静岡が楽しい!こんな魅力的なスポットがあったとは!【ワンデイドライブ #5】

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静岡が楽しい!こんな魅力的なスポットがあったとは!【ワンデイドライブ #5】
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静岡、ちょっと楽しすぎやしない?

電車なんかと違って、クルマで行く旅は風の吹くまま気の向くまま、どこにだって行ける。相棒が愛してやまない自分のクルマだったら、より楽しい。それと思い立ったらパッと行けて、パッと帰ってこられるくらいが、ドライブにはちょうどいい。

そんなわけではじまった本連載。今回は本誌でも度々登場するフリープランナーの勝山龍一さんと静岡市へ買い物ドライブ。近そうで遠い静岡。知っているようで知らない静岡。その実態は、めちゃくちゃ楽しい街だった!

過去のワンデイドライブ記事はこちらから。

勝山龍一
1982年生まれ、埼玉県出身。長年、セレクトショップでPRを手がけたのち2021年に独立。現在はアウトドアやファッションのみならず、さまざまなブランドや企業の広報兼プランナーとして活躍中。
Instagram:@ryuichi_katsuyama

愛車のディスカバリー3は、頼りなくて愛おしい。

「買ってすぐに雨漏りして、助手席に水溜りができたんですよ」

愛車のランドローバー「ディスカバリー3(2006年式)」の感想を、勝山さんは開口一番こう答える。そんなトラブルのあとも、運転席側に雨漏りがあったり、警告灯がついたり消えたりもしているらしい。燃費も「ガソリンが漏れているんじゃないか」と思うほど悪いという。

けれど、その不便さに勝る魅力がたくさんある。

「なにより、この形ですね。全体のフォルムも顔も、オラオラしてなくてどこか可愛げがあると思いません? 荷物もたくさん入るし、後ろの2列を倒せば車中泊も余裕です」

「ディスカバリー3」の前は、10年近くスバルの「アウトバック」に乗っていた。それに比べると、運転のしやすさも格段に上がったという。

「視線が高くなったことが、本当によかったですね。運転しやすいですし、長時間の運転も疲れなくなりました。車体は大きくなりましたけど、視界がいいから都内での運転も苦にならないんですよ」

サンルーフも付いている。ただ、こいつがまたやっかいで、閉めた状態でもガラスは剥き出し(メッシュは付いている)。要は開閉問わず、ずっと太陽が降り注ぐというわけだ。そのため夏は灼熱になり、冬は晴れているとエアコンいらずで車内はポカポカ。なかなか思い通りにいかないクルマなのだけど、そんなところがまた、愛くるしい。

「周りにも『ディスカバリー3』に乗っている人は多いんですけど、みんな文句は言いつつ『結局、最高なんだよ』と口を揃えているんです。いま、買って1年が経ちましたけど、その気持ちもだんだんわかってきましたね。」

そんなクルマで向かったのは、静岡県は静岡市!

手始めに、静岡の老舗セレクトショップ「エターナル」へ。

渋谷駅を出発し、静岡へ!延々と、東名高速道路を行く。

グッと冷え込みが厳しくなる1月下旬。渋谷駅に集合し、早速撮影クルーもクルマに乗り込み東名にイン。片道約175キロ、時間にすると2時間30分。

勝山さんは昨年まで「水源の森 キャンプ・ランド」のPRに携わっていたこともあり、長距離移動はお手のもの。しかも、都内から道志に向かう道はウネウネの峠道。加えて、休日になれば箱根や御殿場までクルマを走らせることもある。「運転は好きなので、このくらいの距離と時間ならまったく苦にならない」という。

そもそも、なぜ静岡市だったのか。それは、勝山さんが古くから親交のある店があるからだ。そのお店が「エターナル」。

エターナル
住所:静岡県静岡市葵区新通1丁目3-1
電話:054-252-2500
www.i-eternal.com/

店長の伊藤由季子さん(写真中)とは、共通の知人から紹介されて以来、公私ともに付き合いがある。静岡で飲んだこともあるし、伊藤さんが東京に来たときにも、酒を酌み交わす仲。

「エターナルは来る度にいろんな発見があるんですよ」と勝山さん。

その言葉通り、店の軒先で出会ったのが、お客さんとしてやってきていた小林研哉さん(写真右)。静岡で箒(ほうき)を原材料から作っている職人だ。ブランド名は「ハシメ」。これまたかっこよくて、気になる方はぜひチェックを。次回は、そこにも取材で訪ねなければ!

「エターナル」は静岡の地で、2000年から営業を続ける老舗のセレクトショップ。店内は「ササフラス」や「マウンテンリサーチ」をはじめ、ドメスティックとインポートが入り混じり、シティとアウトドアで活躍するハイブリッドなアイテムが並んでいる。帽子のラインナップもかなりの数。

勝山さんはここで、大人気の「トレイルフーズ」のパスタと「ファッティー」の帽子をお買い上げ。で、次はランチなのだけど、伊藤さんに教えて向かったのは、「エターナル」のご近所の町中華!

パクパクいけるライトな餃子。できればビールで!

「エターナル」を出発し、市内をぐるぐる回る。静岡は、つい立ち寄りたくなるお店が本当に多い。カフェや雑貨屋、ナチュールの店などなど…。「この町、もしかして1日じゃ足りなくない?」と誰からともなく漏れてくる。そのくらい、魅力的なスポットが多い。

そうこうしていたら、雰囲気ムンムンの「福満」に到着した。ここは餃子が有名らしい。

福満
住所:静岡県静岡市葵区駒形通1-3-3
電話:054-252-7955

餃子と言えば勝山さんだ。インスタグラムのフィード投稿は、3回のうち1回は餃子の画像をあげている。以前は毎週のように餃子屋を訪れ、一時は週4回も餃子を食べていたほどの餃子フリーク。

「この店も前から来てみたいと思っていたお店で、グーグルマップにもしっかり保存してあります。いや〜、楽しみ!」

暖簾をくぐると人はまばら。知る人ぞ知るお店なのだ。歴史が染みついた店内は料理のおいしさを物語っている。注文はもちろん、餃子定食(800円)で。

程なくして料理が到着する。インスタ用の写真を撮って早速ひとくち。お味、どうですか?

「皮が薄くて、餡も重たくなく、かなり好みの味ですね。パクパク食べられる。クルマじゃなかったら、完全にビールですね(笑)。ほかのメニューもどれもおいしそうだし、ここはまた、来なきゃだな〜」

ドローカルな町中華はレビューサイトでの点数もけっして高くないけれど、地域の人たちからは昔から愛されている。こういったお店を掘り当てることで、より、その町の芯の部分に触れられるというものです。いや〜、いい店でした!

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Keisuke_Kimura
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