“Coffee&Surfing”をテーマに掲げ、千葉・九十九里から日本のカフェ文化とサーフカルチャーをブレンドした、独自のスタイルを発信するザライジングサンコーヒー。
その焙煎士を務めるのは、俳優として活動してきた坂口憲二氏。
現在はコーヒーマンとして自らロースタリーに立ち、精密な焙煎作業を通してコーヒー豆と向き合う傍ら、趣味であるサーフィンをマイペースに楽しんでいる。
そんな自然を身近に感じるライフスタイルに密着。日々の焙煎業務や趣味のサーフィンだけでなく、多忙な日常の合間にリラックスして過ごすチルタイムで、セイコー プロスペックスのダイバーズモデルを着用してもらった。
坂口さんが選んだプロスペックスは、流線型のフォルムが印象的な「1970メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル」。
その名の通り、1970年に発売されたダイバーズウォッチを現代のデザインでモデファイした逸品で、オリジナルモデルにはないホワイトのダイヤルが特徴的。プロスペックスが展開する海洋保護活動支援“Save the Ocean”を象徴するコレクションでもある本作では、セイコーダイバーズの原点、そして挑戦の象徴とも言える場所である、極地に広がる壮大な氷河の世界がダイヤル上で表現されていて、クラシックな佇まいのなかに、クリーンで洗練された魅力を漂わせている。
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焙煎士としてのこだわりは、ブレない技術とスタンス。
九十九里にあるザライジングサンコーヒーの焙煎所に、週4日ほどのペースで通っている坂口さん。昨年、新たに導入したというドイツ製の巨大ロースターの前に立ち、5、6時間かけて大量のコーヒー豆を1人で焙煎している。
コーヒーづくりにおいて、生豆に火をいれてローストする焙煎という作業は、豆の風味やコクに直結する最も重要な工程だ。
火力の調整やローストする時間はもちろん、その日の気温や湿度など、様々な条件で味が変化するため、完璧なマニュアルは存在しない。そのため、豆本来が持つ魅力を、味として最大限に生かせるかどうかは焙煎士の腕次第。職人としての技術力や経験則がモノをいう。
そんななか、坂口さんが最もこだわっているのが、環境に左右されないクオリティ。ザライジングサンコーヒーの味をキープし続けることだとか。
「1番気を付けているのは、どんな条件下で焙煎してもブレない再現性。おかげさまで最近は焙煎する量も増えてきましたので、10回焙煎してもすべて同じ味になるように、一定のクオリティを保つことを心掛けています」。
そのために意識していることのひとつが、道具を大切に扱うこと。特にロースターは豆の味にもダイレクトに関わるため、常にピカピカの状態にしている。
「昔から自分が使うモノは、なるべく綺麗にしておきたいと思っています。サーフボードもしっかりとワックスをかけてから乗るし。もちろん時計も同じです。焙煎の時間を計ったりもするから、仕事道具みたいなもの。精密機械だから大切に扱うけど、信頼できるタフなモデルを選ぶようにしています」。
仕事の合間に過ごす、チルタイムも大切な時間。
繊細なルーティンワークが多い焙煎作業において、気分転換や休憩として過ごすチルタイムは大切な時間。
天気がいい日は外に出て、海が一望できるような場所で波をチェックしながら、ノンビリとハンドドリップコーヒーを嗜むことも多いとか。
「コーヒーは、なるべくいろんなシチェーションで味わいたいですよね。自分的には、海上がりに飲む1杯が格別だけど、こうやって快晴の下で海を眺めながら飲むコーヒーも最高。自然と対峙すると本当にリフレッシュできます」。
そうしたひとときで活躍しているのが、お気に入りのコーヒーセットやアウトドアギア。さらに自らも開発に携わったオリジナルグッズも愛用中。どんな場所でも最高の一杯が味わえるように、様々なアイテムを貪欲に取り入れている。
「シーンに合わせてテイストを変えてみたりするのも楽しいと思うんですよ。僕もキャンプに行くときは、いつもと違うブレンドを持っていったりしています。今度、キャンプ中に焚き火で焙煎して、それを翌日にみんなで飲むっていうのをやってみようかなって」。
アウトドアでコーヒーを嗜む、こだわりのギアを拝見。
そう語る通り、家族や仲間たちとのキャンプも満喫している坂口さん。コロナ禍では、おうちキャンプにもハマリ、自宅でも使えるカーミットチェアを入手。ヒッコリー柄の限定モデルをセレクトするなど、さりげないこだわりも。
ステッカーでカスタムされたスタンレーのクーラーは、ポーランドのアウトドアショップで購入。こちらはアウトドア用のコーヒーセットを一式収納していた。
そんなアクティブなライフスタイルから生まれたのが、野外でも気軽にコーヒーが楽しめるザライジングサンコーヒーのオリジナルアイテム。
こちらはハンドドリップに必要なコーヒーセット一式が揃ったポータブルバッグ。ハリオのハンドミル、ゼブランのドリッパー、ダイネックスのマグカップなど、機能性やデザインを重視したギアが厳選されている。
そして「もっとライトにコーヒーを楽しみたい人に」と提案しているのが、オリジナルブレンドのドリップパック。窒素充填をすることで、1年ほどは新鮮な状態で挽き立て豆の味が楽しめるとか。
