おしゃれキャンパー達が愛用する“逸品”を紹介する恒例コーナー。今回は、4月14日-16日に行われたGO OUT JAMBOREE 2017に参加してくれた方々に突撃インタビュー。定番ギアからマニア垂涎のヴィンテージ、D.I.Y.による一点モノなど様々な『フェイバリットアイテム』が登場。
Photo/Takuma Uto、Yasuo Sato Text/Yasuo Sato
Table Of Contents : 目次
- 総革張りのエレガントな箱!? 使うほどに味が出る。ソル&ルナのクーラーボックス。
- アンティークに魅せられて。所有満足度もケタ違い!! パーフェクションストーブの灯油ストーブ。
- 高性能Bluetoothスピーカーで音楽と寄り添うアウトドアライフ。マーシャルのキルバーン
- 自動回転パーツで極上のロティサリーチキンを堪能! 自作の焚火台。
- 実用性と見た目を両立。タフネスが自慢の可動収納。スノーピークのシェルフコンテナ。
- オリエンタルデザインに一目惚れ! ソロだからこそこだわりたい。ビッグベアーのヘキサテーブル。
- 工具メーカーの本格アイテムをアウトドアで巧みに活用。マキタのLEDワークライト。
- 100年以上変わらない存在。“傘”追加で存在感をアピール! ペトロマックスのランタン。
- アレンジ自在、こだわりのコーヒー器具がジャストフィット。チャムスのマルチハードケース。
- 昔懐かしのカメラで思い出の一枚を残そう! 富士フイルムの写ルンです。
総革張りのエレガントな箱!? 使うほどに味が出る。ソル&ルナのクーラーボックス。
USER:salvage.co
スペインのハンドメイドクラフトメーカー、ソル&ルナは『革で包む』ことをコンセプトとした異例のメーカーで、ランプシェードや缶ホルダー、さらにはバイクや車にいたるまで革を使ったアイテムを世に送り出してきた。写真のボックスもコンセプト通り、余すところなくレザーが張り巡らされているが、その正体はなんとクーラーボックス! そして、お値段は10万円越え!! salvage.coさんが購入したのは10年ほど前で、現在でも数万円はするという。
ベースとなっているのはコールマン製(容量約50Lサイズ)だから機能面ではなんの心配もない。ただ、クーラーボックスだけなら1万円にも満たないものが何倍もの価格に……。それもそのはず、ソル&ルナの製品は上質な革を使用し、職人が一つひとつ手縫いで仕上げるため手間がかかっている。当然、生産量も限られるため、必然的に高騰するのもいたしかたない。
アウトドアシーンでは扱いがデリケートになりがちな宝物、ではなく“宝の箱”をalvage.coさんは汚れも気にせず使い倒し、エイジングを楽しむ猛者なのだ。
アンティークに魅せられて。所有満足度もケタ違い!! パーフェクションストーブの灯油ストーブ。
USER:epitaph/まゆみ/りおな
1988年にアメリカで設立されたパーフェクションストーブ。その歴史の古さから、このメーカーのストーブは100年を超えるものも少なくない。
epitaphさんが所有するのは、黒を基調としたシックなデザインが特徴の525というモデルで、ジャンク品を1万5000円ほどで購入したという。ただ、買った当初はタンクが錆びて穴が空いており、全体的にヤレていてメンテナンスは必須……。穴を半田で埋めて芯も新品に交換し、全体を缶スプレーで自家塗装することでようやく復活を遂げた。
「冬は薪ストーブを使いますが、春先や秋口のキャンプではこのストーブで十分。構造がシンプルなのも魅力です。でも、燃焼筒がずれると黒煙がすごいんです……。まぁ、これも愛嬌ですね(笑)」。
epitaphさんは他にも1973年式のコールマン製キャタリックヒーター、さらに、ティリーやアメリカンガスマシンのオールドランタンなど、マニア垂涎のヴィンテージギアを多数所持。伝統の逸品を修理しながら使い続けるのもアウトドアの醍醐味だ。
高性能Bluetoothスピーカーで音楽と寄り添うアウトドアライフ。マーシャルのキルバーン
USER:ナオヤン夫妻
キャンプに音楽はつきもの! 昨今では軽量・高性能なアウトドア向けのBluetoothスピーカーが様々なメーカーからリリースされている。そんな中、ナオヤン夫妻がチョイスしたのは、ギターアンプを彷彿とさせるハードルックなマーシャル製のキルバーンだ。
「当初は安いものを検討していましたが、どうせならしっかりとしたサウンドで聞きたいと思い購入に踏み切りました。アンプで有名なメーカーだけあって音質は文句なし! それに、高音と低音で独立したコントローラーがあるので好みの音に調整できるのも魅力ですね」。
横幅240mm、重量は約3kgと持ち出すにはやや大きめだが、この存在感は他を圧倒! ナオヤンさんは好きな音楽を聞きながらお酒を飲むのが至福の時なのだとか。