【9月17日(火)スタート】開催目前のジャック企画で話題沸騰! オールドマウンテンが惚れ込む、革新ブランドを深掘り。

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9月17日(火)お昼12時スタートということで、いよいよ開催目前となったオールドマウンテンのGO OUT Onlineジャック。

すでに各地で話題となっているが、GO OUTにはあまり登場していないブランドとのコラボアイテムも注目を集めている。

なかにはオールドマウンテンが主軸とするキャンプシーンと関わりが薄そうなブランドもあるが、それらはディレクターである辻ノ内 実さんの独自のコネクションによるもの。

辻ノ内 実(OLD MOUNTAINクリエイティブディレクター)

様々な職人とタッグを組んで新しいアイテムを生み出している、オールドマウンテンのクリエイティブディレクター。無類のヴィンテージフリークで、クルマやバイクはもちろん、古民家などの建築物まで守備範囲。アメリカンカルチャーや古着への造詣も深く、愛犬家としての顔も持つ。

本人曰く「今回のコラボ相手は、今までジブンが影響を受けてきた、いろんなカルチャーのなかで、個人的に各シーンで最も輝いていると思う人に声を掛けさせていただきました」とのこと。

そこで、開催を間近に控えた今、数あるコラボブランドの中から、PINOWORKS、BOTANIZE、FARSHINA、TRADMAN’S BONSAIをピックアップ。

辻ノ内さんのリコメンドコメントと共に、各ブランドの魅力を掘り下げつつ、今回のジャック企画で販売するコラボプロダクトも深掘りしていく。

Table Of Contents : 目次

レザー系キャンプギアのパイオニア。「PINOWORKS」

2014年に新潟でスタートしたピノワークスは、厚手のレザーを使ったキャンプギアをハンドメイドで製作するガレージブランド。

今では定番カスタムになったシェラカップのハンドルやガス缶のレザーカバーのパイオニアであり、当時は多くのキャンパーたちに衝撃を与えた。

レザーの魅力は、なんといっても使い込むほど味わいが増す経年変化にある。道具としてのギアを、長年かけて育て愛用品にすることで、独自の付加価値を生み出すと同時に、今までになかった新しいキャンプスタイルや楽しみ方を提案したブランドとも言える。

辻ノ内「ピノワークスは、ボクがギア好きになるキッカケとなったブランド。それまでもキャンプはやっていたけど、ギアにこだわりたいと思ったのはピノワークスのアイテムを見てから。

名古屋のイベントで、初めてデザイナーの佐藤さんにお会いしたけど、サンプルがあるだけで商品は売っていない、商売っ気のないスタンスも衝撃でした(笑)

もちろんオールドマウンテンも影響を受けているけど、そもそもの好きなモノや世界観が近いと感じています。それで、いつか一緒になにかやりたいと思っていました」

ヴィンテージを再現した脚に、上質なレザーをセット。

PINOWORKS × OLD MOUNTAIN OLD FOLDING COT PINOWORKS ¥330000、OLD FOLDING CHAIR PINOWORKS ¥165000【共に抽選販売】

そして今回のジャック企画で初コラボレートが実現。こちらのレザーコットとレザーチェアが誕生した。オールドマウンテンはラクダ革を多用するブランドとしても知られているが、今回のコラボではレザー部分はピノワークスが担当。オールドマウンテンは脚部分に力を注いだとか。

辻ノ内「コットの脚は、英国軍のヴィンテージモデルを完全再現しました。デザインのソースにしたヴィンテージコットも愛用しているけど、このサンプルと一緒に使っていたら、どっちがヴィンテージか判らなくなっちゃって(笑) それくらいホントに細部まで再現した自信作です!」

コットとチェアは、どちらも共に上質なヌメ革を採用。厚手ながら柔らかく、滑らかな手触りが特徴的。使い込むことで美しい飴色に変化していき、ちょっとした傷や汚れも風合いとして楽しむこともできる。
オールドマウンテンが担当した脚部分は、ヴィンテージファニチャーのデザインを踏襲。エイジング加工を施し、風合いのある質感まで完璧に再現している。

洗練されたプランツカルチャーを発信。「BOTANIZE」

昨今のコーデックス(塊根植物)ブームの火付け役であり、独自スタイルで洗練されたプランツカルチャーを発信するショップ、ボタナイズ。オリジナルのアイテムも豊富に展開し、熱狂的な植物フリークを生み出している。

