【開催目前】GO OUT Onlineをジャックする「モールズ」ってどんなギャラリー? キーマンが語るこだわりと、日本のキャンプの魅力。

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今夏の最大のお祭りイベント、GO OUT Onlineのジャック企画が、7月18日のお昼12時からスタートする。

今回はガレージブランドのギャラリー「モールズ」がGO OUT Onlineを“ジャック”するため、イベント期間中はトップページに要注目のキャンプギアや、キャンパー垂涎の限定プロダクトが並ぶ。

そこで開催が目前に迫った今、そんな話題のアイテムを揃える「モールズ」の魅力について、改めて深堀りしてみる。

Table Of Contents : 目次

改めて……モールズってなに? キーマンに迫る!

モールズとは、オリジナルのキャンプギアなどを展開する「オールドマウンテン」、「ネルデザインワークス」、「アシモクラフツ」による合同ギャラリー。

この3ブランドは、『M16』というガレージブランド集団にも所属し、各地のイベントにも出店しているが、そうした活動と並行して、今春にモールズをオープンさせた。

複数のブランドによる運営スタイルも珍しいが、最大の特徴はショップではなく“ギャラリー”という特殊なスタンス。

そのあたりの背景も含め、キーマンとなる3人に直接話を聞いてみることに。

左/neru(neru design worksデザイナー)2014年にネルデザインワークスを設立。プライベートではファミリーキャンプを満喫し、イベントや撮影も含め年間40泊くらいほど楽しんでいる。 中/辻ノ内 実(OLD MOUNTAINクリティブディレクター)建築関連の会社を経営しながら、オールドマウンテンも展開。愛犬家としての顔も持ち、犬と楽しむキャンプも企画している。 右/ヒロ(asimocrafts主宰)キャンプ歴は20年以上となる、アシモクラフツのクリエイター。ソロキャンプを楽しむなか、今夏は家族で車中泊の旅に繰り出す予定。

ガレージブランド集団「M16」とは?

–まずは3ブランドも所属する『M16』という集団について教えてください。

辻ノ内「アウトドアイベントの『フィールドスタイル』で、一緒に出店しているガレージブランドの集まりです。確か2018年が最初ですね」。

neru「開催地の地元のアウトドアショップ、マウンテンマウンテンファクトリーの山口くんが取りまとめて集まったのが、たまたま16ブランドだったんですよ」

辻ノ内「それがキッカケだから、最初から一緒に何かをしようって感じではなく、何度か集まるうちに、自然と集団として動くことが増えていった感じですね」

ヒロ「3年目くらいですよね。M16としていろんなイベントに呼んでもらえるようになったのって」

辻ノ内「ガレージブランドって実態がわかりにくいじゃないですか。メインのショップとかもないし。それで対外的な窓口として、M16という名前を便宜的に掲げようってことで。だからそれをブランド化しようとかは、みんな考えていないと思います」

–具体的にはどんな活動をしているんですか?

辻ノ内「今もベースとなるのは秋の『フィールドスタイル』の出店です。それをメインに、いろんなイベントにM16としてブースを出させてもらっています。基本、自由参加ですけど」

neru「16ブランドありますからね。グループラインで連絡を取り合って、来られる人だけ集まるみたいな(笑)。それでも、なるべく各ブランドのアイテムだけは揃う状況を作っています」

ヒロ「でも、なんだかんだいって結構みんな集まりますよね? 僕はグループキャンプの延長みたいな感じで楽しんでいますよ」

モールズを作ったワケ。

それでは続いて、モールズというギャラリーをオープンさせた理由を教えてください。

辻ノ内「M16の活動、個々のブランド展開とは別に、この3ブランドでもうひとつ新しい拠点を作った感じです。僕が主体となって2人に声をかけたんですよ。好きなモノの世界観が似ていると思っていて」

ヒロ「M16の集まり以前からの付き合いですから。その活動でさらに仲良くなったのもありますけど」

neru「だからプライベートでもキャンプをすることも多いんです。むしろ一緒に仕事をするようになったのは最近ですから」

辻ノ内「そうしたなかで、自分たちが共有する世界観を表現する場所が欲しかったっていうのが1番の理由になります」

ヒロ「国内外で問い合わせが増えてきて、実際にアイテムが見せられる場所が必要になってきたのもありますよね」

neru「こういう場所があると、できることの幅が広がるってのは、わかっていたことなんですけど、そのタイミングがちょうどこの春だったみたいな」

ヒロ「確かにずっとやりたい気持ちはあったけど、本当にいいタイミングで声をかけてもらえましたね」

ショップではなく、“ギャラリー”である理由。

ショップではなく、ギャラリーという形式にこだわったのは何故ですか?

