プロサウナー直伝! テントサウナだからこそ味わえる“ととのい”の世界。

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プロサウナー直伝! テントサウナだからこそ味わえる“ととのい”の世界。
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サウナテントの準備ができたら…いざ、入浴!

サウナ用テントが完成したらストーブや煙突を設置し、サウナストーンを乗せて薪を燃やします。・・・約10分後・・・室内温度が約70度に到達しました。

専用テント&ストーブを使って屋外で楽しめる“テントサウナ”。ストーブの様子を確認しつつ薪を追加したり、テント内の空気を入れ替えたりして、自分自身で室温の管理をします。

山田「テント内だけど密閉されたサウナ施設とは違って開放的な気分だよね。あ、もう大粒の汗が出てきた! 今の室内温度は80度くらいかな?」

水風呂ちゃん「本場のフィンランド式だと“ぬるめ”にして長時間入りますが、日本だと熱いのが好きな人が多いですね。サウナ用テントでも100度以上まで温められます。とはいえ熱くしすぎても危ないので、温度計はあったほうが良いですね。室内で火を燃やしているので、一酸化炭素チェッカーも必須のアイテムです!」

意外性アイテムでロウリュを手軽に楽しむ!

水鉄砲で撃って出た蒸気にブロワーで風を送り込みテント内の熱を循環させる。熱は高い位置に集まるためこれを繰り返すことで全体の温度を均一に上げることが可能。

水風呂ちゃん「ロウリュ(サウナストーンに水をかける行為)すると一時的に室温は下がりますけど、蒸気が出て湿度や体感温度が上がって汗が出やすくなりますよ。」

山田「それならロウリュやってみよう! バケツとひしゃくはどこに置いたっけ?」

水風呂ちゃん「それならコレを使ってください」

大桃「水鉄砲?」

山田「電動工具?」

水風呂ちゃん「その二つを使えば、座ったままロウリュができるんです!」

大桃「そういうことか! サウナストーンに向かって撃てば・・・・・・おぉ、ジュワ~パチパチって音がサウナっぽい」

山田「ということはこの電動工具は・・・・・・やっぱりブロワ(送風機)だ。うちわで扇いだり、タオルを振り回すよりもラクチンだね。」

水風呂ちゃん「これなら蒸気を撹拌(カクハン)する“アウフグース”が手軽にできちゃいます。桶やヒシャクも持ってますけど、じっくり落ち着いてサウナに集中をしたい時は手を抜く・・・ではなく文明の利器を活用します(笑)」

大桃「いやぁ、水鉄砲は盲点でした。」

ロウリュ×アロマでテントの中は心地よい香りに。

ロウリュ用の水にアロマを混ぜると香りも楽しめます。お香を焚くのもありですね!

山田「水蒸気がスゴイね! 自分の好みの温度に調整できるのもテントサウナならでは。アレ? なんか良い匂いがするね。」

水風呂ちゃん「水にアロマオイルを混ぜてるんですよ。香りも良いと気持ちが安らぎますし。」

山田「たしかに、もしオジサンだけだったら視覚的にもキツいからアロマは大事かも(笑)」

大桃「ボク達、もういい歳ですしね~(笑)。老廃物が溜まりに溜まってる。」

水風呂ちゃん「サウナはデトックス効果もあるし、美容や健康、更年期障害などに効果てき面です!」

山田「自分なりの道具を使ったり、サウナ中の過ごし方を好きなようにアレンジしたり、型にハマらなくてもいいのがテントサウナの魅力の一つかも。」

水風呂ちゃん「“マイサウナ”って考えればプライベートのサウナ用テントはとっても贅沢ですよね!」

Coming SOON

別記事にて、3人のお気に入りサウナグッズ&ウエアを公開します! 便利&オシャレなアイテムが目白押し。ご期待ください。

“ウィスキング”も体験!

速乾性に優れ、デイリーユースから水遊びまで着回せる「PATAGONIA(パタゴニア)」のバギーズショーツ(大桃さん)、「SAUNA BOY(サウナボーイ)」のサ陸両用ショートパンツ(山田さん)を着用。「女性だとヨガウエアで代用することも多いです。サウナハットは乾きやすいナイロン系がおすすめです」【水風呂ちゃん】

水風呂ちゃん「今日のために、一つ本格的なサウナアイテムを用意しましたよ!」

山田「あ、それ知ってる。葉っぱで叩くやつだ!」

水風呂ちゃん「ヴィヒタっていう、本来は白樺(シラカバ)の葉を束ねたもので、これで肌を叩いて発汗や血行を促すことを“ウィスキング”と言います。ちょっとやってみますか?」

大桃「ぜひ! 寝そべればいいのかな?」

水風呂ちゃん「ではいきますよ~!」

ウィスキングは葉を濡らした後、ストーブで温めて熱気をまとわせてから施術します。

大桃「お願いしまーす!って結構強く叩くんですね、意外と激しいかも(笑)」

水風呂ちゃん「あとは優しくなでたり、押し付けたりもします。ウィスキングは血行促進や殺菌・保湿作用でお肌がツヤツヤになるんですよ。葉の香りも楽しみながら施術するマッサージみたいなものですね」

山田「ふぅ~。ところでもう20分位経ったかな。もう限界かも!」

水風呂ちゃん「じゃあそろそろ行っちゃいますか!」

自然の“水風呂”でバッチリととのう!

3人は猛烈な勢いでサウナテントから飛び出しました。向かった先はもちろん・・・・・・

水流のある川では、通常の水風呂に使った際に生じる、冷たさを感じなくなる「羽衣」が生まれないので、ずっと冷たいままの水風呂を楽しめる。水風呂ちゃんの場合、水辺以外のサウナ×キャンプではビニールプールを併設して“水風呂”を堪能するそう。

サイト傍の川にダイブして火照った体を冷やす3人。どれだけ気持ちよかったのか、至福の表情を見れば一目瞭然ですね!

山田「ひゃっほー!冷た~い♪ 施設の水風呂って大勢が入るからぬるくなってたりするけど川ならそんなことないしね~。」

大桃「自然の水風呂だぁ~! かけ湯(かけ水)しなくてもいいってのが嬉しい。水風呂は汚れがちだし(笑)」

水風呂ちゃん「こ・れ・が・最高なんですよぉ~。澄んでいてすっごくキレイ。湖や海もいいですけど、程よく流れがあって夏場の水温も平均より低い中流の川は絶好ですね!」

開放的な自然の中での外気浴は、澄んだ空気、心地よい風、綺麗な景色など、銭湯で味わえるものとはまた別次元の気持ちよさ。

川から上がるとすぐに外気浴。銭湯では味わえない、綺麗な空気と自然の風が三人をより深い”ととのい”へと導きます。

大桃「これが真に“ととのう”ってやつかも。」

山田「たまらないね~。でもサウナって癒されるけど体力も消耗しがち。」

水風呂ちゃん「サウナを楽しむ際は水分もしっかりと摂ってください。今“サドリ”を作りますね。」

大桃「サドリって何?」

水風呂ちゃん「サウナドリンクの略です。2種類の飲み物をブレンドする“自作サドリ”が定番ですね。今回はメジャーなサドリを作ってみたいと思います。混ぜるのはコレです!」

次のページではオリジナルサドリ&サ飯をご紹介!

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Yasuo Sato
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