8月24日、FCAジャパンはジープ本格オフローダーであるラングラー・アンリミテッドに、SUVの草分けである「ウィリスオーバーランドCJ-3A」にインスピレーションを受けた限定車「ラングラー・アンリミテッド・ウィリス」」を設定し、9月4日に発売すると発表した。税込車両価格は568万円で、発売台数は限定300台。
ラングラーきってのハードコアモデル「ルビコン」と共通のDana社製M220リヤアクスルを搭載するなど、オフロード性能も強化
特別限定車ラングラー・アンリミテッド・ウィリスがオマージュを捧げる「ウィリスオーバーランドCJ-3A」は1948年に発表され、現代のSUVの道筋を付けたパイオニア的な存在。当時、軍用車や農耕用車両として使用されていたオフロード車を民生用として広め、人々に未舗装の地を駆け巡る自由な楽しみや冒険の喜びを提供した。
また、前型であるCJ-2Aに対して快適性や走行性能が強化され、高いオフロード性能を維持しながら実用面でも進化を遂げるCJシリーズの礎を固めたのもCJ-3Aだ。
この特別限定車はそうしたCJ-3Aの精神を受け継ぎ、オフロード性能のさらなる進化と、タフネスを表現したルックスを特徴としている。
機能面については、悪路で車体下部を保護するロックレールや、滑りやすい路面でタイヤの空転を抑えることで推進力を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ラングラーきってのハードコアモデルである「ルビコン」と共通のDana社製M220リヤアクスルを搭載し、オフロード性能が強化されている。
エクステリアにはブラック仕上げの専用フロントグリルやグロスブラックに塗装された17インチアルミホイール、「WILLYS」ボンネットデカール、4 WHEEL DRIVEリヤゲートデカールが装備されるほか、JeepバッジとTrailRatedバッジはマットブラック仕上げとなっている。
ボディカラーは、ミリタリー感を演出する限定車専用色のサージグリーンC/C(100台限定)と、通常はルビコン専用色であるスティンググレーC/C(200台限定)の2色を特別に設定。
装備内容はベース車である「アンリミテッド・スポーツ」(284ps/347Nmを発揮する3.6ℓV型6気筒エンジン+8速ATを搭載)に準じており、LEDヘッドライトや車庫入れをサポートするParkSenseフロント・リヤパークアシスト、Parkviewリヤバックアップカメラ、前走車との車間距離を維持するSTOP機能付アダプティブクルーズコントロールなどが搭載されている。
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