フィールドが冷え込む冬キャンプでは、テントやストーブといったギア選びが重要なポイントだ。安全で快適に過ごすのが一番の目的であるのはもちろんだが、ギア選び自体が冬キャンプの楽しさを増してくれていると言っても過言ではない。そこで、人気アウトドアショップのスタッフに冬キャンプにおすすめのアイテムを5つセレクトしてもらった。
今回協力してくれるのは、渋谷区・幡ヶ谷にある高感度なアウトドアセレクトショップ「Nicetime Mountain Gallery(ナイスタイム マウンテン ギャラリー)」。アウトドアはもちろん、日常でも使えるデザイン性、機能美に優れたギアを厳選して提案。特に人気ブランドとコラボしたセンスあふれる別注シリーズは高い人気を誇っている。まるでギャラリーのような店内にはコーヒースタンドも併設していて、コーヒーやクラフトビールも楽しめる。
クラフトマンシップあふれるジャパンメイドのケロシンバーナーから、寒がりでも安心の別注ダウンシュラフまで、冬キャンプに欠かせないさまざまなアイテムをセレクトしてもらった。
Table Of Contents : 目次
北欧発のハイパフォーマンスな冬幕。
NORTENT Gamme 4 ¥201300
2019年にノルウェーで誕生した新鋭ブランド「NORTENT(ノルテント)」が、ノルウェーのサーミ族の伝統的な住居「Gamme(ギャム)」をイメージして作った軽量な自立型ドーム型テント。5本のポールが7つのポイントで交差する構造になっていて、悪天候や積雪の重みにも強いタフさが特徴。また、薪ストーブをインストールできるようにデザインされている。4人用、6人用、8人用がラインナップしていて、4人用の「Gamme 4」は重量5.8kgと非常に軽量なのも魅力だ。
オススメポイント。
「抜群の対候性に加えて、サイズ・重さ・設営の手軽さのバランスが良さが申し分なし。煙突ポートも標準装備された名品です」。
アイテムページ:www.ablaze-corp.com/brand/product/?id=1648795536-355630
廃盤モデルを別注で復活させた名シュラフ。
NANGA UDD BAG 1000 L.GRY Nicetime Exclusive ¥79200
ナイスタイムが「NANGA(ナンガ)」に別注した「UDD BAG 1000」は、日本国内の厳冬期から海外の高山登山までカバーする超ハイスペックモデルのダウンシュラフ。超撥水加工を施した770FPのスパニッシュダックダウンを1000g注入し、快適使用温度は-9℃、下限温度は-16℃まで対応。品のあるグレーのカラーリングもナイスタイムらしい逸品だ。
オススメポイント。
「ナンガでは廃盤になってしまった1000gモデルをナイスタイムが別注しました。寒がりな方でも安心のスペックに仕上げています。包み込まれるような極上の肌触りで、シュラフに入ったら気がつくと朝になっていますよ」。
アイテムページ:www.haveanicetime.jp/fs/hant/1960291-126946
新しいのにどこか懐かしい見た目のストーブ。
貝原バーナー製作所 ケロシンストーブ M214-B ¥66000
貝原バーナー製作所の代表で職人の貝原壮二氏が、長年にわたって構想・試作を重ね、アウトドアシーンに特化して設計したこだわりのケロシンストーブ「M214-B」。貝原氏自身が1点1点ハンドクラフトで作りあげている。アンティークのようなレトロなルックスながらも発売されたのは2021年。
オススメポイント。
「軽量でコンパクトなので気軽に持っていけるストーブです。丁寧に手作業で作り上げられていて、その美しい佇まいにうっとりします」。
アイテムページ:kaibaraburner.com/
Horse Blanket Research「Horse Blanket」。
Horse Blanket Research Horse Blanket ¥38500
「MOUNTAIN RESEARCH(マウンテンリサーチ)」から派生したブランケット専門ライン「HORSE BLANKET RESEARCH(ホースブランケットリサーチ)」が手掛ける、ジャパンメイドの上質なウール100%ブランケット。サイズは136×168cmのフルサイズで、焚き火サイドでの羽織りものとしてはもちろん、テント内の敷物など、マルチに活躍するアイテムだ。
オススメポイント。
「キャンプはもちろん自宅でも愛用しているブランケット。肉厚さと軽さのバランスが見事です。難燃性もあるので、焚き火周りやテント内でのリラックスタイムなど、あらゆるシーンで重宝します」。
アイテムページ:horseblanketresearch.com/?pid=159571125
冬でも必ず持って行くハンモック。
ENO Sub6 ¥11550
アメリカのハンモックシーンを牽引するメーカー「ENO(イーノ)」の最軽量モデル「Sub6」。その名前の通り、重量は6オンスを下回り、わずか164g。収納サイズは握れるくらいの小ささ。軽量ながらも寝心地は犠牲にしていない。ハンモックの周りを覆うインサレーションなど冬用のオプションもあるので、その気になれば冬だってハンモック泊も可能だ。
オススメポイント。
「ハンモックは必ず持っていく。短時間でもユラユラしたいし、もし張れなくても軽量コンパクトなモデルなら荷物にもならないのでこのハンモックはオススメ」。
アイテムページ:enohammock.jp/products/sub6%E2%84%A2-ultralight-hammock
石井さんがおすすめするギア5選も参考に、冬キャンプでしか味わえない楽しみを見つけてみてはいかが?
「GO OUT CAMP 冬」で一緒に冬キャンプを楽しもう!
2023年12月8日(金)〜10日(日)の3日間、「ふもとっぱら」では、恒例の冬キャンプイベント「GO OUT CAMP 冬 2023」が開催されます。冬のふもとっぱらの寒さは厳しいものの、だからこそ澄んだ空気の中で眺める富士山や星空の美しさは格別。
シンボルツリー点灯式、メッセージ花火大会、カラオケ大会など、クリスマスパーティー気分も楽しめるキャンプフェスになっている。ギアや防寒着を万全にして、「GO OUT CAMP 冬 2023」で2023年キャンプ納めをしてみては。
日程:12月8日(金)〜10日(日)
場所:ふもとっぱら(静岡県富士宮市麓156)
公式サイト:www.gooutcamp.jp/winter/
(問)Nicetime Mountain Gallery www.haveanicetime.jp/