バートンって何だ?【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#1】

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スノーボードの歴史をつくってきたバートンプロダクト。

1977年、アメリカのバーモント州で生まれたBurton。現在のスノーボードのスタイルが生まれたのもちょうどその頃だったことからもわかるように、Burtonというブランドの歴史がスノーボードの歴史そのものであると言っても過言ではありません。

代表的なプロダクトとともに、その足跡の主たるを辿ってみましょう。

スノーボードの前身「スナーファー」。

Burtonの歴史は、そのまま、ブランドの創設者であるジェイク・バートンの人生と重なります。サーフボードのような板に持ち手のロープがついただけのシンプルなボードを使った「スナーファー」という商品に、当時10代だったジェイクが夢中になったのがそもそものはじまり。

ブランド創設時、夜はバーテン、昼間は独自にスノーボードの開発を進める日々を送っていたジェイク。そうしてスナーファーをベースに完成したジェイクのスノーボードは、徐々にファンを増やしていきました。

初のバインディングシステム。

1985年には、ソフトブーツに対応した初の固定式バインディングシステムを開発。これが、現在のフリースタイルバインディングの原型となります。

クレイグ・ケリーというスターの貢献。

Burtonの歴史のなかでも、特にキーとなった人物、それがクレイグ・ケリーです。

類まれなセンスとカリスマ性を併せ持つクレイグにジェイクは絶対的信頼を寄せ、クレイグ自身もまたそれに応えるようにBurtonに情熱を注ぎ、大会での活躍に留まらず、スノーボードの開発にも大きく貢献しました。

世界で初のシグネチャーボードをつくったのも、ほかでもないクレイグ。
そして、シグネチャーボードが売れた分だけ本人にマージンが入るというシステムを確立したのも彼。つまり彼こそが、現在常識とされていることの多くを打ち立てたのです。

次回は、本社オフィスを訪問します!

ジェイク・バートンというひとりのスノーボードオタクの飽くなき探究心から生まれたBurtonという世界ブランド。数々のプロダクトを生み出すことで、スノーボード界全体を推進させてきた功績は計り知れません。

Burtonの本社オフィスでは、日夜さまざまなクリエイションが生まれています。そこは一体どんな場所なのか。次回、その全貌をお見せします。

Photo:Takuya Sakamoto (image), Takuma Utoo(item)


(問)Burton tel:03-5738-2555 www.burton.com

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Masahiro Kosaka
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