トヨタ・新型シエンタ、ついに登場! ツール感あふれる使い勝手の良さと、優れた居住性に注目。

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8月23日(火)に3世代目となる新型トヨタ・シエンタが発表された。室内高が20mmアップし、広々とした室内空間が創出され優れた居住性能を実現。それでいて、コンパクトなルックスと5ナンバー枠の小ささで優れた扱いやすさ・小回りを実現。ツールとしても重宝しそうな家族みんなで楽しめる1台が満を持して登場した。

シエンタは、広い室内と7人乗車のミニバンの利便性をプラスしたクルマとして2003年9月に誕生して以来、長年多くのドライバーに愛されてきたミニバンだ。

今回、新型シエンタの開発にあたり開発チームは、本当にシエンタに求められている需要を改めて探り、たどり着いたのは、「扱いやすい5ナンバーサイズ」「最新の安全・安心装備」「低燃費」、そして「求めやすい価格」という魅力はそのままに、初代からの「使い勝手の良い室内空間」を一層磨き上げることだった。

これによって、全長、全幅を変えることなく、大人7人がしっかり乗れる室内空間を確保。座ることの多い2列目シートを見直し広々とした後席空間(足元スペース・ヘッドクリアランス)が実現されている。

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気兼ねなく使えるツール感あふれるデザイン

ベルトラインを水平にした大きなキャビンが特長的な新型シエンタは、広い室内空間を実現しながら、コーナー部を丸くすることで車体全体をコンパクトに見せ、取り回しが良くなっている。

気兼ねなく使えるツールとしての機能が素直に表現されたスタイルに仕上げられている。また、スタイリングだけではなく、これまでと同様の良好な視界も確保されている。

新型シエンタのボディカラーは全7色となっており、「アーバンカーキ」や鮮やかな「スカーレットメタリック」などを設定。加えて、ダークグレーのルーフ色と組み合わせたツートーンカラーは、「スカーレットメタリック」「グレイッシュブルー」の2色から選択可能で、日常使いにも溶け込むルックスになった。

インテリアも、心地よい室内空間とツールとしての使う楽しさを両立させた愛着の湧くデザインに仕上げられている。アイコニックでシンプルな統一感を持たせたドアポケットやカップホルダー、レジスターなど、収納スペースに入るモノを楽しく表現したピクトグラムが施され、実際に使うことができる楽しさを演出。

水平基調のダッシュボードは、シンプルな見た目と使い勝手の良さを両立。左右のドアラインベルトへシームレスに繋がっているため、視覚的にも広い空間が演出され、車両感覚をつかみやすくなっている。ダッシュボード中央には、物理スイッチによるクライメートシステムと巨大なインフォテインメントディスプレイが配置されている。

心地良く過ごせる3つのインテリアカラーとして、明るい「フロマージュ」と、落ち着いた空間を演出する「ブラック」が配色に設定された。ファンツールパッケージとして、親しみやすいアースカラーの「カーキ」もオプションで設定することができる。

車内各所に収納スペースを確保。
ドライバー席背面にUSB-Cポートが2つ。

工夫が凝らされた使い勝手のための室内空間

日常生活での取り回しを重視し、扱いやすい5ナンバーサイズはそのままに室内高を20mmアップさせ、閉塞感を改善。水平基調のベルトラインと、直立したサイドガラスによって広く開放感のある室内空間が創出された。室内を囲うすべてのガラスには、赤外線や紫外線をカットするUVカット・IRカットの機能処理が施されている。

クラストップレベルとなる最大1,000mm(従来型比+80mm)の前後カップルディスタンスを実現し、2列目の居住性をさらに向上。普段のショッピングでも、買い物かごを足元にそのまま置けるほどの空間が実現された。後席には、快適性重視の「天井サーキュレーター」が搭載され、エアコンユニットから噴き出す冷機/暖気を効率よく循環させる。

好評だった330mmの低いフロア地上高や段差のないフラットなフロアを踏襲しつつ、パワースライドドア開口部の高さが1,200mm(従来型比+60mm)にまで広げられ、後席への優れた乗降性を実現。子供から高齢者まで家族みんなが楽な姿勢で乗降できるよう配慮されている。

さらに、ハンズフリーデュアルパワースライドドアが設定された。キーを携帯している状態であれば、フロントドア下側に足を出し入れすることでパワースライドドアが自動で開閉する。買い物など、荷物で両手がふさがっているときなどに便利に使用することができる。

バックドアについては、開口部の高さを15mm(従来型比)拡大。荷室高も20mm(従来型比)高くされたことで、よりスムーズな荷物の出し入れを実現。27インチタイヤの自転車もラクラク入るほどの開口部を実現した。フラットで大容量のラゲージスペースは、多くの荷物を積載するアウトドアなどのアクティブなシーンで活躍することだろう。

安心・安全な先進装備

機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が全車標準装備されている。「プリクラッシュセーフティ」は、他車両に限らず、歩行者、自転車運転者に自動二輪車(昼)を加え検知範囲を拡張し、衝突回避または被害軽減に貢献。

さらに、事故割合が高い交差点での支援を拡大している。「プロアクティブドライビングアシスト」は、一般道のシーンでドライバーをサポートする。「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、かもしれない運転をクルマが予測することで、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリングやブレーキ操作をサポートする。

高度運転支援技術「「トヨタチームメイト」の機能として、「アドバンストパーク」が設定された。駐車時の、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援するとともに、俯瞰映像に車両周辺の死角や目標駐車位置などを常に表示し、安全・安心でスムーズな駐車をサポートする。バック駐車/前向き出庫に加え、前向き駐車/バック出庫も可能とし、状況に捉われない駐車時の使い勝手を向上させている。

環境に優しい車両構成

クルマの骨格となるプラットフォームは、TNGAプラットフォーム(GA-B)をベースに新設計され、主要な骨格を連結させた環状骨格構造とし結合部の剛性を向上。軽量でありながらバランスの取れた高剛性ボディが、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を高い次元で両立させている。

さらに、車両の主要骨格に採用されている構造用接着剤およびルーフパネルに採用されているマスチックシーラーの一部を高減衰タイプとすることで、操縦安定性、乗り心地、静粛性を向上させている。

サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式を、リアにトーションビーム式を採用し、高剛性ボディに対して前後のサスペンションジオメトリーを最適化させている。サスペンションのしなやかな動きと接地感あるフラットな走りを追求し、最小回転半径は5.0m。狭い道や駐車場などでのスムーズな取り回しを実現させた。

1.5Lダイナミックフォースエンジン(M15A-FXE)採用のハイブリッドシステムは、システムの高効率化により、心地よい走りと優れた燃費性能を高次元で両立させ、クラストップレベルのWLTCモード走行燃費28.8km/Lを達成した。さらに、E-Fourを採用し、降雪時や雨天時における登坂発進時でも確実なトラクションを確保している。

1.5Lダイナミックフォースエンジン(M15A-FKS)には、Direct Shift-CVTを組み合わせることで力強くダイレクトな走りと優れた燃費性能を両立させ、ガソリン車としてもクラストップレベルのWLTC走行モード燃費18.3km/Lを達成している。

Direct Shift-CVTには、マニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックが備わっている。新型シエンタは、9月3日(土)・ 4日(日)に店頭発表会が行われる予定だ。

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GO OUT編集部
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