自転車、釣り、サーフィン、スノーボード……。アーティスト・yoshi47さんは、さまざまな外遊びをクロスオーバーに楽しむ生粋の外遊び好きです。その多趣味っぷりとウエアやギア選びのこだわりについては、彼が暮らす愛知県田原市にて取材し、こちらの記事でお届けしたばかり。
今回は、そんなyoshi47さんとともに長野県白馬へ。今季初のスノーボード旅に同行し、ゲレンデ装備や愛車など、そのスノースタイルをまるごと拝見してきました!
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愛車スナップ オン スノー。
yoshi47さんの愛車は、2015年に中古で購入したトヨタのFJクルーザー。ブラックカラーパッケージという限定モデルで、アルミホイールをはじめ、ボディ背面のホイールカバー、ドアミラー、ラジエーターグリル、バンパー、アウトサイドドアハンドルにいたるまでオールブラックという、ストイックなルックスです。
「ルーフトップだけはホワイトだったのですが、そこも友人にお願いして塗ってもらい、また車高はリフトアップしてあります。近所へサーフィンや釣りをしに行くときはもちろん、仲間との遠征や仕事で各地へ行くときなど、とにかく日本中どこへでもコイツで行っちゃいます!」
インテリアはミニマルですが、ウエアやギアを詰め込むには十分なスペースや機能を備えた一台。縦横無尽に外遊びを楽しむyoshi47さんだからこそ、そのシンプルさがちょうどいいのかもしれません。
新旧バートンを巧みにMIXしたスノースタイル。
クルマ選びにもこだわるyoshi47さんだけに、当然、ウエアやギア選びにも一切の余念ナシ。普段から雪山で愛用しているのはBurton(バートン)のプロダクトです。
スノーボードにグッとのめり込んだ20歳の頃アメリカで使っていたのも中古のバートンで、当時から、その品質やパフォーマンスの高さを気に入っていたとか。
ここからは、そんなバートンの新作やアーカイブなどを含めた、yoshi47さんの今季のスノースタイルを拝見します。
ミッドレイヤーまで身につけておけば、ヌクくて快適。時短にも。
いつも雪山へ行くときは、ベースレイヤーとミッドレイヤーくらいまでは身につけて家を出るというyoshi47さん。フリース素材やライトな中綿アイテムを選ぶことで、ほどよく暖かく、それでいて運転などは妨げません。
「雪山へ一緒に行く仲間は、上級者ばかり。彼らは着替えさえものすごくスピーディにこなすので、うかうかできません。いま穿いているのは2021年に発売されたフリースパンツ。かなりヘビロテするのでヘタってきました。気に入りすぎて、今季新色のグレーを色違いで買ってしまったくらい」
[ak] ヘリウム Power Grid™ ハーフジップ フリース ¥18700
トップスは、ヘリウムシリーズの2モデルをレイヤー。ベースに着用したのは、バートン最高レベルの透湿性、吸汗性、可動性を誇るハーフジップフリース。その上に着たベストは2021年に発売されたアーカイブモデル。防寒対策と動きやすさ、そして吸汗速乾など、ライド中から運動後までの快適さを考えながらレイヤリングしているようです。
[ak] サイクリック GORE-TEX 2L ジャケット ¥53900/[ak] サイクリック GORE-TEX 2L ビブパンツ ¥55000/リサイクル オールデイロング ビーニー ¥2750
アウターとビブパンツは、バックカントリーを楽しむために選び抜かれた機能が自慢のサイクリックシリーズ。ゴアテックス 2レイヤーファブリクスを採用し、すべての縫い目にはゴアテックスシームテープ加工を施すことで、過酷な環境下でも高い防水性を発揮するように。
また、高い透湿性も特長で、ハイクのときに汗をしっかり外部へ逃がしてくれます。豊富なベントや、綿密な計算のうえ配されたライナー、耐水ジップ、動作性を考え抜かれた立体裁断フィットなど、実用性への抜かりなさが同時に高いデザイン性につながっています。
「これだけの機能が盛り込まれているアウターとパンツですが、[ak]のなかではレギュラーモデル。だから、値段も中間くらいで、手に取り易いのが嬉しいですよね。カラーリングは、あまり目立ちすぎないものを選びました。全身オレンジなんかもよぎりましたが、そういうのは、もっと上手くなってから」