「海上がりにオススメのブレンドから、デカフェ(カフェインレスコーヒー)まで揃えています。もちろん本当にどれも自信作!」
「仲間たちと味わうコーヒーが最高!」
公私に渡って様々なシーンでコーヒーを楽しんでいる坂口さん。そんななか、個人的に最も美味しくコーヒーを味わえるセッティングを聞いてみた。
「とりあえず毎朝、家族で1番最初に起きて、静かな中で自分が焙煎した豆をハンドドリップで淹れるのが日課になっています。
それも大切なルーティンだけど、やっぱり1番美味しいと感じるのは、大事な仲間たちと自然のなかで味わうコーヒーです。
波や風の音を感じながら、じっくり丁寧に1杯ずつ淹れて、みんなに振る舞いたい。それが僕にとって、最高のセッティングになりますね」。
焙煎の仕事を終えたら、海へ。
続いては、最大の趣味となるサーフィンの現場に密着。とはいえ、海の中までは着いていけないので、移動用の愛車やボード、サーフィンの楽しみ方などを深掘りしていく。
ザライジングサンコーヒーの焙煎所から海までは自転車で10分ほど。「クルマで行くよりも身軽で便利」と、最近ハマっているのが、eバイクの「メイトバイク」。ボードキャリアをセットしてサーフィン専用の移動車にしている。
「週末の海は駐車場も混み合うので、自転車のほうがラクなんですよ。しかもメイトバイクはアシスト力も凄くて、本当に便利。海沿いを流していると、めちゃくちゃ気持ちいいですよ」。
海に入るときは時計のバンドにもこだわりが。
ビーチに到着すると、お気に入りのボードと身体を繋ぐリーシュコードをセット。その腕にはシリコンバンドが印象的な、先ほどの時計と同じ1970メカニカルダイバーズ 現代デザインの『SBDC111』が輝く。
「メタルバンドも好きだけど、海に入るときはシリコンバンドを選びたいですね。しっかりフィットしてくれるし、この時計ならサーフィン中もノーストレスで着用できると思います」。
海に入るのは仕事前の早朝や、ひと仕事終えた夕方からが多い。短い時間でも、いい波がくることがあるし、充実したひとときを過ごせるとか。
「サーフィンは本当に日常の延長。朝イチでさっと入ったり、焙煎が終わった後に入ったり。そんなときに、いい波がきたら、焙煎をがんばったご褒美だなって(笑)」。
自然と向き合うシゴトとアソビの両立が、人生を豊かに。
九十九里を拠点に、大好きな焙煎とサーフィンを楽しんでいる坂口さん。ザライジングサンコーヒーのコンセプトである“Coffee&Surfing”を自らのライフスタイルで体現しているが、実はそこには意外な接点があった。
「焙煎とサーフィンに通じるのは、どっちも自分の感覚で向き合えること。対自然だから、ウソやごまかしも利かないし、常にこちらが向こうに合わせないといけない。でも毎日がんばっていたら、ちゃんと応えてくれたりするんです。俳優の仕事をしていたときから、疲れたら海に入って自然に癒されてきました。
今の自分にとっては焙煎とサーフィンは、どちらも欠かせない大切な要素。上手くバランスを取って人生を楽しむことをテーマにしています。むしろシゴトとアソビの両方で、自然を身近に感じられてラッキーだなって(笑)。この生活を続ける限り、自分を見失うこともないと思います」。
「いい時計は、身体の一部のように扱える」
焙煎からチルアウト、そしてサーフィンまで、アクティブな日常に密着させてもらったが、最後はそんな様々シーンで着用してもらった、プロスペックスの魅力について聞いてみた。
「僕が考える“いい時計”の条件は、自分の身体の一部のように扱えるってこと。そういう意味では、プロスペックスのダイバーズはすべてのシーンで、違和感なく着用できますよね。
街はもちろん、仕事でも使えるし、そのまま海にも入れるから本当に万能。それでいて、デザインにもちゃんと主張も感じる。国産だから性能も信頼できるし、長く付き合っていける、“いい時計”だと思います」。
セイコー ダイバーズ の歴史を紡ぐ3モデルを用意。
セイコー プロスペックス 1965/1968/1970メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル
国産初のダイバーズウォッチを展開してきたセイコー。そのエポックメイキングな歴史を象徴する、1965年、1968年、1970年に誕生した3機種を、現代的な解釈で蘇らせたのが「現代デザインモデル」。海洋保護活動支援“Save the Ocean”を象徴するコレクションとして、氷河の世界をダイヤル上に表現している。左からSBDC165 ¥148500、SBDC167 ¥148500、今回坂口氏が着用したのが向かって右の1970年モデル(SBDC169 ¥159500)となっている。
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(問)セイコーウオッチお客様相談室 tel:0120-061-012
衣装協力:EGO TRIPPING/RESOUND CLOTHING/Hollywood Trading Company/DAMAGEDONE2nd
Photo/Dai Yamamoto(Image)
Styling/Shuichi Ishibashi
Hair & Make/Shinsuke Kita