アウトドア大国アメリカで圧倒的なシェアを誇る、クーラーブランド「YETI®(イエティ)」。日本においても感度の高いオートキャンパーたちの間で、昨今のキャンプブームの初期から人気を博し、現在に至るまでファンが増え続けています。

そんな同ブランドがこの夏、満を持して日本法人「YETI JAPAN」を発足。本国で発された新製品の入荷がこれまでより早まったり、製品によっては価格面でも入手しやすくなる可能性があったりと、ますます注目度が高まっています。
ここでは、改めてYETI®とは何ぞや?という部分から、愛用者たちの生の声、主力ラインナップのご紹介を交えながらその魅力を掘り下げていきましょう。
Table Of Contents : 目次
アメリカ生まれのYETI®。その歴史とは……?

YETI®は、 2006年にテキサス州オースティンにて発足された、クーラーボックスブランドです。創業者であるロイ・セイダース氏とライアン・セイダース氏の兄弟は、幼少期から釣りを楽しんできた生粋のアウトドアマン。
既存のクーラーボックスの耐久性や保冷力に不満を抱いていていたことをきっかけに、「うまくいかないものは直す。存在しないものは作る」という信念のもと、テキサスの容赦ない暑さにも耐えられるクーラーボックスの開発と製造が開始されました。

その試行錯誤の末誕生したのが、今でも現役選手として販売され続けている伝説のクーラーボックス「TUNDRA®(タンドラ)」でした。氷を数日間キープするのに十分な保冷力と、一生使える耐久性を備えた「タンドラ」は、瞬く間に世界中にファンを拡大していきました。
現在も、過酷なフィールドでの使用に耐えるタフなプロダクト作りを意味する、YETI®のブランドモットー「Built for the Wild」を掲げ、新たな製品が続々と展開されています。

ちなみに、筆者もYETI®のクーラーやドリンクウェアを愛用しています。中でも気に入っているのが、世界的メタルバンド、METALLICA(メタリカ)とのコラボタンブラー。実はYETI®は、同バンドのオフィシャルグッズとしてコラボドリンクウェアを手掛け、ライブ会場やWEBストアで販売しているんです。
本国では、THE NORTH FACEをはじめとする他のブランドや、ハワイの人気ショップとのコラボアイテムも展開。YETI JAPANが発足することで日本国内でもそういったコラボアイテムが登場しないかなと、ひっそり期待しています!
ボクたちとYETI®。愛用のキッカケとその理由は?
ここからは、アウトドア業界で活躍する2人のYETI®ユーザーに話を伺い、長年愛用してきた逸品やYETI®がライフスタイルに手放せない理由をきいてみました。
クーラーボックス2個持ち派にとってのベストチョイス。

Instagram:taizo_shukuri
ITEM:ROADIE® 20、10oz LOWBALL
雑誌や広告、ブランドのカタログなど、アウトドア業界で引っ張りだこのカメラマン宿利さんは、昨今のブームが始まる以前からフェスやキャンプを楽しんできた生粋のアウトドアマンで、道具にも精通。
「あまり大きなクーラーボックスだと、中身を入れると重くなるので、これくらいの容量が自分には合っています。デカいの1個より小さいのを2個持ち派です! 夏でもドリンクをキンキンに保てるタンブラーも、アウトドアで欠かせないですね。フタ付きなので、ドライブ中にドリンクがこぼれにくく、重宝しています。」
新しモノ好きが手放さない、タイムレスな逸品。

Instagram:@kazsh
ITEM:ROADIE® 24、LOADOUT® 30 GO BOX / LOADOUT® 15 GO BOX
白いギアで統一したキャンプスタイルから、白カズさんの愛称でキャンプ仲間から親しまれている、個性派キャンパー。カメラやドローンなど最新のガジェットを駆使して、未来的な世界観のキャンプ動画をSNSで配信しています。
「ホワイトカラーが選べることがきっかけで手にしましたが、圧倒的な保冷力とタフさ、そして黄ばみにくい材質に惚れ込み、今では手放せない存在に。YETI®の白は本当に真っ白なので、他の白いギアを選ぶときにもこの白を基準に選んでいます。」

「なかでも、この『ロードアウトゴーボックス』は自分のキャンプスタイルに欠かせない逸品。YETI®のクーラーボックスと一緒に並べた時の統一感もあり、ギアやガジェット、コーヒーアイテムなどを格好よく収納できます。フタ裏にメッシュポケットが付いていたり、細かいものを分類できる仕切りが付いていたりと機能的です!」
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