バイク業界のイケてる「イマ」を伝える連載企画。今回は、東京調布にあるセレクトショプ「River」で働く南保さんとスーパーカブ。愛車のある生活の中で見えてきた新しい発見や体験についてお話を伺いました。

趣味だったスニーカー収集からファッションに興味を持ち、リバーへと入店。洋服と遊ぶという観点から、通勤でも休日もスーパーカブのある暮らしを満喫中。遊びの幅を広げるために中型へのステップアップを目指し、休日は教習所へ通学中。
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世界中で愛されるカブに乗ることが、自身のファッション感の新たな刺激に。
仙川が流れる閑静な住宅地の東京都調布にあるセレクトショップ「River」で働く南保さんの愛車は世界中で活躍する働くバイクのスーパーカブ50。「この店で働き始めて洋服と遊ぶことを意識するようになり、オーナーと話しているうちにバイクのある生活を過ごしたいと思って購入しました」。天候に合わせたアイテムのチョイスやエイジングなど、バイクのある日常と洋服の向き合い方を楽しんでいるという。
「グローブを着用したままでもアクセスしやすいポケットなど、リバーで取り扱っているバイクライクなアイテムにも意味合いがあり、日常的に使っていく中でオススメできるポイントが見えてきたりと毎日が勉強になっています」。そんなライフスタイルをより楽しむために中型免許取得のために教習所へ通っているそう。「もっとファッションを深く楽しめるようになりたいです」。
南保さんのライディングアイテム。
耳当て付きで通年着用。

ヘルメットはビートルのキャップスタイルに半透明のバイザーをセット。「通年で使いたいので、イヤーカップ付きを選びました」。
ワイドレンズでバイク向き。

横浜にあるステキメガネ。「一寸一杯というラインの中でもレンズがワイドで風が侵入しにくい俳優の大森南朋さんのシグネチャーモデルを愛用しています」。
ちょうどいいサイズ感のバッグ。

インセプションのメールバッグは、通勤など日常的な使用にちょうど良いサイズ。「革専門メーカーが手がけているので、ハイクオリティながらちょうど良い価格も魅力です。
気取り過ぎないネックレス。

カルヴィンロバトというサントドミンゴ族のアーティストが手がける天然石を使用したネックレス。「バイクといえばシルバーなイメージが多い中で、遊び心のあるカラフルな仕上がりが常連さんたちとプチブームになりました」。
使い込みたいレザーグローブ。

フリーホイラーズのレザーグローブは、他のブランドにはない独特なデザインが気に入り愛用しているとのこと。
着込んで育成中のジャケット。

第二次世界大戦時にアメリカの海兵隊が着用していたP-44を独自の解釈でリデザインしたフリーホイラーズのジャケット。「梅雨時期の雨でヘリンボーンツイルにようやくアタリが出てきました。愛用している常連さんも多く、先日行ったツーリングではチームジャケットみたいに揃いました(笑)」。
操作性抜群のスリッポン。

足元はギアの操作性が良いヴァンズのスリッポンをチョイス。「履きやすく身軽なのでこれ一択です」。
バイクのあるライフスタイルがファッションをより楽しいものに。

世界中で日常の足として活躍するカブシリーズは累計1億台以上を生産。操作が容易な遠心クラッチやメンテしやすいブレーキシステムなど、過酷な環境でも壊れにくく整備性の良いスタイルを70年近く貫いている。普通自動車免許で乗れる50ccをはじめ、110や125ccなど用途に合わせたラインナップも豊富。



Photo/Yuma Yoshitsugu Text/Tatsunori Takanashi
