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ビンテージランタン、ここに極まれり。
冒頭でもお伝えしたように、宿利さんはとにかくキャンプ漬けの日々を送っている。それだから、キャンプギアにもなみなみならぬこだわりを持っていて、テントなんかは20張も持っている。とにかく、ギアフリークなのだ。
そんな彼が訪れてみたかった場所がもうひとつ。ビンテージのランタンが並ぶ、こちらのお店。
店内にはコールマンをはじめとしたビンテージランタンがびっしり並ぶ。ここまでの数が並び、かつ購入もできる店は、全国、ひいては全世界見渡しても珍しい。
「いろんなショップを巡ってますけど、こんなにビンテージランタンがラインナップされている場所ははじめて見ましたね。で、いまぼくは加圧式のランタンを3つ持っていて、すべてコールマンの『200A』。正直、最近は出番が少なくなっているんですけど、それでも集めてしまう魅力があるんです」
ここにも「200A」をはじめ、アメリカの量販店「シアーズ」が販売していたモデルや、もっと珍しいものだとコールマンが1916年に販売していた全天候型のガソリンランタンなんかも売っている。フリークたちが見れば、垂涎しまくる代物の数々が並ぶ。
店主である村松さんは趣味でランタンの修理をはじめ、歴は20年以上。現在は韓国や中国からも修理依頼が殺到しているという。
販売しているランタンは、DMが殺到するからとSNSには掲載されていない。どんなラインナップがあるかは、お店に行ってからのお楽しみ。興味がある人は、ぜひ一度来てみて。絶対に驚くから!
そして、基本的に火器類であればどんなものでも修理が可能で、配送での依頼もできるとのこと。ガレージの隅で眠っているあのランタンも、ここで蘇らせてもおう。LEDもいいけど、やっぱりガソリンのランタンの火には敵わないよね。
冠雪した富士山を眺め、無駄に水場を走ったりする。
「ユーズランタン」をあとにして、ここから進路を北にとり、目指すは河口湖方面。
「個人的には山梨川から見る富士山が好きですね。とはいえ、こっちからも今日はめちゃくちゃ綺麗だな〜」
道中、突如と現れたたっぷり雪が覆いかぶさった富士山。夏の青々としたのもいいけど、冠雪した富士山は一層輝く。このあたりの道は富士山が見えたり見えなかったりを繰り返すから、運転していも飽きないのだ。
「ちょっとこっちの道行っていいですか?」と急な寄り道ができるのもドライブの醍醐味というもの。気持ちよさそうだからと車外にでて、無駄に水温なんかもチェックして。「ここ、今度撮影で使えそうだな」とロケハンもしてみたり。
「四駆だから全然大丈夫でしょ!」と自分に言い聞かせるようにシャウトして、無事に川をザバーンと渡ったら、いざ、最終目的地のあの店へ。
ギア好きの宿利さんが、いつも立ち寄る山梨の名店。
17時にもなると、あたりは真っ暗。最後にやってきたのは、山梨のキャンプショップの雄「スタンダードポイント」。
キャンプの初心者から上級者まで、どんな需要にも応えられる充実の品揃えで、宿利さんもこのあたりにやってきたときは、必ず訪れるというキャンプギアの名店。店長とも顔見知りだ。「セレクトが本当におもしろいんですよね。来る度にいろいろな発見があるんですよ」
この日は、キャンプギアではないのだけど、「タコマフジレコード」のスウェットをゲット。「12月のGO OUT CAMPは本当に寒いので、それ用に買わせていただきました 」
やっぱりこのあたりは、ショップもレストランも、素敵なお店が点在している。それに、どこを運転していても景色がいい。運転していて暇になることがない。最後に、宿利さん、本日のドライブはいかがでしたか?
「このあたりは本当によく来るんですけど、何度来ても飽きないんですよ。こっちまで来ちゃえば道も空いていて快適ですから。しかも1日のルートとしては、いい感じだったんじゃないでしょうか? 読者の皆さんにも、ぜひ真似していただきたいです!」
さて、今年もあとわずかと差し迫っていますが、2023年の総決算となる「GO OUT CAMP冬 2023」は12月8日〜10日の開催です。キャンプ納めをしに、ぜひ、会場へ足を運んでみてください。ちなみに、宿利さんもカメラマンとして会場入りの予定です。
「見かけたら、ぜひ声かけてくださいね〜」
Photo/Shouta Kikuchi