おしゃれなキャンプサイトに共通して言えるのは、生活感のなさ。しかし実際にはそこでキャンプをしているわけだから、持ち込んでいるキャンプギアの量はそれなりのはず! ごちゃごちゃしがちな小物や、見栄えはしないけど必要不可欠なアイテムは一体どこに隠してあるのか?
4月に行われたGO OUT JAMBOREEで、おしゃれサイトの収納術を探りました。
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サイトコーデにも役立つポップなアイテムで楽しく収納。
2人でお越しのこちらのサイトは、コンテナやワゴンなど、あえてビビッドな収納アイテムをチョイスすることで、テントサイトをすっきりと整理するだけでなく、全体のアクセントとしても役立てていました。
サイトには、ビームスの別注によって鮮やかなオレンジをまとったボックス「トランクカーゴ」には、なんと衣類を収納。衣類はバッグではなく、コンテナボックスに収納することで地面に直に置いておけるうえ、雨が降っても中身が濡れる心配もなく、一石二鳥なんだとか!
さらにボックスを開けると、巾着袋やポーチなどによって取り出しやすいよう小分けになっていて、脱帽の一言。
コールマンのキャリーワゴンには、寝袋やブランケット、アウターなど、冷え込む夜に備えたアイテムが。これは実践している人も多いかもしれませんが、ワゴンをギアの運搬だけでなく、そのまま収納として使うのもテクニックのひとつといえます。
また、細々したものが多いキッチン周りは、高さのあるシェルフにキレイに陳列。一番生活感の出やすいところも“見せる収納”でおしゃれな空間を築いていました。
大量の荷物も、コンテナで仕分けして整理整頓。
ファミリーキャンプを楽しむこちらのサイトは、多めの物量ながら、コンテナボックスを多用しカテゴリーごとに分けて収納することで、効率よくギアが取り出せる機能的な収納を実現。
アマゾンでゲットしたというミリタリーテイストな大型ボックスが2つ。一方にはランタンやLEDライト、それぞれの燃料などの照明関係のアイテム、もう一方には食器や調理器具などキッチン周りのアイテムと、使用頻度の高いものが収納されていました。
各コンテナには、収納するモノのカテゴリーを書いたテープを貼ることで、取り出す時も迷わない効率的な仕様に。オリーブカラーのボックスと相性抜群なカモフラ柄のテープを使っているのも好ポイント!
また、定番といえるスノーピークのシェルフコンテナには、常温で保存できる食材や使用頻度が最も高い食器類を収納。テーブルの脇に配置することで非常に取り出しやすく、快適なリビング空間となっていました。
テント1張りをまるごと倉庫にした贅沢収納。
レッドで統一した存在感抜群のこちらのサイトは、ソロキャンプながらテンマクデザインの小型ワンポールテント「パンダ」を2張り配置。
2張りのうちの一方は、夜まで待機中のランタンやゴミ箱、工具などを収納する倉庫として贅沢に使用されていました。
テント2張りを立てる手間こそかかるものの、これなら荷物を雨から守れるうえ、かつ余計なものを目隠しでき、まさに一石二鳥! ゴミ箱のニオイも遮断することが出来るので動物被害の防止にもよさそうです。
ちなみにもう一方は寝室。敢えてサイト正面に背を向ける形で入り口が配されているのも、生活感を見せないためのグッドアイデアと言えるんじゃないでしょうか。
収納をマスターすれば、おしゃれサイトへ一歩前進!
ご覧の通り、おしゃれなテントサイトには生活感をみせない収納技が盛りだくさん! 収納アイテム一つとっても、テントサイトの雰囲気にあったものをチョイスしていたり、その使い方にもアイデアが詰まっていたりと、意外と奥が深い印象でした。
まずは、自分のキャンプギアのテイストや物量を見ながら、最適な収納アイテムを探してみてはいかがでしょうか。
Photo/Takuma Utoo