neru「そこはやっぱり、僕たちの作品を展示する場所にしたかったというのが大きいかも」

辻ノ内「インスタグラムで発信しても限界がありますからね。その延長として、立体的な空間で3ブランドの世界観を体感してもらえたらと。だからインスタのリアル版みたいな感じです」

ヒロ「あくまで展示物って扱いだから、新作ギアの試作品とかも置いて、直接お客さんの反応を見たりすることもできるかなって。それも普通のショップとは違う部分ですよね」

neru「でも月イチですけど、イベント的にショップ形式で販売をする日もあるんですよ」

辻ノ内「モールズのオリジナルアイテムも作っていますからね。個人的には、ここを拠点にしてキャンプ以外のギアも展開していきたいと思っています」

neru「キャンプをベースにしながらも、いろんなアプローチができますからね。もちろんキャンプギアも継続して作っていきますけど」

日本のキャンプシーンについて。

今回のジャック企画でも多くのギアをご用意していただき、かなり話題になっています。そんななか、最近のキャンプシーンをどう見ていますか?

neru「少し前と比べると、おしゃれなキャンパーが増えましたよね。それと、遊び方の幅が格段に広がっていると思います。ソログルキャンとか、ガールズキャンプとか」

ヒロ「奥さんや子どもたちが、お父さんに無理やり連れていかれていた時代とは違いますよね(笑)」

辻ノ内「確かに今はいろんなスタイルがありますよね。僕は昔からヴィンテージのギアが好きだけど、そういう価値観を共有できる人も増えているし。でもテント泊ってキャンパーだけじゃなくて、ツーリングをするバイカーや登山家もするじゃないですか? そういうシーンとも今のキャンパーが繋がると、もっとおもしろくなるかも」

–今後、どのように変化していくと思います?

neru「やっぱりもっと多様化していく気がする。単純にキャンプをするだけではなく、そこでいろんなアクティビティを楽しんだりとか。それこそ登山とか」

辻ノ内「でもキャンプそのものをレジャーとして捉える文化って、日本を中心としたアジアだけのカルチャーだから、そこも成熟していってほしいですよね。日本は1番先端を進んでいると思うし」

ヒロ「それはありますよね。韓国や中国、台湾からキャンプをするために来日する人も多いし」。

辻ノ内「日本は自然環境が素晴らしいって、海外から来る人はみんな言いますね。ロケーションもいいけど、四季がハッキリしているから季節感も楽しめるとか。それって凄いアドバンテージだと思う」

ヒロ「確かに。香港のキャンプ場に行ったことあるけど、ロケーションとかはちょっと残念だったかも」

neru「今、中国でもキャンプブームなんですよね。でもキャンプ場は何もないただの広場みたいな」

辻ノ内「最近は、ちょっとずついいキャンプ場も増えているみたいですよ。本当にこの数年の話だけど。一昨年くらいですかね、中国で”キャンプ元年”とか言われ出したのが」

ヒロ「実は快適なキャンプ場って日本だけの話なんですよね」

辻ノ内「シャワーが完備されていたりして、施設も綺麗だし、温泉も近い。自然環境と同じで、世界で1番恵まれていますよ」

キャンプ大国として、このカルチャーをさらに成熟させていけるといいですよね。

辻ノ内「個人的には、日本は自然災害が多いから、そういうときに役立つ知識とかもキャンプシーンから広がればいいなと思っています」

ヒロ「キャンプを楽しむことで、自然との付き合い方の理解も深まるといいですよね」

neru「僕はブランドのコンセプトでもあるんだけど、キャンプギアを通して日本の職人の技術力の高さを、もっと多くの人に知ってもらいたい。日本発のギアが世界に広がってほしいですね」

ジャック企画で入手できる、リコメンドギアは?

最後に、ジャック企画で入手できるアイテムのなかで、3人が各自イチオシしたいプロダクトをピックアップしてもらった。

抽選販売や先行予約など、様々な販売スタイルがあるので、入手方法もしっかりチェックしておきたい。

「スノコ天板と真鍮フレームのバランスがお気に入り」

asimocrafts asiパレ (×38explore) ¥41800【抽選販売】

38エクスプローの人気アイテム、通称“ミヤパレ”をアシモクラフツが別注。スノコ状の天板は高級木材のウォールナットを採用。使い込むことで風合いが増していく。

ヒロ「ミヤパレの別注モデルは、ウッドの天板にグラフィックを入れることが多いけど、あえてスノコ状にしたのがこだわり。ウチっぽいかなと。真鍮フレームとのバランスもいいと思います」。

