スノーボード履いて、山登り⁉︎ 「スプリットボード」を初体験してみた with Burton

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スノーボード履いて、山登り⁉︎ 「スプリットボード」を初体験してみた with Burton

雪山での外遊びといえばスノーボード、スキー、その二択って思ってませんか? 今年は各地で早い時期からいい雪が降り積もっていることですし、雪山遊びの幅が広がる“第三の選択”に挑戦するには、絶好のタイミング! 

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外遊びをクロスオーバーに楽しむ人気アーティスト・yoshi47のスノースタイル。愛車も愛用ギアも、イッキ見せ!

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スノーボードが真っ二つ⁉︎

さまざまなフィールドを縦横無尽に遊び尽くす外遊び好きたちにこそオススメしたいのが、コチラ。「ただのスノーボードじゃん」って? そう、ベースは、ボクらがよく知っているスノーボード。ただ、ひと味違うんです。

なんと、真っ二つに割れます。

じつはコレ、「スプリットボード」というシロモノ。通常のスノーボードと同じく雪上を滑走できるのはもちろんですが、分かれた板をスキー板のように装着することで、斜面を歩いて登ったり、パウダースノーの上を滑りながら散策したり。つまり、バックカントリーをこれ一台で楽しめちゃうわけです!

この時期には例年雪山へ撮影に行くも、スノーボード一辺倒だったGO OUT的に、これには興味津々。そこで、そんなスプリットボードとは実際どんなギアなのか、スノーボードに精通するアーティスト・yoshi47さんに体験してもらうことに!

yoshi47 16歳でブレイキン(ブレイクダンス)、またグラフィティーをはじめる。20歳の頃、アメリカ・カリフォルニアへ渡りストリートアートに出合い、さまざまな州でライブペイント、個展、アートイベントなどをおこなうように。その後サンフランシスコにてバイクメッセンジャーとなり、帰国後も東京でメッセンジャーとしての活動を続ける。現在は渥美半島にてアート制作に集中する。

長野県の白馬をメインに、ときには岐阜県高山や北海道のニセコなど、新雪の降りそうなタイミングを見計らって各地の雪山へ赴きスノーボードを楽しむyoshi47さん。仲間の影響でバックカントリーの面白さに目覚めたといいますが、スプリットボードは未体験なのだとか。

yoshi47「彼らについて山に入っても、履いているのがスノーシューだと、スプリットボードを履いて歩く彼らに遅れを取ってしまう場面が多くて……。『次の冬までに、スプリットボードを手に入れたいな』と、ちょうど考えていたところなんです!」

慣れれば1分。ボードの準備は超カンタン!

そもそもバックカントリーとは、スキー場などレジャー用に整備された区画の外でスノーボードやスキーを楽しむアクティビティ。身ひとつで大自然に分け入り、滑走するのは、ゲレンデで滑るのとはひと味もふた味も異なる難しさがあり、それゆえの楽しさがあります。極上のパスダースノーを味わえるのも醍醐味!

この日は、バックカントリーガイドであり、雪崩講習会講師の宝利誠政さんにレクチャーしてもらいます。宝利さんは、カナダ滞在中の2000年にバックカントリーにハマり、現在は、群馬県みなかみエリアを拠点にガイドとして活動するプロ。

教えてくれたひと 宝利誠政(ほうり ともゆき)さん 登山ガイド、スキーガイド(ガイドネーム:とも)、OneDrop代表。スノーボード歴は29年。冬はバックカントリーガイド、雪崩講習会講師として、夏は登山ガイド、パックラフトガイド、カヌーガイド(ウォーターアクティビティ歴も20年!)として、年間を通してフィールドガイドにいそしむ。

宝利「手つかずの雪山を楽しむバックカントリーには、大きな魅力があります。しかし、同時に危険もつきもの。雪崩や道迷い、地形の罠などさまざまなリスクと向き合い、意思決定することが絶対条件です。初心者は、必ずガイドを伴って入山しましょう!」

スキー場利用の場合は、スキー場のルールに従って入山すること。そして、スキー場ではない山は市有地の場合もあるため、下調べをして必要な許可を取っておく。また登山届けもかならず出すなど、最低限のルールを守ることは鉄則です。

バックカントリーの心得を胸に、さっそく、スプリットボードの仕組みや使い方をレクチャーしてもらうことに。

通常のスノーボードになっている状態から、バインディングを外し、ボードの継ぎ目にある留め具を外していきます。難しい作業はなく、初めてのyoshi47さんでも難なくボードを分解。
2本に分けられたら、板の裏にシールを貼ります。地面に触れる側には毛並みがあって、それによって、斜面を滑り落ちずに登ることができ、また滑るように前へ進んだりできます。
シールの貼り付けは慎重に。少しでも歪んでしまったり、空気が入ったりしてしまうと、歩いているうちに隙間から雪が入ってシールが剥がれてしまうことも。
ボードの準備が完了!

