2020年秋発売のトヨタ・ヤリスクロスは、都会派ながらSUV色強めのクロスオーバー。

ライバルは日産のコンパクトSUV・キックス!?

2020年4月に世界初公開となったトヨタ・ヤリスクロス。トヨタはコンパクトカーをベースとしたイスト、アクアクロスオーバーなどを発売してきた実績があり、ヴィッツ改めヤリスを名乗る現行型にクロスオーバーを設定することで、さらにユーザー層の拡大を図る狙いだと思われます。

新型ヤリスクロスは、中止になった第90回ジュネーブ国際モーターショーで披露される予定だったという、新型派生モデル。主力コンパクトカーであるヤリスの資質を継承する新たなSUVとして、日本では2020年秋、欧州では2021年半ばの発売が予定されています。

ヤリスは、コンパクトカーの世界標準を構築するという気概のもと、1999年のデビュー以来トヨタのコンパクトカーの主力モデルとして、グローバルでは累計約871万台(2020年3月末時点)が販売されています。

最新モデルである現行ヤリスは走る楽しさに加え、最新のハイブリッドシステムによるクラス世界最高レベルの低燃費が自慢です。さらに、先進の安全・安心技術を備え、コンパクトカーの域を超える新世代コンパクトカーとして、2019年10月に世界初披露されています。

新型ヤリスクロスは、ヤリスブランドで築いてきた「走る楽しさへのこだわり」「クラスを超えた質感」を受け継ぎつつ、都市型コンパクトSUVを再定義することを目指して開発。

ベースとなるプラットフォームは、ヤリスと同様のコンパクトカー向け「TNGA(GA-B)」で、一新されたハイブリッドシステムの採用などにより、高次元の基本性能と環境性能を実現。また、取り回しの良いボディサイズと、居住性や荷室空間といったSUVらしいユーティリティ性能を両立したとしています。写真を見る限り、力強い前後フェンダーや専用フロントグリルなどにより、イストやアクアクロスオーバーなどよりもSUVの雰囲気が強調されているように感じられます。

エクステリアデザインは、シンプルながらも、SUVならではの「ロバスト(頑強さ)」を表現したそうで、インテリアデザインもワンクラス上の質感と居心地の良さが感じられるデザインに仕上げたとしています。なお、ヤリスクロスは日本市場向けは、トヨタ自動車東日本、欧州市場向けには、フランス工場での生産が予定されています。

ヤリスクロスのボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mm、ホイールベースは2,560mm。ガソリンエンジン車は直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載し、トランスミッションはDirect Shift-CVTとの組み合わせ。駆動方式はFF、4WD。

ハイブリッドは、直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジンにモーターの組み合わせで、FFとE-Four(電気式4WD)が設定されます。

ライバルは2020年夏にも発売されるのでは?と憶測を呼んでいる、新型日産・キックスなどのコンパクトSUVになりそうです。

(塚田勝弘)

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