最近キャンプでワクワクしているだろうか? ボクらの中に眠っている探検マインドは、くすぐられているだろうか?
気の合う仲間とゆったり過ごすキャンプは最高だ。
でも、キャンプに「プラスアルファの探検」を加えるだけで、もっとドキドキワクワクした週末を過ごせる。GO OUT WEBではそんなキャンプ+αの探検キャンプを提唱したい。
今回、キャンプ+αとしてボクらが選んだのは「雲海ハント」。
自然が織りなす絶景「雲海」を求めてキャンプへ。そして、そこには最高の景色とワクワクが待っていた……。
Table Of Contents : 目次
雲海ハントキャンプの探検へ!
今回、雲海ハントキャンプに向かったのは、山梨・甲府在住のフォトグラファー武部努龍さんと、彼の登山仲間でジュエリーブランドAvaronのデザイナー山村洋平さんの2人。
そして2人がキャンプのお供に選んだクルマは、デリカD:5 ACTIVE GEAR。エクステリア、インテリアにあしらったオレンジのパーツがアウトドアギアを連想させ、乗る前から遊びへの気持ちを高めてくれる、今回の探検には最高の相棒だ。
14:00 出発
デリカD:5 ACTIVE GEARにキャンプ道具やカメラを積み込んだら、さっそく出発だ。
さて、どこに向かうか……。
日本全国に雲海スポットは数あれど、この週末どこに行けば雲海に出会える確率が高いのか、素人が天気予報をもとに予測することは難しい。
そんな雲海ハントの心強い味方となるのが「週末探検家」の雲海出現NAVIだ。
週末探検家とは。
「週末探検家」とは、デリカD:5、パジェロ、アウトランダーなど、アウトドアと親和性の高いクルマが多い三菱自動車が、「探検マインド」を持つアクティブな人を応援し、魅力ある週末の過ごし方を提案するプロジェクト。第一弾のミッションは「雲海」。気象情報会社ウェザーニューズとコラボして、全国20カ所の雲海の出現を予測するシステム「雲海出現NAVI」を週末探検家WEBサイトで公開している。
雲海出現NAVIでは、ウェザーニューズが収集する天候、風力、湿度などのデータから、雲の専門家による知見と人工知能を用いて雲のでき方や形状をシミュレーション。週末に雲海が出現する確率を数値で示してくれる。
出発前に雲海出現NAVIで調べたところ、この週末は長野方面で出現確率が高そうなので、今回は長野方面のキャンプ場へと向かうことに。
いったいどんな絶景と出会えるのか、期待に胸を弾ませながらアクセルを踏み込んだ。
19:00 キャンプ場到着、作戦会議
高速道路を長野方面へ。さらに曲がりくねった峠道を走って、探検のベース地となるキャンプ場に到着した。
いつものキャンプならここでまったりとするところだが、2人はさっそく明日の雲海ハントに向けて作戦会議を始める。
ここから近い雲海スポットは、北志賀の「竜王マウンテンパーク」と、長野と群馬の県境にある「渋峠」の2カ所。明日の朝、雲海出現確率が高い方に向かいたいが、それはどちらなのか。さっそくスマホで「雲海出現NAVI」を立ち上げて2カ所の最新の雲海出現率をチェックしてみると……。
明日、土曜日の早朝、雲海出現確率がより高いのは「渋峠」。雲海出現NAVIが示したのはなんと89%。かなり期待できそうだ。明日の目的地はこれで決まった。
明日の作戦会議を終えた2人は、登山やキャンプ、遊びの話にも花が咲く。2人のキャンプスタイルは、登山でも使うというテントにウッドテーブル等を組み合わせて、ミニマムでありながらゆったりくつろげるスタイルに。
この日は9月中旬にも関わらず、キャンプ場は2℃まで冷え込んだ。探検には休息も重要だ。焚き火で体をあたためたら、明日の朝に備えて就寝。
04:00 キャンプ場出発。雲海ハントへ!
雲海ハントの朝は早い。まだ日も昇らない午前4時、ベース地のキャンプ場を後にして雲海スポット「渋峠」を目指す。デリカD:5 ACTIVE GEARは、4WDクリーンディーゼルの力強い走りで峠道もグングン進む。急カーブが多く見通しの悪い夜間の峠道では、旋回方向を照らす「アクティブコーナリングライト」も心強い。
「雲海出現NAVI」は地図サービスと連携しているので、雲海観測スポットへのナビにも簡単にアクセスすることができる。
絶景が待つ場所まであと少し。雲海出現NAVIは89%という高確率を示しているものの、相手が自然となると確実はない。本当に出会えるのかドキドキだ。
05:00 渋峠到着
キャンプ場を出発してから約1時間。絶景ドライブロードとして有名な国道292号を進み、渋峠から数百メートル群馬県側にある「日本国道最高地点」に到着した。
標高2,172m。周辺には高い木も少なく、晴れていれば最高の見晴らしスポット。……のはずが、日の出の時間を過ぎても辺りは真っ白。 雲海を見るというよりも雲海の中に入ってしまった感じだ。
雲海が見られるチャンスは、早朝の数時間だけということが多い。この場所で待つよりも、移動して雲の切れ間を探してみることに。雲海出現NAVIの89%を信じて、ここからは自分たちの足で雲海を探す。これこそ男の探検マインドがくすぐられるというもの。
06:00 雲海出現!