スプリットボードを初めて扱うyoshi47さんでも、かなりスムーズに作業を進められ、かかった時間はものの10分程度。

宝利「実際は、雪が吹雪くなかや急な斜面で、この一連の作業をおこなわなければならない場面も。工夫と慣れが必要ですが、上達してくると、1分くらいで準備できるようになりますよ!」

次に、ブーツをボードに装着し、歩行の基本動作やターンのやりかたを教えてもらいます。バックカントリーを歩くときの必需品のひとつが、ストック。腕が曲がりすぎて血流が悪くならないよう、肘が直角に曲がるくらいの長さのものを選ぶ。
「うわ、結構難しいですね……!」とは言いながら、持ち前のセンスと経験で、すぐにコツを掴んだ様子。

新雪を踏み締める感覚は唯一無二! いざ、入山。

バックカントリーに本腰を入れようという決意のもと手に入れた自前のビーコン(雪崩により雪中に埋没してしまった人の捜索のために作られたトランシーバー)を取り出すyoshi47さん。

ボードの準備と基本的な歩行練習を終え、いよいよ入山。と、その前に、ビーコンが正常に機能するかを確かめる送受信テストをおこないます。何度も言うようですが、危機管理を十全にしてこそのバックカントリーです!

ちなみに、ボードとバインディング、ビーコン、ストックなど専用のギア以外は、通常スノーボードで使うウエアやギアで楽しめます。そんなハードルの低さもバックカントリーの魅力。この日のyoshi47さんも、普段から愛用するBurton(バートン)[ak]を身につけています。

いよいよゲレンデ脇から入山し、ゆっくりと山を登りはじめるふたり。

「この、新雪を踏み締める感覚は、スプリットボードでしか感じられないものですね……! めちゃくちゃ楽しい!」と、少し歩いたところで感動の声をあげるyoshi47さん。

宝利「この浮遊感が醍醐味ですよ!」

yoshi47「これ、最終的にスノーボードで滑るのを目的にせず、たとえば家族で山をちょっと散歩するだけでも、かなり楽しそう。泊まりでスキー場へ行った2日目の朝とかに、『今朝はいい雪が降ったから、朝飯前にちょっとだけ山入ろうか』みたいな」

宝利「ワインとチーズをザックに入れてね。以前カナダに住んでた頃、雪山の近くに住んでいるおじさんなんかを見てると、そんな風にバックカントリーを楽しむ姿が当たり前でしたよ」

yoshi47「それ、最高ですね……! その一方で、地形や天候など、あらゆる状況を自分たちで判断しながら攻略していかなきゃいけない、みたいなディープな世界も広がっている。その二面性がたまらないですね。また新しいギアが俺の人生に入ってきたなって感じで、ワクワクと、『参ったな』って気持ちと、半々です(笑)」

スプリットボード一台、遊び方はイロイロ。

バックカントリーと聞くと、どこか「玄人限定の難しい遊び」というイメージを持つひとが多いのではないでしょうか。でも実際は、数ある外遊びのひとつとしてだれもが気軽に挑戦できる。もちろんそれなりに装備は必要だし、最初はOneDropのようなガイド会社に相談するのが鉄則! でも、スプリットボードみたいに扱いもカンタンで、ひとつあれば登りも滑りもまかなえるギアもある。

また、ちょっとした時間でライトに自然を満喫するもよし、どハマりして腕や感覚をとことん磨くもよし、と好みに応じて向き合い方を選べるのも、その醍醐味。いずれにせよ、雪山遊びの幅がグンと広がるのは間違いナシ! スノーボーダーにもスキーヤーにも、まったく新しいギアとして、この冬はスプリットボードに挑戦してほしいところです!

Photo/Dai Yamamoto


(問)Burton tel:03-4316-4709 Burton.com

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Masahiro Kosaka