パタゴニア大阪・梅田ストアがうめきたエリアにオープン! 国内最大規模となる新店舗に潜入。

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多くのカスタマーとコミュニティが集うハブとして西日本エリアのフラッグシップ・ストアとなる、パタゴニア大阪・梅田ストアが9/6(金)にオープン。既存店である大阪・心斎橋、サーフ大阪に続き、大阪エリアでは3店舗目となる直営店だ。

場所は、JR大阪駅に直結し、再開発で話題となっている大阪駅北地区“うめきたエリア”の新たな顔となる商業施設「グラングリーン大阪」。隣接する「うめきた公園」は大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模となる約45,000㎡の面積を誇る。

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ブランドの世界観が感じられる、開放的なワンフロア。

北館1階の路面沿いとなる新店舗は、日本で3番目の売り場面積を誇り、天井までの高さがある開放的なワンフロア。

そんな広い空間スケールを活かした店内は、自然な木のぬくもりを感じる温かい内装デザインとなっており、歴史に紐づいたアーカイブウォールや視認性を活かしたランドスケープにより、ブランドの世界観が表現されている。

店内に入り、真っ先に目に入ってくるのは、レジ裏にある10m×3mの大きな写真。こちらはアルゼンチンにある南米最高峰のフィッツ・ロイ。創業者のイヴォン・シュイナードの人生を変えるきっかけとなった山で、お馴染みのブランドロゴのモチーフにもなっている。

ほぼフルラインナップが揃う、充実した商品展開。

今回オープンした大阪・梅田ストアでは、クライミングやトレイルランニング、フライフィッシングといったアウトドアアクティビティに最適なテクニカルウエア&ギアのほか、デイリーからトラベルまで幅広く活躍するライフスタイルアイテムや、ワークウエア、キッズ/ベビー製品も並ぶ。

日本で取り扱う製品の約90%を展開し、大阪エリアの大阪・心斎橋ストア、サーフ大阪/アウトレットストアの大阪3店舗を合わせるとフルラインナップが揃う。

カスタマーに届けたいメッセージが点在。

また、パタゴニアの店舗には、メッセージが書かれたパネルやPOPなどの装飾物が多いのが特徴なのだが、外観のガラスが反射せずに店内まで見とおせるので、発信しているメッセージが外からでも目に入る。

店内のパネルやPOPなどに書かれたメッセージは、カスタマーへとより正確に伝わるように、基本的には日本語で表記しているのだが、インバウンドの来店が多くなることも予想されるため、日本語と英語の両方が表記されたグローバル仕様となっているのも珍しい。

パタゴニアは、今年の春に”Unfashionable = ファッションじゃない”というメッセージを発信。つぎつぎと安いモノや目新しいモノを買う消費社会となっている現状が背景にあり、少し尖ったフレーズに聞こえるかもしれないが、その真意はプロダクトのクオリティの重要性を伝えること。

長く着ることができる耐久性のあるウエアを、修理しながら長く愛用してもらいたい。さらに流行に左右されない年数が経っても色褪せないデザインも含めて、最高のクオリティといえるプロダクトをつくる。これこそが、パタゴニアが創業時から大切にしてきた理念なのである。

国内初となる中古製品販売コーナーを常設。Worn Wearブースも。

大阪・梅田ストアでは、Worn Wearブースを構え、修理をしながら衣類を長持ちさせることをサポート。モノを長く使い続けてもらうことで、全体的な消費を減らすことにつながる。

また、東京・渋谷ストアにて期間限定で開催された中古製品の販売コーナーを、国内で唯一常設している。

店内に置かれた家具や什器にもストーリーが。

そんなパタゴニアが大切にしてきたことは、お店づくりにも反映されている。この印象的なタイル、見覚えのあるヒトもいるのでは? こちらのレジカウンターは、1998年7月に西日本初の直営店として誕生した、大阪・心斎橋ストアのオープン時にアメリカから取り寄せたもの。

こちらのテーブルも同様に、大阪・心斎橋ストアから引き継いだもの。パタゴニアの店舗で使用されている資材は、新たにつくるのではなく、ほかの店舗で使用しなくなった家具や什器を移動させたり、廃材を使用。

壁、床、柱にかんしては、大阪・心斎橋ストアの内装デザインを引き継いでおり、レンガの壁には鉄を、床には砂利を混ぜ合わせた原料を、木材は廃材などを用いて製作。

ただ単に、特徴的な家具や什器を使用しているわけではなく、ほかのストアと共通する部分やつながりを持たせることで、ブランドの歴史や一貫性が感じられる空間がつくられているのだ。

ファンなら見逃せないストア限定ステッカー。

パタゴニアお馴染みでもあるストア限定ステッカー(イベントのリーフレット上部)は、大阪府箕面市出身でアウトドアスポーツをこよなく愛するアーティスト、岡本良さんがデザインしたもの。

そんな大阪・梅田ストアのマネージャーを務めるのが森本さん。ストア限定ステッカーは岡本さんとともにつくりあげた、大阪・梅田の魅力が詰め込まれた力作。ぜひ、森本さんご本人から直接説明を聞いてもらいたい。

伝統的な理念とともに、いまのパタゴニアを発信する西日本フラッグシップとなる大阪・梅田ストア。特別展示ギャラリーとシアター上映も可能なイベントスペースを備えており、今後さまざまなイベントを開催予定。お近くの方はもちろん、観光の際にはぜひ立ち寄ってみてほしい。


パタゴニア 大阪・梅田
住所:〒530-0011 大阪市北区大深町6番38号 グラングリーン大阪 ショップ&レストラン 北館1F
tel:06-6445-9770
open:11:00〜19:00
定休日:毎月第3水曜日、年末年始
Instagram@patagonia.umeda

<イベント予定>
・9月14日(土)・15日(日):ファーマーズ・マーケット
・9月21日(土)・22日(日):シルクスクリーン・セッション ゲスト:@rideinthewoods
・9月27日(金):パタゴニア 大阪・梅田 グループラン
・10月5日(土):Wash, heat, repeat.Patagonia Wash Party-きれいにしたら汚せます。
・10月6日(土):箕面トレイルランニング
・10月12日(土):『Running Up For Air』上映&トークショー スピーカー:トレイルランニング・アンバサダー 石川 弘樹 @dirtytrailrunner

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GO OUT編集部
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