オーナーの横町 健さんは、GO OUTに何度も登場している常連で、無類の植物好きだけでなく、クルマや外遊びも大好きなナイスミドル。

アクティブなライフスタイルから生まれたユニークなプロダクトや、ファッションやインテリアの延長にあるような、スタイリッシュな植物の魅せ方を提案している。

辻ノ内「昔から塊根植物が好きだけど、ボタナイズは植物と陶器の組み合わせ方が、とにかく斬新で魅力的。ショップに足を運んでからのお付き合いになります。

コラボは今回で3回目になりますが、毎回即完する人気ぶり。前回、鉢やカーミットのジャケットを作らせてもらったけど、モールズで販売したら長蛇の列になりビックリしました。

しかも半分以上がアウトドア好きの人たち。実はキャンパーは植物が好きな人が多いのかもしれません」

ブランドカラーのモノトーンで統一したシックな佇まい。

BOTANIZE×OLD MOUNTAIN SYOKUBUTU MIRUTOKI SWARUYATSU ¥46200【抽選販売】、HIJIRAKU BOTANIZE ¥18700【予約販売】(共にカーミットチェアは別売り)、SYOKUBUTU MIRUTOKI KAKERUYATSU ¥19250【予約販売】、MIYABI BOTANIZE Black ¥13200【先行予約】、SEN鉢 各¥57200【先行予約】

ジャック企画では前回即完した鉢やジャケットに加え、LEDランタンの”ミヤビ”やブランケットも用意。すべてボタナイズのブランドカラーとなるモノトーンで統一したシックな佇まい。

辻ノ内「オールドマウンテンでは、基本的にモノトーンのアイテムを作らないんですよ。そういう意味では、このブランケットやジャケットはレアかも。鉢は以前作ったモデルと形は同じだけど、土の配合を変えているから、質感がちょっと変わっています」

“ショクブツ ミルトキ スワルヤツ”は、モノトーンのオルテガ柄にボタナイズのロゴが映えるジャケット。両サイドはオールドマウンテンのラクダ革を採用。
カーミットチェアの純正アームレストよりも長く幅を広くした“ヒジカケ ボタナイズ”。ジャケットを狙うなら、こちらも合わせて入手しておきたい。
ありそうでなかったモノトーン仕様のオルテガ柄ブランケット“ショクブツ ミルトキ カケルヤツ”。もちろん植物を見ないときも活躍する。
38エクスプローラーのLEDライト“38灯(ミヤビ)”もモノトーンのグラフィックで統一。メタリックな質感も魅力。
丹波篠山で植物の鉢を作陶する豪人窯が手掛けた“SEN鉢”。無骨な質感が、塊根植物の存在感を引き立てる。

ペルシャ絨毯の伝統と革新を追求。「FARSHINA」

2500年以上の歴史を持つペルシャ絨毯の伝統を重んじながらも、卓越したクラフトマンシップで斬新なスタイルを発信するファッシーナ。

ヴィンテージの絨毯に新たな価値を見出したり、デイリーユースでカジュアルに絨毯を取り入れるライフスタイルを提案するなど、ペルシャ絨毯を身近に感じられるような活動を展開している。

辻ノ内「ペルシャ絨毯って高価なイメージがあると思うけど、結構リーズナブルに入手できるヴィンテージとかもあって興味深いんですよ。

そんななか、ファシーナ代表のスィーナは、日本でペルシャ絨毯をもっと広げたいと思っていて、スケボーのデッキに絨毯を貼ったり、アメ車の内装に絨毯を使ったりとか、おもしろい動きをしています。

そうした活動を応援したい気持ちもあるし、一緒になにかやりたいなってずっと思っていて。まずはホンモノのペルシャ絨毯を作ってもらいました」

オルテガ柄×ペルシャ絨毯で新境地を確立。

FARSHINA×OLD MOUNTAIN PERSIAN DESIGNED CARPET wool ¥264000【先行予約】、kakemono.冬 各¥52250【予約販売】、RAKUDA shina ¥75900【抽選販売】

辻ノ内さんがそう語る通り、ホンモノのペルシャ絨毯でスタートしたコラボ企画は、同柄のカーミット用ジャケットやブランケットにまで派生。オリエンタルな色彩も含め、両ブランドの新たな魅力を生み出している。

辻ノ内「オルテガ柄のペルシャ絨毯は、本場のイラン(ペルシア)で現地の職人さんに半年くらいかけて作ってもらいました。もちろん紋様のデザインはすべてオリジナル。使い込むほど深みのある色合いになるそうです」