さらに過酷な環境に向けた、ハイスペックジャケット。
[ak] ジャパン ガイド GORE-TEX PRO 3L ジャケット ¥99000(写真は昨シーズンのモデル)
同じアウターでも、こちらはハイレベルなライダーのためのバックカントリー仕様。ディープスノーでのライドに向けてデザインされた究極の防水性、優れた耐久性、そして柔軟性を誇るハイエンドモデルです。無線機専用ポケットやユーティリティーループ、内側にアクセスできる胸のジップなど、プロユースを想定された機能も充実。
「1月後半から2月にかけての、もっと過酷なハイシーズンで、とくに雪がガチガチに降り続いているときなんかはこのジャケットを着てゲレンデへ向かおうと思っています」
[ak] エクスペディション ダウン ジャケット ¥60500
ロング丈のダウンジャケットは、3Dバッフルを施したハイロフトダウンを使用し、冷たさを感じる部分を極力無くすことで暖かさを追求した防寒アウター。生地は超軽量リップストップ シェルなので、重さも極限まで抑えられており、そのくせ耐久性は抜群です。
「仲間とツアーに行ったとき、夜飲みに出かけた帰りにコイツがあると安心です!」
バックカントリーをやるなら、バッグはこの2つ!
「コンパクトに見えて、ビビるほど入る」というダッフルバッグは70Lサイズ。ブーツ、ヘルメット、ジャケット、パンツ、ゴーグルなど、ライドの必需品がタップリ入ります。また、二層構造で、下段はターポリンライナー付きのコンパートメントに。雪や汗で濡れたものを収納するのにうってつけです。
「90Lサイズもありますが、満杯にしてかつぐことを考えると、これくらいのサイズがちょうどよくて。奥さんと自分の荷物を詰め込んでも余裕があるくらいなので、旅行用バッグとしてもよく使っています」
[ak] ディスパッチャー 18L バックパック ¥17600
同じくバックパックも、コンパクトなものをセレクト。成形されたストラップと雪が付かないバックパネルが、自然なライディングを叶えるフィット感を実現します。水分補給システム対応、スノーツール収納スペース、フリースライナーのゴーグルポケットなど、かゆいところに手が届く機能もしっかり搭載!
「バックカントリー用に先輩が使っていたバックパックを見て、今季は、これくらいのサイズのバッグを探していたんです。今日も、実際にバックカントリーで使用しようと思っているギアを入れてきました!」
「このバッグは、ゲレンデだけで完結したい日や、ちょっとだけサイドカントリーに入りたいときにちょうどよさそうです。コンパクトですが、ショベルやプローブ(雪のなかに埋没してしまったひとの検索に使用する棒)など、バックカントリーに必要なツールは最低限入りますから」
ちなみに、今季はバックカントリーにさらに力を入れたいと思っている一方で、仲間の家族と雪山へ出かけたいと考えてもいるとか。そんな機会にファミリーゲレンデ(※雪板の使用可否はゲレンデによります)で使おうと思っているというアイテムが、スローバック スノーボードです。
スノーボードの元祖であるスローバック スノーボードがあれば、ゲレンデではもちろん、裏庭や公園の丘など、雪さえあれば春先までスノーサーフィンを楽しむことができます。
上達のカギは、ウエア&ギア選びにもアリ⁉︎
ファミリーツリー ホームタウンヒーロー キャンバー スノーボード ¥95700/STEP ON® ジェネシス Re:Flex スノーボードバインディング ¥55000
3歳の頃からスノースポーツに親しみ、とくにアメリカへ渡った20歳の頃からは本格的にスノーボードにのめり込むようになったyoshi47さん。日本に戻ってからはプロライダーや上級者たちの影響を受け、そんな熟練の仲間たちについていくためにも、近年はウエア&ギア選びにより入念になっているようです。
また、ゲレンデでのライドはもとより、今季はバックカントリーもタップリ楽しみたいと意気込んでいる様子。そこでyoshi47さんに、バックカントリーの楽しさがマシマシになるバートンのギアを体験してもらうことに! その様子は次回記事にて。
Photo/Dai Yamamoto
(問)Burton tel:03-4316-4709 Burton.com