 

「本当に使い勝手のいいアイテム。手放せません」

neru design works HANGBURGER neru design works ver. 各¥5830【先行予約】

こちらはネルデザインが別注した、アソマタスのハングバーガー。マグネットの力でテントやタープに挟んで使う、新しいスタイルのランタンフック。

neru「自分でも愛用しているけど、本当に使い勝手がいいアイテムなんです。今年のテーマカラーとしてオレンジとグレーを用意したけど、どっちの色合いもお気に入り。手放せません!」

 

「GO OUT Onlineで最速リリースです」

OLD MOUNTAIN 左/DOG POUCH ¥63360、右/DOG LEASH and COLLAR set Sサイズ ¥58080【先行予約】

キャンプギア以外も展開し始めたオールドマウンテンのドッグアイテム。オールドマウンテンによるカーミットチェアの座面にも使用しているラクダ革を採用。犬種によって選べる3サイズ展開となっている。

辻ノ内「犬が大好きなので、ペット用のアイテムも今後はリリースしていきたくて。これがその第一弾になりますけど、GO OUT Onlineが1番早く入手できると思うので、ぜひチェックしてみてください」

ジャック企画は7月18日(火)スタート!

「オールドマウンテン」、「ネルデザインワークス」、「アシモクラフツ」の限定プロダクトや最新ギアがイチ早く入手できるGO OUT Onlineのジャック企画は、7月18日(火)のお昼12:00から21日(金)お昼11:59まで

昨今のガレージブランドシーンを牽引する存在と言っても過言ではない「モールズ」が、初めて携わるオンラインのビッグイベントなので、盛り上がること間違いなし!

ジャック企画だけの限定プロダクトも用意!

もちろん今回もジャック企画でしか入手できない限定プロダクトを用意。どれも抽選販売となるが、夏キャンプの即戦力になるギアばかりなので、抽選にエントリーしよう!

asimocrafts × サンゾー工務店 × GO OUT アイアンテーブル(×サンゾー工務店) ¥27500

アシモクラフツは、サンゾー工務店の人気アイテムとなるアイアンテーブルを、ジャック企画に合わせて別注。

窒化加工と黒染め処理を施した天板はタフな仕上がりなので、焚き火台を上に置いたり、ストーブなどの五徳代わりにすることも可能。アイデア次第で様々な使い方できる。

neru design works × GRIP SWANY × GO OUT grip swany G10 neru ver. ¥9900

ネルデザインワークスは、グリップスワニーの名作レザーグローブをラグジュアリーにアップデート。

定番のスワニーイエローとは違うブラウンカラーで、甲部分にはブランドロゴも刻印。焚き火はもちろん、テントの設営やDIY作業、ガーデニングでも使える汎用性の高いアイテムなので、ひとつあると重宝する。

OLD MOUNTAIN × GO OUT OKAMADON GO OUT ver. COOKER CASE set 各¥23100

オリジナルの深底シェラカップにセットすることで、1合分のご飯が炊ける秀逸ギアのオカマドン。

オールドマウンテンはそんな大ヒットアイテムを、ジャック企画限定でGO OUTとのコラボ仕様で用意。しかもレザーを取り入れた専用ケースもセットになっている。

 

そして今回も、恒例のステッカー企画を敢行。イベント期間中に2万円(税込)以上のアイテムを入手すると、先着でモールズのロゴステッカーがプレゼントされる。

クーラーボックスやポータブル電源に張るのにちょうどいいサイズなので、お気に入りの愛用ギアをカスタムしよう。

 

豪華プレゼントキャンペーンにも参加しよう!

さらに今すでに、Instagramと連動したプレゼントキャペーンも実施。公式アカウントをフォロー&指定の投稿にコメントをしてくれた人に向けて、各ブランドの豪華なアイテムを用意している。ジャック企画開催期間終了と同時に終わるのでご注意を。

詳しくはGO OUT Onlineの公式アカウントをチェック!!

 

※「GO OUT vol.166」掲載のMOLDSジャック記事における一部商品の販売方法が変更となりました。

neru design works

・MAGREEL SQR.LITE neru design works ver. 先行予約→通常販売

・Kozara12 old mountain × neru design works 先行予約→通常販売

asimocrafts

・LittleCot_ABK(×NMM) 先行予約→抽選販売

 

「GO OUT Online モールズジャック」

期間:2023年7月18日(火)お昼12:00〜21日(金)11:59

WEBサイト:www.goout.jp

 

Photo/Taizo Shukuri

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Masatsugu Kuwabara
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