12月の極寒のふもとっぱらで開催された「GOOUT CAMP冬」。当日晴れて昼はポカポカ陽気だったものの、夜中から朝方にかけては氷点下になるほどの冷え込みとなった。そんな極寒のフィールドでは、一体どんなテントが人気なのか? GOOUT WEB編集部でキャンプサイトを徹底調査。会場で特に多く見られた人気のテントBEST5を発表!
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BEST 5. Hilleberg/ATLAS
第5位は、「Hilleberg(ヒルバーグ)」最大の自立型ドームテント「ATLAS(アトラス)」。もともと南極などの極地に可動型の研究ステーションを必要とする科学者のために設計されたテントなので、日本の真冬キャンプにも余裕で耐える性能、強度を持ち合わせたテントだ。内部は2メートルの高さがあり、8人が余裕で寝られるスペース。出入り口も広々としている。
素材に軽くて耐久性に優れたケルロンSPを使っていることで、これだけ大きくても本体重量がわずか10.5kgと軽量なところが人気の理由だろう。
www.hilleberg.jp/product/tent/detail/12770166
BEST 4. NEMO/HEXALITE 6P
第4位は、「NEMO(ニーモ)」の2ポールシェルター「HEXALITE 6P(ヘキサライト6P)」。ポール2本付属で¥60500というコストパフォーマンスの高さと、さすがのデザイン性で人気を集めている。
火の粉に強く、結露も軽減できるTCバージョンの「HEXALITE ELEMENT 6P(ヘキサライトエレメント6P)」も冬キャンプでは特に人気となっている。奥行きが広いのが特徴で、テーブルなどを置いても室内空間が狭くならず、6人用だがゆったり使うなら4人がおすすめ。
www.iwatani-primus.co.jp/products/Nemo/hex-6p-gy.html
BEST 3. Tentipi/Zirkon
第3位は、「Tentipi(テンティピ)」のワンポールテント「Zirkon(ジルコン)」。夏は30℃、冬はマイナス 45℃にも達するスウェーデンで開発されている。トップとボトムには機能的なベンチレーションを備えていて、上級者向けとはなるが内部で焚き火を楽しむ事も可能。
あらかじめテントの頂点に煙突穴が用意されているなど、薪ストーブの使用を考えて設計されているところが人気となっているポイントだろう。サイズは5人用から15人用まで4モデル用意されている。
www.pharus.net/tentipi/zirkon-cp/
BEST 2. tent-Mark DESIGN/CIRCUS TC
第2位は、「tent-Mark DESIGN(テンマクデザイン)」のワンポールテント「CIRCUS TC(サーカスTC)」。自然になじむナチュラルカラーと\34980という圧倒的なコスパの良さで、ソロやデュオキャンプの定番として人気に。
サーカスTCはダブルジップを採用していて、テントに穴を開けなくてもジップの間から薪ストーブの煙突を通すことができるため、薪ストーブ入門テントとしても人気だ。寒い日でも短時間で設営できるのも嬉しいポイント。
BEST 1. Helsport/Varanger Dome
第1位は、ノルウェーのブランド「Helsport(ヘルスポート)」のドーム型テント「Varanger Dome(バランゲルドーム)」。独特の曲線が美しく、ワンポールテントと違ってテント内にポールがないので広々と使えるのも人気のポイントだろう。
薪ストーブのインストールを前提として作られていて、素材には難燃性のポリエステルを使い、天井部分から煙突が出せるようになっている。4~6人用と8〜10人用の2タイプがあり、大きい方でも約9.75kgと軽量。自立するので設営も簡単だ。
また、夏などは3つの出入口を全部開けてかなり開放的に使うこともできる。
薪ストーブと宴会スタイルが人気。
極寒のフィールドでの冬キャンプでは、テントにこもって宴会を楽しむスタイルが多く、大人数が入れるテントが人気。また、北欧ブランドのテントを始めとした、薪ストーブのインストールを前提に作られているテントが圧倒的な支持を得ていた。
なお、テント内で薪ストーブを使う際には、ベンチレーションの付いたテントで換気をこまめに行う、一酸化炭素チェッカーを必ず設置するなど十分な注意が必要だ。
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Photo/Dai Yamamoto