年齢・性別・国籍・趣味。様々な人が集まる、メガシェアハウスの魅力。

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恋愛バラエティ番組などの舞台となるシェアハウス。家賃が高額な海外ではよく知られる住居形態で、若い人が住むものとも思われがちですが、100人を超える人が生活をしているメガシェアハウスなら年齢・性別・国籍などもごちゃ混ぜ。また建物が大きい分、中の施設も充実している。そんなシェアハウスに潜入取材して、その魅力を探ってみました。

お邪魔したのは株式会社オークハウスが運営する「ソーシャルレジデンス拝島」。全162部屋あるこちらは、ラウンジはもちろん、コワーキングスペースやジム、音楽スタジオまであるメガシェアハウス。

各部屋には冷蔵庫が備え付けで、家賃もwifi、水道光熱費込みでかなりお得。今回は、以前こちらに住んでおりGO OUT CAMPのボランティアとしても活動してくれている、アウトドア大好き会社員の渡辺“キャン”康大さんに案内してもらいました。


シェアハウス案内人

渡辺康大さん(46)/コロナのタイミングでこちらのシェアハウスに引っ越し。職場に近く、大好きな登山をするにも便利な立地で、アウトドアギアのための収納も充実していたのでこちらに決めたそう。できれば今も戻りたいと思っているほどのメガシェアハウスラバー。
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下駄箱に圧倒されるエントランス。

「学校みたいですよね(笑)」。ズラリと並ぶ下駄箱でこの建物の大きさがわかるはず。エントランス横のソファの壁には居住者の中で希望した人たちの顔写真も飾られていた。

建物に入ってすぐに音楽室!?

「うまい人が弾いていると聴いちゃうんですよね」というピアノが設置されたエントランスラウンジ。好きな時に音楽を楽しめる。もちろんただ休憩するのも自由。

巨大ラウンジがリラックスルームでありコミュニケーションの中心。

「ここがこの建物の心臓部です! ここでみんなと仲良くなってこの建物から離れられなくなるんです(笑)」。

渡辺さん一押しのスポットはまるで食堂のような広さのラウンジ。こちらでは食事をしたり備え付けのTVを見たり、各々部屋ではできない作業をしたりと自由に過ごしている。

併設のキッチンで料理をしていて「今夜は一緒に鍋でもやる?」なんて飲み会が始まるのは日常。キッチンはご覧のようにまるで寮の食堂のように広く、使いやすい。1人暮らしでこのキッチンが使えるのは料理好きの人にはたまらない。炊飯器もズラリと並ぶ。

無料でカラダもバキバキに鍛えられます!

「コロナ中はここで運動しまくりました」という鏡ばりの壁に、無料にしては十分すぎる機材が設置されたジム。こちらも24時間好きな時に利用可能。

スタディールームとコワーキングスペース。

漫画や本が多数並ぶスタディールーム、そしてモニターや個室も用意されているコワーキングスペースも完備。「オンライン会議とか1人没頭したい時には使えますよ」。

広々したウッドデッキ付きのカフェルーム。

ベンチやテーブルもあり、食事やコーヒーも楽しめそうなウッドデッキが併設されたカフェルームは貸切も可能。「コーヒーを飲むのも部屋ではなく、こういう場所もあるから気分転換に良いんですよね」。

防音もバッチリな音楽スタジオ。

アンプ、ベースが置かれているスタジオ。DTMをやる人は部屋では鳴らせない音量で音作りができ、楽器ができない人でもストレス発散にここで1人カラオケをやるなんてのもアリ。

喫煙所も準備万端。

愛煙家にはうれしい喫煙ルームも完備。空調もきいているので快適にタバコを楽しめます。

リノベされた部屋。

大学生によるリノベコンテストが開催され、合格した学生のリノベが施された部屋も用意。こちらは空いていれば入居可能。

居住者にインタビューしてみました。

ビクターさん(34)

シンガポールから日本へ来たビクターさんがメガシェアハウスを選んだ理由は?

「世界一周旅行をしていて、日本へ訪れた際に非常にバランスが良い国だなと感じて住むことを決めました。登山が趣味なので山が近いエリアでシェアハウスを探していてここを見つけたんです。ここはメガシェアハウスなので色んな人がたくさんいて、逆に他人のことが気にならないですね。また長く住む人も多いので良い関係を築きやすいですよ」

お部屋はだいたいこのような1ルーム。冷蔵庫が備え付けで、手前側に納戸があり、ビクターさん愛用のアウトドアギアでいっぱいだった。

ミタムラさん(左)/さくらさん(右)

色んな人がいるからこそのシェアハウスの楽しさを謳歌する女性お2人。

さくら「ルームシェアをしたことはあるけど、メガシェアハウスは初めてです。これだけ人数が多いと逆に気楽です。1人暮らしで体調不良になっても誰かに頼れるし、ラウンジに来れば誰かいるので寂しくないですしね。逆に1人になりたい時や忙しい時は部屋に篭っていれば良いだけなんで」

ミタムラ「私はリモートワークをしているんですが、ここはジムがついていたり、自然環境が豊かなので運動不足の解消もできました。荷物をたくさん所有するのが嫌なので、シェアハウスは設備が充実しているからちょうど良いんです」

さくら「あと海外の人も多いから語学の勉強もできるし、知らない知識や経験を聞かせてもらえるのはすごく楽しいですよ」

ミタムラ「規模が大きいと入れ変わりも多いからコミュニケーションもフレッシュです。次、引っ越す時もシェアハウスがいいですね」


ソーシャルレジデンス拝島

拝島駅徒歩8分。モリパークアウトドアヴィレッジがある昭島までも徒歩圏内。2棟からなり、全室ベランダ付きのシングルルームと、12畳のSOHOルームが6室。今回紹介した以外にも専用のシアタールームや、農園、ピザ窯が設置された中庭兼BBQエリアも。もちろんバスタブ付きシャワーも完備。建物の公共エリアは専用のクリーナーの方が清掃をしてくれる。トイレも各棟フロアごとに男女それぞれある。


ざっとご紹介しましたが、メガシェアハウスの魅力は多くの人が住んでいるので寂しくないというのと、たくさんのコミュニケーションで新しい刺激が得られるところ。また生活のための設備がほぼ備わっているので引っ越しが気楽な点でしょうか。気になった方はぜひ、以下オークハウスのホームページをチェックしてみてください。


(問)株式会社オークハウス https://www.oakhouse.jp/?sm_tag=R7jodeSh


Photo/Taizo Shukuri

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GO OUT編集部
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