心も面白いです」
アメリカ的なバックパックの良さも残しつつ、実際に山に持ち込んで使いやすさを確認しながらこの形に行き着いたという。インパクトがあって秀逸なデザインは、街でも山でも使ってみたくなります。
続いて、この界隈での石井さん的おすすめの中目グルメを紹介してもらった。
石井「流浪の料理人みたいなことを長年やっていた古くからの友人がやっと店舗を構えて(笑)。BUGWAVE(バグウェーブ)っていうんですけど、山手通りを渡ったすぐのところにありますよ。行ってみます?」
店内にはスピーカーがいくつも設置され、小さな音量でも音楽を楽しるようになっている。かと思えば、オリジナルのカスタムプリントが施された1点物のTシャツが所狭しと飾ってあったりで、飲食店というよりコンセプトショップのような作りだ。
メニューを見せてもらったところ、タイの定番ごはんを独自のノウハウでアレンジしているもよう。石井さんに「BUGWAVE」のオーナー(通称バグースさん)をご紹介してもらい、話を伺ってみた。
「たっぷりのフレッシュ野菜やハーブ、スパイスで味わっていただくヘルシーなカレーです。動物性の油脂が入っていないので冷めても固まらず、テイクアウトでも美味しく召しがっていただけます」
日本でいう魚醤と同じナンプラーなどは使用しており、肉は食べないけど魚はOK、という人向けのペスカタリアン対応とのこと。また、店内で使っているオリジナルのホットソースも販売している。
全てのメニューがテイクアウト対応なので、ヘルシーなランチボックスを買って目黒川沿いの桜を楽しむのはアリですね! 目黒川沿いの注目ショップ&ローカルグルメ探訪はまだまだ続きます。