2019年でイギリスの車メーカー「MINI」が60周年を迎えた。1959年の誕生から現在にいたるまで、愛らしいルックスをアイコンにしたコンセプトは一貫して振れることはなく、多くのユーザーに親しまれてきた。
そんな同社から特別仕様車「MINI Crossover Norfolk Edition(ミニ・クロスオーバー・ノーフォーク・エディション)」が登場! 発売日の2月28日に東京(四谷)で行われたメディア発表会の模様を交えて、この車両の魅力に迫っていこう。
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F/CE.®の世界観を反映したミニクロスオーバー。
ミニクロスオーバー(クーパーD ALL4)をベースにしたこのノーフォーク・エディションは “未知なる世界が待つ旅へ”をテーマにデザインされていて、このテーマを表現するために抜擢されたのがGO OUTでもお馴染みのブランド「F/CE.®(エフ シーイー)」のデザイナーである山根敏史氏だ!
F/CE.のコンセプトは、前身のFicouture(フィクチュール)の時から変わらず、シーズン毎にテーマとなった国を訪れてカルチャーやアートなどに触れ、そのインスピレーションを形にしてくというもので、今回のノーフォーク・エディションのテーマにみごとに合致!
この限定車にも、山根氏がMINIの故郷であるイギリスを旅した際に得たイメージが落とし込まれている。
まずボンネット・ストライプには旅人が歩む“道”を表しており、アシンメトリーになっているのがなんともユニークだ。
左右のクォーターピラーとテールゲートには、旅人を導くストリート・サインをモチーフにした専用エンブレムを装備し、さりげなく限定車としての存在感をアピール!
この専用装備以外にも、アディショナルLEDヘッドランプ・セット、ラゲッジ・セパレーション・ネット、ピクニック・ベンチといった冒険心を掻き立てる装備が満載だ!
会場では車両のアンベールに続いて山根氏本人が登壇し、トークショーが行われた。
「私は電車がキライなので(笑)、常にクルマがある生活をしてきました。自分にとってクルマは洋服と同様に生活するうえで必要なツールなんです」。
「今回、デザインを手掛けるにあたり、いたるところをミニクロスオーバーで走りました。見た目以上に中が広くて楽器も余裕で積めるし、乗り心地も非常に良い。MINIと言えば小さいイメージを持っていたので意外でしたね」。
そしてデザインについて言及されると、
「ストライプの中には道のほかにドットがデザインされていて、これは “集落”を意味しています。私は各国を訪れると最初に地図を買うのですが、人が集まっている都心部などは文字や道路などで“濃く”なっていますよね。それを表現したかったんです」とコメント。
このMINI Crossover Norfolk Editionは、限定300台の販売で、先着100台は専用デザインのルーフ・ボックスがプレゼント! 気になる人は急ぐべし!
「MINI Art Batonプロジェクト」にも注目!
1台のクラシック・ミニをキャンバスに、3人の作家がリレー形式で手掛けていくミニ・アートバトンプロジェクトについても発表された。
一人目は映像や朝倉充展氏・洋美さんによるユニットBob Foundation (ボブファウンデーション)、二人目はGO OUTでもお馴染みのジェリー鵜飼氏、最後にバトンを受け取るのがスウェーデン出身のレターボーイ氏の順番となっている。
果たしてどんなミニが完成するのか、その工程はMINIのWEBサイトに随時アップされるのでこちらも要チェック!
(問)MINIカスタマー・インタラクション・センター tel:0120-3298-14 www.mini.jp/ja_JP/home.html
山根敏史氏(F/CE.®デザイナー)
自身のブランドF/CE.を展開する傍ら、インストゥルメンタルロックバンド『toe』のベーシストとしても活躍している、多彩な人物。 http://fce.tools/