強風対策どうしてる? GO OUT キャンパーに聞いた、防風テクニック&ギア!

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2022年5月27日(金)~29日(日)に開催されたGO OUT CAMP猪苗代vol.8は盛況にうちに幕を閉じました! 27日の昼間は雨だったものの翌日以降は太陽が顔を出してポカポカ陽気だったのですが、28日は湖風が吹き荒れ、とくに浜沿いはテントが今にも飛んで行きそうな状況でした。

風速計で計測したところ6.8 m/sを示し、瞬間的には余裕で7m/sを超えるタイミングも。気象庁による目安では「強風」に該当し、「樹木全体が揺れ、風に向かっては歩きにくい」状態となっています。

ここでは、そんな中でもキャンプを楽しんでいた参加者さん達の「風除けテクニック&ギア」をご紹介します。

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タープの張り方で変化を付ける!

TheArth(ざぁーす)のタープ「幕男」は5m×4.2mサイズで大人数もカバーできる居住性があるけれど、大型ゆえに風を受けやすい。そこでヤママサさんは、普段はポールの高さを280cmで使うところ、当日は180cmほどまで下げて対応。さらに風に対して片面を下げることで風当たりを弱めていました。

強風でのタープ設営時はポールの強度も重視したいところです。同ブランドの「棒にょい」は直径φ30~39㎜という極太サイズなうえ、ジョイント式ではなく非連結タイプだから安心。

こちらはスクエアタープをほぼ垂直に折り曲げて片面を接地させることで対処。人が往来する通路沿いのテントサイトなので、風による物の散乱や人目を防ぐのにも効果的です。

オートキャンプならではの方法としては、テントの出入口前にクルマをとめて風除けにしている参加者も多く見受けられました。他にもカーサイドタープを使う手もあります。

焚き火ではウインドスクリーン(風防)を使用するキャンパーも増えていますが、火を安定させたり、リフレクト効果で温かさをキープするだけでなく、火の粉が飛ぶのを防ぐ役目も。強風時はマナーの一環として使いたいですね。

ハイスペックのテントが安心!

強風時はタープを使わず大型テントで過ごすのもありです。その際は半球型かつポールを多用するドームテントが一押し!

ブランドによって骨組みの構造は異なりますが、突風や吹雪にも耐える強度を持ち、登山家や観測隊などがベースキャンプに使用するほどの代物は風が強い日にお役立ち。当日もハイクオリティな大型ドームテントはビクともせず、室内も快適でした。

強風時に活躍するギアも発見!

普段は長さ18~30cm位のペグを使っている人も多いのでは? 強風&柔らかい土なのを考慮してロングサイズのペグを用意するキャンパーもちらほら。写真は全長50cmのエリッゼステークで、がっちりとテント&タープを固定していました。

最近は100円ショップでも売られているストレッチコード。ガイロープとペグの間にかませることで、風でテントやタープが煽られた際にゴムが伸びて衝撃を緩和し、ロープが緩んだり、外れにくくなる優れものなんです。

こちらは風の影響を受けにくく、素早く湯沸かしができるMSRのリアクター。他にも同ブランドのウインドバーナー、ジェットボイル、焚火ならソロストーブなど耐風性のある調理器具は持っておいてソンなし。風防をセットした次の瞬間には風で飛ばされかねない状況でも「ちょっとお湯を・・・・・・」なんて時にありがたいですね。

このような工夫やちょい足しアイテムで強風時も快適なキャンプが過ごせることがわかりました。みなさんもぜひ参考にしてみてください。

PHOTO&REPORT:Yasuo Sato

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