ナチュラルウールにチャイシュールと呼ばれる天然染色を施して作られた、オルテガ柄のペルシャ絨毯。リビングマットに最も適した規格となるドザールサイズ(200cm×150cm)
絨毯柄のウールブランケット“カケモノ冬”は、これからの季節のリビングからキャンプサイトまで活躍する万能アイテム。
同じく絨毯柄をラクダ革に落とし込んだジャケット“ラクダshina”をカーミットチェアにセットした状態がこちら。アンティークショップに置かれていても違和感がない佇まい。

ストリートマインドで盆栽を世界へ。「TRADMAN’S BONSAI」

ストリートカルチャーに影響を受け、アパレル業界で活躍した後に盆栽プロデューサーへ。先人未到の道を切り開く小島鉄平さんが展開する、トラッドマンズ ボンサイは、盆栽をストリートマインドで世界に発信するブランド。

伝統的な文化や技術を継承しつつ、“盆栽は究極のヴィンテージ”という、革新的なプロデュースのスタイルで、世界中のセレブやハイブランドを魅了。国内外問わず、あらゆるシーンからコラボ以来が絶えないほどの人気を誇っている。

辻ノ内「盆栽はもちろん、代表の小島鉄平くんのスタンスやマインドが、とにかくかっこいい。いろいろ刺激を受けていたら、鉄平くんから“一緒になにかやりませんか?”と声を掛けていただいて。

それで一緒に空間のプロデュースをしたことはあったけど、プロダクトとして落とし込めたのは今回が初になります。ジャック企画で実現できました」

藍染めのインディゴカラーで和テイストを表現。

TRADMAN’S×OLD MOUNTAIN GARAKUDA ¥63800【抽選販売】(カーミットチェアは別売り)MIYABI TRADMANS Indigo ¥13200【先行予約】、TRADMAN’S×OLD MOUNTAIN kakemono ¥19250【先行予約】

トラッドマンズ ボンサイとのコラボは、盆栽の職人たちのワークウエアとなる羽織と同じ、美しい藍色をメインカラーにしたアイテムを展開。しかも伝統的な藍染を取り入れるなど、キャンプギアの常識を覆す逸品揃い。

辻ノ内「トラッドマンズは日本の伝統を取り入れているブランドなので、同じく伝統技術の藍染めにこだわりました。ジャケットは抜染で紋様を出すのが凄く大変で、40セットを作るのに1年近くかかったんですよ。おかげで納得できるアイテムに仕上がったと思います」

日本の伝統的な抜染法でオルテガ柄を表現したジャケット“ガラクダ”をセットしたカーミットチェアは、室内で使っても違和感がない凛とした佇まい。よく見ると柄の中に盆栽が組み込まれている。
藍色に輝く光の中に、オルテガ柄と共に盆栽ロゴが浮き上がる“ミヤビトラッドマンズインディゴ”。最新鋭のLEDライトながら、昔ながらの提灯のような雰囲気も漂わしている。
オールドマウンテンの人気アイテムとなる“カケモノ”を、藍色をベースにリデザイン。2色の糸で織り上げた今治メイドのタオルケットで、こちらもジャケットと同様に盆栽ロゴが組み込まれている。

「既存の枠に囚われないスタンスが1番の魅力」

まさにスペシャルなお祭りだからこそ実現した、超エクスクルーシブなコラボアイテムばかり。最後は、そんな絶品プロダクトを用意してくれた辻ノ内さんに、開催目前に迫ったジャック企画への意気込みを聞いてみた。

辻ノ内「今回コラボしているブランドは、デザイナーやオーナーが枠に囚われない活動をしている人たちばかり。もちろんブランド自体もかっこいいけど、ボクが1番凄いと思っているのは、そうした型破りなスタンスです。

みなさんも今回のジャック企画のコラボアイテムを通して、新しい世界観に触れてもらえたら嬉しいです。そして既存の概念に囚われない、自分だけのキャンプスタイルを見つけてみてください。

オールドマウンテン単独のジャック企画は今回が初めてなので、ボクも72時間のお祭りを楽しみにしています!」

逸品アイテムが並ぶジャック企画は9月17日(火)から!

話題の逸品コラボプロダクトが揃うオールドマウンテンのGO OUT Onlineジャック企画は、9月17日(火)お昼12:00〜から9月20日(金)11:59までの72時間限定!

今回紹介したアイテム以外にも、スペシャルなコラボアイテムや、オールドマウンテンの最新ウエアなど、話題のプロダクトが揃っているので、奮って参加しよう!

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Masatsugu Kuwabara
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