でっかいSUVオーナーたちの、リアルな愛車事情。【#4 ジープ ラングラー】

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BBQやキャンプなどアウトドア遊びシーズン真っ盛り。気の合う友人や家族同士でワイワイ楽しむために必須なのが、外遊びに最適なクルマ。なかでもボクらの憧れは、車格、風格ともにワンクラス上のビッグサイズSUVではないでしょうか!

そこで、SUVに乗る外遊びの達人たちのリアルな声を聞いてみます。前回紹介した「トヨタ FJクルーザー」に続いて紹介するのは、外遊びにも街乗りにも快適な「ジープ ラングラー」。クルマを買う、もしくは買い替えたいと思っているなら、増税前の今がチャンスです!

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ジムニーから、あえてショートボディのラングラー スポーツに乗り換え。

山田さんの愛車:「2011s JEEP WRANGLER SPORT」

山田理喜さん:フリーランスフォトグラファー。ファッション誌を中心にブランドカタログや広告撮影などで活躍。千葉県生まれで、幼い頃から海や山など自然に親しみ、趣味はキャンプや山登り。

1941年にアメリカ陸軍用車両として生まれたジープ。頑丈で悪路走行にめっぽう強いオフローダーの代名詞的存在として、長年にわたり、アウトドアアクティビティを愛する世界中の趣味人たちの憧れとなってきた。

当時の意匠である丸型ヘッドライトと7本のスリットが入れられたフロントグリルは、誕生当時からのジープのアイコニックなディテールとして継承されモダンに進化を遂げている。

山田さんがジープ ラングラー を購入したのは4ヶ月ほど前。ロングボディ、4ドアが人気の「アンリミテッド」ではなく、2ドアの「スポーツ」を選んだのは、よりジープらしいフォルムが好きだったから。

中古車ディーラーで走行距離2万キロほどのグッドコンディションだった現愛車を見つけたのだという。

外遊びと街乗り、それぞれの快適性を両立。

助手席には、ドッグカートがすっぽりと収まっている。目を離さなくて済むので、愛犬とのドライブも安心だ。

「以前はスズキ ジムニーのJA22型に3年ほど乗っていましたが、キャンプやアウトドアアクティビティのための荷物を積むのに限界があって手狭になってきたこと、そして子どもを授かったことをきっかけに、チャイルドシートを後部座席に設置しても余裕があり、安定した走破性と街乗りでも扱いやすく快適なジープを選びました」。

「一瞬、トヨタのFJクルーザーとも迷ったのですが、小さい頃から大人たちが乗っている姿を見ていて憧れでもあったジープの購入は揺らぎませんでした。ロングボディのアンリミテッドは街でもよく見かけますが、ショートボディはあまり見かけないですし、ボディカラーのオレンジもすごく気に入っています」。

【愛車のココが推し!①】

オーセンティックなデザインと、オールラウンドな走破性。

丸型のヘッドライトと7本のスリットが入れられたフロントグリルは、初代ジープから継承されるデザイン。悪路を難なく走破できるポテンシャルを持ちながら、街乗りでも快適な走行を可能とするオールラウンダーとして高い人気を誇る。

タフな作りであるため、傷や汚れなど、気兼ねなく扱えるのも大きな魅力なのだという。

【愛車のココが推し!②】

荷物やチャイルドシートを載せても広々とした車内空間。

ジムニーではチャイルドシートの装着が難しいことから、ジープへと乗り換えることを決断した山田さん。ミニマルなボディながらラゲッジスペースは大容量。後部座席にチャイルドシートを設置しても広々とした車内空間は、山田さんの想像以上に便利なスペックなのだという。

また、バックドアはウィンドウのみの開閉が可能なのも使い勝手が良いという。

【愛車のココがいまひとつ……】

着脱式ハードトップの必要性と気になる燃費。

ハードトップを着脱できるような設計となっているラングラー スポーツだが、着脱するのに難儀であることと外すことによる雨漏りの心配から1度も外しておらず、今後も外す予定はないという。

また快適な走行ではあるが、やはり気になるのは燃費。現状、リッター5キロほどだというが、街乗りをメインに考えると決して良い数字ではない。

家族の成長に寄り添う、オールラウンドな一台。

小型のジムニーではクルマの振動が大きく妊娠している妻を乗せられない。さらにチャイルドシートの設置もままならない。そんなウイークポイントから、将来を見据えてより大きなジープへと乗り換えた山田さん。

頑丈でタフな作りでありながらも快適な街乗りを実現するジープは、街乗りでの運転のしやすさだけでなく、自身の趣味でもあるアウトドア遊びとの両立も含めてバランスのとれた選択。街で見かけることが少ないショートボディを選んだことも、彼のジープへのこだわりだ。

 

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Text/Tamaki Itakura, Masatsugu Kuwabara
Photo/Fumihiko Ikemoto

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GO OUT編集部
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