TOKYO OUTDOOR SHOW 2024発! クルマ × アウトドアの世界。vol.2

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6/28-30に幕張メッセで開催された「TOKYO OUTDOOR SHOW 2024」。多数ブース出展した国内外の自動車メーカーによる、アウトドアとのクロスオーバーといえるフィールドが似合うカスタムスタイルを、第1弾に続きお届けいたします!!

Table Of Contents : 目次

【VOLVO & NORDIC BRANDS】ボルボを中心に北欧ブランドが大集合!!

「ノルディスク」、「フェールラーベン」、「ピークパフォーマンス」、「ヘルスポート」が集結した北欧ブランドエリアに出展した「ボルボ」。

2030年までにラインナップする全車両をEV化する計画を進行し、どのメーカーよりも環境への配慮を高めている現段階で最良の答えという「EX30」を展示。北欧の自然をイメージしたというインテリアは、再生可能な素材やリサイクルのファブリックを使用。直感的な操作で扱える様々な装備類は、大型のディスプレイにて操作することが可能。高い安全性や最新テクノロジーに加えてサステナビリティが凝縮された小さなEVに来場者も大注目!!

北欧を代表するアウトドアブランドである「ノルディスク」は、革新的な生地と軽量素材に生まれ変わり軽量かつ梱包のミニマム化を実現したAsgard Tech Miniなどコットンテントを中心としたアイテムを展示。
スウェーデンの国民的ブランドの「フェールラーベン」は1960年に設立。トレッキングからブッシュクラフトまで、様々な環境で活躍するバックパックをラインアップ。
スウェーデン北部の⼩さな⼭村生まれの「ピークパフォーマンス」。スノースポーツやトレッキングだけではなく、ゴルフなどのスポーツウェアを展開。アウトドアショーでは、アップサイクルなワークショップを開催。その他、ヘルスポートのブースも並んだ。
グループキャンプに最適な「ヘルスポート」の大型テント、北欧で誕生したルンドハグスのバッグなどスカンジナビアデザインのアップサイクルな幅広いラインナップを披露。

【MAZDA】「せとうち」発信の、多様なアクティブスタイル。

本社のある広島が位置する「せとうち」を愛車とともに楽しむアクティビティスタイルを提案していた「マツダ」。キャンプはもちろん、マリンスポーツやフィッシング、島々をつなぐ橋を駆け抜けるしまなみ海道でのサイクリングなど、遊び方に合わせたクルマの楽しみ方で、ソロキャンからファミリーキャンプまで車両の特徴を活かしたスタイルを披露した。

上の「CX-5」が牽引するルーフトップテント付きのトレーラーは、ブラストトレイル製。軽トラックの荷台と同サイズなので、扱いやすく使えるオプションパーツが豊富なのも魅力。
ルーフトップテント付きの 「CX-30」の荷室にはロードバイクを2台収納。室内に自転車を収納することにより防犯対策もバッチリ。ルーフトップテントで快適に睡眠を確保して、ツーリングを楽しめそうだ。
釣りに特化したカスタムを施した「CX-5」は、プロアングラーの伊豫部 健さんの愛車として活躍中。2025年元旦発売予定のオリジナルロッドの試作品が満載されていた。
「ロードスター」乗りで密かに盛り上がりを見せているのが、積載可能かぎりのギアを詰め込んで楽しむ通称「ロドキャン」。助手席までしっかりとアイテムを詰め込めば、冬でも快適に過ごせるそうだ。
イベントスペース内では「スノーピーク」中心にギアをセレクト。ソロからファミリー、アクティビティに特化したものまで幅広いスタイリングを提案していた。

【SUBARU】日常的に遊べる、スバル流アウトドアライフ。

AWDの安定した走りとタフな走破性からキャンパーの信頼も高いスバルは、自転車を中心としたアクティビティを想定したスタイルングを展示。鮮やかなブルーボディの「クロストレック」は、ヘッドライトプロテクターやリアコンビプロテクターはMTBのサドルが立てかけられる高さに調整されている。

ルーフだけではなくリアにもキャリアを装着し、MTBを3台積載。使い終えたギアをそのままラフに収納できるルーフラックも装備する。
大型のサイドタープを装着した「フォレスター」は、サーフィンに必要なギアを収納できるラゲッジの活用術を「ポーラー」のアイテムで実践。肩肘張らずに日常的な遊びを楽しめるアイデアがすべての車両に詰め込まれていた。
アーバンな印象の「レイバック」には、オンロードとオフロードともに楽しめるグラベルバイクをルーフトップに搭載し、アウトドアなスタイリングを披露。 
電動自動車の「ソルテラ」は電動MTBと愛犬とのライフスタイルを組み合わせたコーディネートを提案。BEVを最大限に発揮するeバイクへの充電など、新時代のアクティビティを披露した。

