機能も吸いごたえもアップしたって本当?「プルーム・S・ 2.0」を試してみた。

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日進月歩の加熱式たばこ

紙たばこ喫煙派の人にとっても、身近な存在となりつつある加熱式たばこ。喫煙可能な完全分煙制を取り入れているカフェやレストランでも、加熱式たばこのみ可、なんて張り紙を見かけることがある。

かくいう筆者も長年の愛煙家で、加熱式にはほとんど手を出して来なかった。だが、買い換えたばかりのクルマを灰と臭いで汚したくないという思いから、自分に合う加熱式たばこを求めてひと通り試した結果、グローと紙たばこの併用で落ち着いていた。

メンソール特化型の最新モデル

そんな中、プルームシリーズの最新モデル「プルーム・S・2.0」がこの2020年7月に登場。そもそもプルーム・テックは、アイコスやグローの高温加熱式と違い低温加熱式のモデルだったが、前モデルのプルーム・Sから高温加熱式が加わり、S・2.0はさらにその進化版ということで、吸いごたえや機能が大幅にアップしたという。

プルーム・S・2.0 スターターキットは3980円(税込)。
タバコスティックはプルーム・Sと同じものが使える。今回新たにアップルフレーバーの「キャメル・メンソール・レッド」とシトラスフレーバーの「キャメル・メンソール・イエロー」(いずれも460円)の2種類が追加。これでメンソール6種、レギュラー2種の全8種類がラインナップ。

格段に進化したユーザー目線のスペック

早速本体を取り出して前モデルのプルーム・S(右)と比べてみたが、大きさやルックスはほとんど変わっていない。ただ前モデルがブラック一色だったのに対し、ブラック、ホワイト、アイスシルバー(個数限定)の3色がラインナップ。

前モデルと比べつつ具体的にアップグレードした点を挙げると、加熱待ち時間が40秒から30秒に短縮され、タバコスティック1本あたりの使用時間も3.5分から4.5分に伸びている。喫煙タイムに物足りなさを感じていたユーザーには嬉しいポイントだ。

さらに充電時間が90分で10本しか吸えなかったのが、新モデルは60分で20本、90分で22本と倍以上に。こまめな充電が必要ないのはヘビースモーカーじゃなくとも助かる機能だ。ちなみに充電もマイクロUSBからタイプCケーブルへと変化。

新加熱モードが期待以上の吸いごたえでビックリ

基本的な機能がかなりアップグレードされた事は分かったが、もうひとつ特筆すべきところが。

それは加熱モードが2段階あるという点だ。今回新しく発売されたプルーム・S・2.0から「テイスト・アクセル」という、なんとも心強い響きの機能が追加。これは加熱温度のピークを持続させることによって吸いごたえをアップさせるというものだ。

この機能をオフにしている間は前モデル(S)と同じ吸いごたえで、オンとオフの差は歴然。テイスト・アクセルを機能させた瞬間にメンソールの爽快感と紙タバコのようなパンチの効いた吸いごたえに。体感的には2倍くらいの差があると感じた。

実は普段はメンソール派ではない筆者でも「あれ? 意外とイケるな」という印象を持った。もちろんレギュラーフレーバーのタバコスティックでもテイスト・アクセルの能力は発揮されるが、メンソールの方がフレーバーがクリアなだけに、よりその効果を体験できそうだ。

吸いごたえがあるのに、臭いがほとんど気にならない!

従来の加熱式タバコは高温加熱による独特の匂いが特徴だが、プルーム・S・2.0は匂いがほとんど残らなかったことにも驚いた。

自宅でホタル族の身の私としてはかなりありがたいポイントだ。これなら室内や車内で使用しても肩身の狭い思いをしなくて済みそう。

これからの新しい相棒として自宅にひとつ、外出用で車にひとつ忍ばせておこうと思わせてくれるくらい進化した加熱式たばこということは間違いない。

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Shoichi Yamada
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