ウインターシーズンキャンプを楽しむヒトが増えている様子ということで、冬キャンプ&アクティビティを満喫する達人たちの着こなしを拝見しつつ、こだわりのギアを教えてもらいました。防寒対策ばっちりで冬のフィールドに挑みましょう!!
01. こだわりのキッチンギアと調味料でキャンプ飯も充実。
無添加の鰹節や出汁を提案するニカタの海瀬さんのキャンプスタイルは、家族で楽しむアウトドアご飯がメイン。「夫婦揃って料理が趣味なので、キャンプで1番こだわるのが調理系のギア。いろいろ使ってみた結果、残ったのがいまのセットです」。
冬時期のキャンプでは機能的なレイヤンリグスタイルを楽しんでいる海瀬さん。最近はアウトドアブランド以外のウエ アを活用することも多いとか。 「インナーに着ているのはフライフィッシング用のジャケット。釣りでも使うけど、動きやすくてポケットも機能的です」。
キャンプ歴は8年くらいになるが、始めた頃と比べるとギアの数もかなり減ってきたとか。「コンパクトで軽く、幅広い用途に対応するギアを厳選するようになりました。それでいて家族で使えるサイズ感やデザインも重要。ソロキャンプもするけど、結局ファミリー向けのギアが重宝していますね」。
最近ハマっている料理はタコスやフォー。「どちらも各自が好きな具材が選べて、家族でワイワイ言いながら作れるのがいいですね。この冬は現地の食材を使った鍋料理も楽しみたいです」。
02. ナローカスタムのスーパーカブが、ツーリングキャンプの頼れる相棒。
昨年、スーパーカブ90を入手し、ワイルドかつナローにカスタム。現在はその愛車でツーリングキャンプにハマっている立元さん。今夏も北海道でロングトリップを楽しんできたとか。
ツーリングから焚き火まで対応するフレキシブルな外遊びコーデ。「ベストは中綿入りなので保温性もあり、袖がないからバイクも運転しやすい。セットアップのデニムは難燃素材。火の粉も汚れも気になりません」。
「自転車ほどじゃないけどバイク移動も積載量が限られるから、そのなかでいろいろ工夫するのが楽しいです。ギアだけでなくスタイリングでも防風性や防水性を強く意識するようになりました」。
バイクに乗りはじめたことで新ブランド、ザ トリプル レッグスも今季よりスタートさせた。「バイクと外遊びが好きなヒトに向けて、今までにない機能的なアイテムを提案していきます。
grnアウトドアのアイテムみたいに、ちょっとユニークなギミックも入れていきたいですね。それと、ジブンが欲しいっていうのもあるけど、バイクのカスタムパーツも作りたいです」。
(問)スイインターナショナル tel:03-6712-0200 grn-outdoor.com
03. ヴィンテージのミリタリーギアで、無骨なキャンプサイトを構築。
ミリタリーとアメカジのヴィンテージアイテムを厳選するショップ、ハレル。オー ナーの加瀬さんは、そうしたギアを使った野営キャンプを実践しているが、無骨ながらも快適性を追求している。
スウェーデン軍の90年代のミ リタリーコートを羽織ったタフなキャンプスタイル。「アウトドアブランドのアイテムも取り入れるけど、それも現行モノより90年代のウエアが中心。ヴィンテージは好きだけど古過ぎると機能性が落ちるので……、そこは実用性重視で選ぶようにしています。とくに冬キャンプは寒さに直結するので重要ですよね」。
「ミリタリー系のギアは、重かったり嵩張ったりするから、なるべく厳選するようにしています。最近はタープ泊にハマっているので、テントも持っていきません」。年代や国によって、使い勝手が異なるのも魅力だとか。
「例えば、アメリカの軍モノはタフで利便性重視。北欧系はクラシックなデザインで天然素材が多いんですよ。それを上手く組み合わせたり、キャンプのスタイルに合わせて使い分けたりするのが楽しいんです」。
毎年、年末年始はキャンプをしながら過ごすのが定番とのことで、今年もブッシュクラフトで年越しをする予定。
(問)ハレル tel:03-5734-1946
04. テント泊装備の雪山ハイクでは、氷壁のアイスクライミングにトライ。
登山歴15年ほどの宇津木さんにとって、冬キャンプといえば雪山のテント泊がメイン。 「毎年、厳冬期の八ヶ岳に行くのが定番になっています。
夏に比べるとヒトが少ないからテント場も余裕があって快適だし、冬季営業している山小屋もあるから安心なんです。もちろんそれでも厚手の防寒着やピッケル、ヘルメットなどの安全装備は欠かせません」。
積雪期や残雪期の登山に対応するライトなトレッキングスタイルを披露。「このダウンジャケットはトレンド感のある2トーンカラーでボリュームは控えめです。街着としても使えるので重宝しています」。
ハイクした先で、余裕があれば人工的に作られた氷壁でアイスクライ ミングの練習をすることも。「冬にしかできないアクティビティだし、できる場所 も限られているので、チャンスがあればトライするようにしています」。
この冬は雪山ハイクと一緒に、本格的なアイスクライミングも挑戦する予定。「できるだけ自然の氷壁や雪景色を楽しみたいので、両方を堪能できるルートを歩きたいですね」。
(問)マムート・スポーツグループジャパン tel:03-5413-8597
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