【RENAULT】遊べるフランス車、カングーをフル活用。

本国フランスでは商業車として大活躍の「カングー」も、日本では使い勝手のよい遊びクルマとして大人気。純正オプションも大型のカーサイドエアフレームタープ、ウッドチェア、サイドアップボックステーブルなどアウトドアブランドさながらのラインナップ。車内外のスペースをゆったりと使った車中泊は、思わず真似したくなるスタイリングだ。

ブラックバンパーやハーフキャップホイールカバーなど道具感の印象が強い「クレアティブ」は、ルーフトップカーゴを装着。樹脂バンパーと観音開きバックドアを組み合わせたモデルは日本だけに投入されるモデル。天井も広く、リアシートを倒せば広々とした車中泊スペースを確保する。
乗用車色の強い「インテンス」にはカーサイドエアフレームタープを装着。広々としたキャンプサイトの使い方はミニバンなどでも参考にしたいポイント。
大容量のラゲッジスペースにはグレゴリーのストレージを活用。スタッキングすれば大量のキャンプギアを効率よく積載できる。 
本国フランスでワーキングカーとして愛用され続けているカングーならではのトリコロールカラー。観音開きのバッグドアは開口時に後部のスペースを気にすることなく利用できる。

【VOLKSWAGEN】アウトドアでのエコな遊び方を提案。

「ライフスタイルの中でパートナーとなるクルマの提供」を目指すフォルクスワーゲンは、遠出も楽しめる大容量のバッテリーが魅力のフル電動SUVである「ID.4 Pro」と、2023年度の輸入SUV登録台数ナンバーワンの「T-Roc」の2台を出展。日常生活にちょっとしたフィールド感をプラスしたシンプルながら現実的なクルマの使い方を演出していた。

プラットフォームはそのままに燃費効率を向上し、一充電での航続距離をアップさせたID.4 Proには、キャリアに乗せてもラゲッジに収納しても良しの折りたたみ自転車を積載。目的地まではクルマで移動して観光や周遊は自転車で楽しむ、経済的にも環境的にもエコなフィールドの遊び方だ。
1回の充電で約618kmの走行が可能なID.4 Pro。同一車線内全車速運転支援システムのトラベルアシストなど、安心安全な機能を数多く採用。
T-Rocは洗練されたブラックパーツをアクセントにドレスアップが施された特別仕様車を展示。
7月末まで開催されていたオリジナルギアのプレゼント企画「キャンプセレクション」。タイプ2のイラストがプリントされたキャンプギアも展示されていた。

【HONDA】電気を活用した都市型アウトドアを発信!!

キャンプギアを満載し、フィールドを本気で遊ぶスタイルの車両が会場で目立つなかで、ホンダはライトに遊べる都市型アウトドアを発信。近くの公園や河川敷へのドライブを楽しみ、電気を使ったエコで安心な料理を味わい、快適な室内空間でゆったりとした時間を過ごす。家にあるもので気軽に遊べる、誰でも楽しみやすい休日を提案していた。

発表されたばかりのN-VANベースの電気自動車は、広い車内空間はそのままに高エネルギー密度の大容量バッテリーを採用することで、一充電で245km(WLTCモード値)と軽EVトップクラスの走行距離を誇る。
フロントに設置されたAC外部給電からは、1500Wの給電が可能。ホットプレートや電子ケトルといった家電製品も余裕を持って屋外で使用できる仕様だ。
折りたたみが可能なテーブルとチェアは10月に販売を予定している。 ルーフに設置されているギアボックスを2つ搭載した大型のルーフキャリアは、純正のメーカーオプション。
EVメインのハイブリッド「ヴェゼル e:HEV」はアウトドアをイメージした「HuNTパッケージ」をベースにアレンジ。

【SUZUKI】コンパクトな冒険に誘う、軽カスタマイズ。

「コンパクトな冒険を楽しむ」をコンセプトに、軽トラからハイトールまでモデル別のコンパクトスタイルを披露。料理やアウトドアをきっかけに、より親子のコミュニケーションが弾むファミリーキャンプの世界観はリアシートからラゲッジをカスタムしたスペーシアで、カンタン設営で気軽に楽しむスタイルはキャリイの荷台でそれぞれ実践していた。

シートの後ろにスペースを確保することで荷物の積載だけでなく、シートがリクライニングできる「スーパーキャリイ」は、狭い山道も軽々と走り抜けられるキャンプに最適な車両。広々とした荷台にはギアを積載するだけではなく、タープを張ってチルタイムのスペースとしての活用を提案。
「新型スペーシア」をアウトドア仕様にカスタムした「パパボクキッチン」は、次期スペーシア・ギアへの採用が期待されるデザインや装備が満載。
リアのスライドドアには子どもワンちゃんが乗り降りしやすいステップを装備。シートアレンジで広々と使える後部座席スペースには、トランクカーゴをスタッキング。
ラゲッジには引き出し式のキッチンツールやアウトドアギアを搭載。オープンキッチンでのキャンプを満喫できる。

Photo/Fumihiko Ikemoto Report & Text/Tatsunori Takanashi

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Tatsunori Takanashi
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