ランドローバー初のプラグインハイブリッドモデルが最上級モデルの「レンジローバー」、とプレミアムスポーツSUVの「レンジローバー スポーツ」にプラグインハイブリッド(PHEV)を追加し、2018年6月27日(水)から予約受注を開始しました。
今回、ランドローバーに初めて導入されるPHEVシステムは、「INGENIUM(インジニウム)」ガソリンエンジン(最高出力 212kW/300PS)と高出力のモーター(最高出力85kW/116PS)を併用するパラレルハイブリッド(並列式)。
「INGENIUM」エンジンとモーターの両方を合わせたシステム最高出力は、297kW/404PSで、最大トルクは640Nmを発揮します。0-100km/h加速は、レンジローバーが6.8秒、レンジローバースポーツが6.7秒で、最高速度はともに220km/hに到達。
同時に、「NEDC(新欧州ドライビング・サイクル)」燃費は、両車ともに2.8L/100kmで、CO2の排出量は64g/km。ハイパフォーマンスと高い効率性を実現したとしています。走りの面では、モーターとエンジンがシームレスに切り替わり、低速域や滑りやすい路面でもスムーズなハンドリングを得ているそう。
また、走行モードは、状況に合わせて、パラレルハイブリッド・モードとEVモードから選択できます。もちろん、レンジローバー、レンジローバー スポーツの特徴である高いオフロード性能も確保されています。
パラレルハイブリッド・モードには、バッテリーの充電レベルが設定値以下にならないように走行する「セーブ機能」を用意。
また、ナビゲーションで目的地を設定し、ルートを設定すると、目的地までの高低差データを活用し、モーターとガソリンエンジンを最適に切り替えて、 エネルギー効率を高める「エネルギー最適化予測機能」を備え、効率よく走行可能だそう。
そのほか、モーターのみでも走行できます。ゼロ・エミッションを実現するEVモードでは、ラインアップのなかでも最高レベルの静粛性が確保され、航続距離は最長51km(フル充電状態)に達します。
さらに、車両が充電中の際は、エアコン時の電力をケーブルから供給することで、車両側のバッテリーを消費することなく車内の冷暖房機能を起動でき、乗り込んだ時には快適な空調空間となっています。
充電は、200Vの普通充電に対応していて、家での充電をはじめ、公共施設や商業施設(普通充電対応の充電器)でも充電することが可能。車両側の充電口は洗練されたデザインを損なわないよう、フロントグリルに配置されています。さらに、標準装備のスマートフォン向けアプリ「リモート」を活用することで車両の充電状況を確認したり、充電するタイミングを調整したりすることが可能。
レンジローバーのPHEVは全5グレード用意され、価格帯は15,080,000円〜28,660,000円。レンジローバー スポーツは、3グレード展開で価格帯は、11,850,000円〜13,150,000円です。
(塚田勝弘)