冬キャンプスタイル拝見。極寒対応ギアとこだわりコーディネート。#3

更新

とっておきの“暖か装備”で寒さすらも楽しんでしまえる、上級者たちのキャンプスタイルは一見の価値あり!

先日、真冬のふもとっぱらで開催された「GOOUT CAMP 冬 2017」でスナップした、おしゃれテントサイトを数回に分けてご紹介。

今回はクルマで快適な居住空間を作り上げた3つのテントサイトをピックアップ!

Table Of Contents : 目次

ワイルドな父が作る、アットホームな冬キャンプスタイル。

Camper’s Name 07:yasuさん

月に2回はキャンプに行くという大ベテランのyasuさん。愛車のディフェンダー(ランドローバー/95年製)にはジファー定番のルーフテント“コロンブス”を備え、釣りや登山に明け暮れているそうだ。

そんなお父さんを持つご家族でのキャンプは、もっぱら秋から春にかけての寒い時期が多いそう。「冬は装備でどうにかなりますが、夏は暑くてツラいですね……」と、ウインターシーズンのキャンプを満喫している様子。

流行のワンポールテントはテンティピをチョイスし、薪ストーブと豆炭アンカによるこたつであったか装備は万全! お父さんは焚き火で、お母さんはツーバーナーで調理を行い子供二人は元気に駆け回る、とってもアットホームな雰囲気でした!

注目したいのは、こなれ感のあるファニチャーの数々。

木製のテーブルやトライポッド、焚き火用のアイアンラック&テーブルなどはyasuさんによる手作りで、キャプテンスタッグのベンチはお母さんがビビッドなオレンジのファブリックに張り替えるなど、使いやすさやにファッション性を加味して、オリジナリティを出しているのはオミゴト!

【SPEC】

・テント:テンティピ/サファイア9CP、ジファー/コロンブス
・タープ:テンティピ
・テーブル:笑’s/焚き火調理台450re、自作
・チェア:キャプテンスタッグ(カスタム)、エーライト/マンティスチェア
・ラック:コーナン/木製ラック3段
・バーナー:イワタニ/CB8000Fフラットツイン
・ランタン:コールマン/237、ペトロマックス/HK500、フェアハンドランタン
・クッカー:GSI/ホウロウコーヒーボイラー
・寝袋・マット:ナンガ、L.L.ビーン
・ストーブ:キャンパルジャパン/ちびストーブ
・焚き火台:テンティピ/ファイアボックス
・クーラーボックス:シアトルスポーツ

 

VWヴァナゴン改で釣り三昧! 快適&オシャレな車中泊。

Camper’s Name 08:@westy85_jp.さん

釣り歴30余年、山海問わず年間50回以上も繰り出すというtoshiさん。その傍らにはVWのT-3ヴァナゴン・ウェストファリアがいつも寄りそう。

車内はホテル並み(?)の豪華なキャビンが備えられていて普段は車中泊がメインとのことだが、今回のようなキャンプでは3面ウォールのオーニングを広げて広々としたリビングを作り出す。

装備は必要最低限、すっきりと清潔感のあるサイトは、車に合わせたカラーリングのギアで統一されている。数少ないブラウン色のコールマン製275ランタンやこちらも80年代のサーモス製ハードクーラーなど、さりげなくレアなアイテムを取り揃えているのも見どころだ。

@westy85_jp. さんは、以前はハーレーで各地を回るツアラーだったそうで、その延長線にあるのが今のスタイルなのだそう。

車がキーアイテムとなるだけに耐久性や使い勝手を重要視しており、パワーユニットはスバルの水平対向エンジン(EJ20)に載せ替え済み。純正の2倍以上の馬力を発揮し、走りも野宿もOKの“相棒”に仕上がっているのだ。

【SPEC】

・タープ:ARB/サイドオーニング
・テーブル:ナチュラルトーンズ/2WAYハイテーブル
・チェア:ローバーチェア、ボーナム/ロンガーチェア
・ラック:コーナン/木製ラック3段
・バーナー:プリムス/キンジャ
・ランタン:コールマン/275
・ストーブ:アルパカ
・クーラーボックス:サーモス

 

余計なギアを増やさず、賢く快適に冬キャンプを楽しむ。

Camper’s Name 09:TAKIBI.CAMPさん

テントに寝袋、マット、そして暖房器具と、冬キャンプのために必要なギアは多く、寒い時期はキャンプをオフシーズンというキャンパーはたくさんいるはず。そんな人に注目してほしいのが、TAKIBI.CAMP夫婦のサイトだ。

今回の寝床にしていたのは、これもまたキャンパー憧れのキャンピングカー。エンジンを付けずに暖房が使用できるモデルのため、寒い時期でも室内は快適な温度を保つことができる。キャンピングカーもなかなかハードルは高いが、実はこれレンタカーなんだとか。

今回リビングとして使っているシェルター内を見せてもらうと、シープスキンのラグとトヨトミのストーブを除けば通年使えるウッド系ギアがメイン。無理に冬用ギアをたくさん揃えずとも車を借りるだけで快適に過ごせるようになるなら、一気に冬キャンプのハードルも下がるはず。

まだ冬キャンプ初心者の人も、ギアをこれ以上増やしたくないと悩んでいる人は、ぜひこのアイデアを取り入れて年中キャンプを楽しんでほしい。

【SPEC】

・シェルター:MSR/パビリオン
・テーブル:イナウト/タートルテーブル
・チェア:カーミットチェア、キャプテンスタッグ/背付きアルミベンチ
・ストーブ:トヨトミ
・クーラーボックス:イエティクーラーズ、シアトルスポーツ
・ランタン:ペトロマックス/フュアハンドランタン
・グリル:コールマン/フォールディングテーブルトップステンレスグリル

 


冬キャンプについては以下の記事も要チェック!

「日本最大級のクリスマスキャンプ「GOOUT CAMP 冬 2017」レポート。」

「クリスマスキャンプで見つけた、テントイルミネーション・テクニックBEST6。」

 

  • Photo/Takuma Utoo
  • Report & Text/Yasuo Sato , Shiyori Kawamura(RIDE MEDIA&DESIGN)
Tags
GO OUT編集部
更新