まずは群馬側に下ってみたものの、やはり真っ白で視界ゼロ。
今度は渋峠から反対側の長野方面に数百メートルくだってみたところ……
一気に視界が開けて、この景色!
遠く長野の市街地方面には海のように雲が広がり、白根山方面(写真左手)からは雲が流れてきて「滝雲」を作っている。(※滝雲…山の稜線をこえて風下側に流れた雲が、山にそって滝のように落下しながら消えていくもの)。
雲海と同時に滝雲まで見られるのはなかなかレア。無言でシャッターを切り続ける。
大自然が生み出す絶景は、立体的な雲が刻々と形状を変えていき、飽きることがない。いつまでも見ていたくなる絶景だった。
今回の雲海ハントキャンプは、素晴らしい探検となった。
さぁ、次はアナタの番。
ウェブサイト「週末探検家」をチェックして「雲海ハント」という探検をプラス。いつもと違うキャンプを楽しんでみてはいかがだろうか?
Photo/Doryu Takebe、Shinya Miura
雲海ハントキャンプのお供 <デリカD:5 ACTIVE GEAR>
ACTIVE GEARは、デリカD:5とアウトランダーと設定されている特別仕様車。
フォグランプベゼルやドアミラーを始めエクステリア、インテリアの各所にアウトドアの道具を連想させるオレンジのパーツを装着。ホイールには、ブラックの18インチアルミホイールを採用し、オレンジの ACTIVE GEARロゴが映える。
■デリカD:5 ACTIVE GEAR(右)
【SPEC】全長4730×全幅1795×全高1870mm ホイールベース2850mm 車両重量1880kg 2.2L DOHC 16バルブ4気筒コモンレール式DI-Dクリーンディーゼル 燃料消費率13.0km/L(JC08モード) 最高出力109kW(148PS)/3500rpm 最大トルク360Nm(36.7kgm)/1500-2750rpm 駆動方式4WDクリーンディーゼル車 車両本体価格394万7875円~(コンプリートパッケージ)
■アウトランダー ACTIVE GEAR(左)
【SPEC】4WD
全長4695×全幅1810×全高1710mm ホイールベース2670mm 車両重量1560kg 2.4L MIVEC SOHC 16バルブ 4気筒 燃料消費率(JC08モード)14.6km/L 最高出力124kW(169PS)/6000rpm 最大トルク220Nm(22.4kgm)/4200rpm 駆動方式4WD 車両本体価格 325万9677円~(コンプリートパッケージ)
【SPEC】2WD
全長4695×全幅1810×全高1710mm ホイールベース2670mm 車両重量1480kg 2.0L MIVEC SOHC 16バルブ 4気筒 燃料消費率(JC08モード)16.0km/L 最高出力110kW(150PS)/6000rpm 最大トルク190Nm(19.4kgm)/4200rpm 駆動方式2WD 車両本体価格 296万5917円~(コンプリートパッケージ)
※写真は ACTIVE GEARコンプリートパッケージ(ディーラーオプション)装着車
渋峠周辺のキャンプ場情報
■山田牧場キャンプ場
標高1520mの高原にある広大なキャンプ場。牛が放牧されていてとてものどかな雰囲気。車の乗り入れ可能。
長野県上高井郡高山村大字奥山田3598番地
tel:026-242-2614 www.yamaboku.jp/green/
営業期間:5月中旬~10月下旬
渋峠まで約18km
■カヤの平高原キャンプ場
志賀高原の北に位置する標高約1700mに広がるキャンプ場。常設のテントやロッジもある。車の乗り入れ可能。
長野県下高井郡木島平村大字上木島木島山国有林内
tel:090-8025-4288 kayanotaira.kijimadaira-kanko.jp/
営業期間:6月上旬~10月下旬
渋峠まで約40km
■草津高原オートキャンプ場
www.nap-camp.com/gunma/10734/
白根山の雄大な景色を臨むキャンプ場で、草津温泉まで10分というアクセスの良さも人気。車の乗り入れ可能。
群馬県吾妻郡草津町前原711
tel:0279-88-3149 ※公式WEBサイトがないため詳細は「なっぷ」をチェック
通年営業
渋峠まで約22km
武部努龍さん(左)/山村洋平さん(右)
■武部努龍/ フォトグラファー。山岳写真やアウトドアスポーツなどをメインに撮影している。https://www.instagram.com/doryu_3754/ ■山村洋平/ ジュエリーブランドAvaronデザイナー。登山を愛し、キャンプのコーディネートなども行っている。 http://www.avaron.jp/