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ペグボード&ガチャ柱の外遊びギア専用スペース。
大谷具志さん(会社員)
大量のギアたちをショップさながらの“見せる収納”として活用。キャンプに登山と自他ともに認める外遊び好きの大谷さん、ここに写っているだけでも相当なギアの数だ。このガチャ柱とペグボードを絶妙に組み合わせたウォールレイアウトは天井高に合わせた2×4材を恵比寿の「P.F.S パーツセンター」で購入したピラーブラケットで固定、寸法を図りホームセンターでカットした天板をつければ完成。シンプルな作りではあるが、ばらつきのある有孔ボードの色味をそろえたり、2×4材にステイン加工を施したりと、ナチュラルな色味であるからこその細かなこだわりが感じられる。ショップのように美しく手に取りやすい配置は、見た目と機能面のどちらから見ても優秀なレイアウトサンプルといえる。
バックパックを掛けるために、右半分はガチャ柱をつけず有孔ボードを活かしたスペースに。「P.F.Sパーツセンター」で購入した有孔ボード用フックに、バックパックを整然と収納。フック位置を調整できるので便利。
デッドスペースを「ダボレール」で有効利用。
崇島 亮さん(デザイナー)
靴一足分のデッドスペースを有効利用するダボレールのテクニックを紹介。ダボレールとは、ここで紹介しているガチャ柱と構造はよく似ているが、ガチャ柱が背面壁からのサポートに対して、ダボレールは側面からのサポートになるのが大きな特徴。プライスも通販やホームセンターなどで1820mm、500円程度とリーズナブル。今回紹介する崇島さんのシューズラックのように、奥行きがあまりないスペースでも写真のような棚を設置することができる。天板には木目の綺麗なラーチ合板の20mm厚を採用。崇島さんは天板の素材をキッチンと合わせて統一感を演出している。設計自体がシンプルなので、他部分の棚板と合わせれば家全体のコーディネートにも一役かってくれる。
省スペースで手軽に設置できるのも魅力なダボレール。側面に設置する場合、レール自体の厚みも12mm前後。専用の溝にツメと呼ばれる止め受けを取り付けるだけのシンプルな構造ながら、耐荷重にも優れているのが人気の理由だ。
かさばるレコード類を可動棚で隙間なく配置。
越後雅史さん(会社員)
あふれるレコードをすっきり収納したターンテーブルラック。ラーチ合板(構造用針葉樹合板)20mm厚をターンテーブル、レコード、CDそれぞれのサイズに合ったブラケットに合わせ加工。ターンテーブルは<テクニクス>で450mm、レコードは300mm、CDであれば150mmブラケットを使用すればピッタリと収めることができる。<ロイヤル>社製のチャンネルとブラケットを使用しているが、荷重に耐えられない場合や、専用のビスが必要な場合があるので、特に大量のレコードやアンプなど、重いものを載せる場合は取り付ける場所の材質と耐荷重の目安をオフィシャルのホームページで調べてから進めよう。ちなみに壁が幅500mmの場合、レコードは100枚、CDが50枚ほど入るので参考にしていただきたい。
300mmサイズのブラケットに天板を合わせれば、レコードの面がぴったり。ここで使っているラーチ合板(構造用針葉樹合板)はワトコオイルのナチュラルな仕上げから約2年、ようやくいい味が出てきたところだ。