でっかいSUVオーナーたちの、リアルな愛車事情。【#5 ランドローバー / ディフェンダー】

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BBQやキャンプなどアウトドア遊びシーズン真っ盛り。気の合う友人や家族同士でワイワイ楽しむために必須なのが、外遊びに最適なクルマ。なかでもボクらの憧れは、車格、風格ともにワンクラス上のビッグサイズSUVではないでしょうか!

そこで、SUVに乗る外遊びの達人たちのリアルな声を聞いてみます。前回紹介した「ジープ ラングラー」に続いて紹介するのは、軍用車としても活躍するオフローダー「ランドローバー / ディフェンダー」。クルマを買う、もしくは買い替えたいと思っているなら、増税前の今がチャンスです!

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1代目、2代目、と乗り継いできたディスカバリーだが……。

阿久戸さんの愛車:「2000s LAND ROVER/DEFENDER」

阿久戸秀高さん:スタンダード カリフォルニア 代表。高校生の頃にサーフィンと出会い、アメリカのサーフカルチャー、スケートーボードカルチャーへと心酔していった。2003年に自身のショップ「スタンダード カリフォルニア」をオープンさせ、現在はオリジナルウエアのプロデュースも行う。

イギリスのランドローバー社が1948年から製造し続けてきた歴史のあるオフローダーで、実際にディフェンダーと命名されたのは1990年代に入ってから。

強靭なラダーフレームを有するシャーシとアルミニウムボディを採用し、タフな作りから各国の軍用車両や警察車両などでも活躍する四輪駆動車ユーザーの憧れの1台となっている。2013年に生産終了となったものの、いまもなお人気が絶えない。

阿久戸さんの愛車となったのは約3年前。ランドローバーを専門に扱う神奈川県・相模原のツインランドで出会ったのだいう。

「これまでランドローバー社の初代ディスカバリー、2代目と計20年ほど乗り継いできましたが、そろそろ買い替えるという時期に、3代目ディスカバリーへと乗り換えるのがあまり気乗りしなくて」。

「というのも、リアハッチに装着されるスペアタイヤがボクにとって見た目の四駆っぽさでもあったので、それが廃止されたディスカバリー3への興味が薄れてしまったというのが大きいいかもしれません」。

大掛かりに修理して手に入れた、愛着ある1台。

「ちょうどそんな時期に、長年ボクのディスカバリーを診てもらっていたツインランドで、ボディはボロいけど、修理を前提に考えているなら良い個体があるよと紹介されて。そんなチャンス2度と訪れないかもと思い購入を決断しました」。

「おもに傷んだボディの修理がメインでしたが、一度ボディを全部剥がして綺麗に修理し、再塗装してからもう一度組み直すことにしたんです。時間がかかって大掛かりな修理だった分、愛着もひとしおです。3年ほど乗っていますが、いまのところ消耗品の部品以外の致命的な故障はなく、飽きのこないデザインなので、これからも長く乗れそうです」。

【愛車のココが推し!①】

細部まで徹底的に統一したカラートーン。

ホワイトにするか迷ったというボディカラーは、ランドローバーの純正色でもある濃紺のオスロブルーを選択。リアに取り付けたラダーとルーフキャリアやホイールなど、他のパーツと同様にブラックで統一し、全体的に落ち着いた大人のスタイルへと仕上がっている。

【愛車のココが推し!②】

高年式にはない、フロントに装備された開閉可能なダクト。

フロントガラスの下には、運転席側から開閉が可能な、外気を車内にダイレクトに取り込むことができるダクトが装備される。高年式にはデザインこそ残されるがイミテーションとなっており、開閉機能は装備されていない。

【愛車のココがいまひとつ……】

お世辞にも良いとは言えない客室の乗り心地と雨漏り。

起源は馬車にまで遡ると言われ、旧くから使用されているフレーム型のラダーフレーム構造のディフェンダー。タフな作りで悪路を難なく走破してくれる躍動感のある走りが持ち味だが、同乗者の乗り心地は決して快適とは言えない。

さらにディフェンダーには付き物と言われている雨漏り。構造上、目をつぶらないといけない問題でもあり、事前対策で緩和させるしかないようだ。

おもに趣味のクルマとして、キャンプやサーフィンで活躍。

普段の足としてはもちろん、ラゲッジスペースも広いため、キャンプやサーフィンなど趣味のクルマとして活躍しているという阿久戸さんのディフェンダー。もちろん、エンジンなど機関的にはロングドライブも難なくこなせるが、体力的にこたえる長距離運転には気合いも必要なようだ。

すでに後部座席は3座席ともに独立し、リクライニング可能な他車の座席を搭載。また今後は、より快適なドライブを可能とするために前座席をレカロシートへとカスタムすることも検討しているのだという。

 

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Text/Tamaki Itakura
Photo/Seiji Sawada

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GO OUT編集部
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