鹿児島にある廃校の森をアウトドア施設に。実際にキャンプもできるクラウドファンディング実施中。

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フェス会場としても知られる廃校で、デッキキャンプができる環境へ。

鹿児島県南九州市川辺町にある、森に囲まれた廃校を舞台に10回開催されているフェスティバル「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE」をご存じだろうか?

無国籍楽団「Double Famous(ダブルフェイマス)」のメンバーとして活躍するミュージシャンでもある坂口修一郎さんが中心となって年に1回開催するフェスティバルで、音楽だけでなくクラフト、アート、食、文学、映像からスポーツまで、ジャンルを超えてたくさんのコンテンツが集まるイベントとして人気になっている。

そんなフェスの会場ともなっている廃校とその周辺の森を整備し、デッキキャンプができる環境にするべく、現在クラウドファンディングが開催中

リターンには廃校でのキャンプ権も設定されているので、気になる方は早めにチェックがおすすめだ。

 

古き良き廃校を生かした、アウトドア拠点。

フェスの会場になっている廃校があるのは、鹿児島市から車で1時間ほど南下した鹿児島県南九州市川辺町。周囲を360度森に囲まれた自然環境の中に佇む廃校「旧長谷小学校」だ。

昭和8年に建造された古い木造校舎、その傍らにたたずむ小さな二宮金次郎のブロンズ像という日本の教育の原型のような風景が残っていて、足を運べば誰しも懐かしさを感じてしまうような場所になっている。

学校というと通常は子どもがいるところに建てることが多いが、この学校は明治18年に開かれたときから、周囲の6つの小さな集落のどこからでも通えるように中間地点につくったという歴史があるようで、当時から学校の周りには人家がなく、森に囲まれた場所にあるのが大きな特徴。

現在、この廃校は改修され、複合自然体験施設「リバーバンク森の学校」となって、地域に賑わいを作り、地域の魅力を保存・発信する拠点となっている。

 

昔のように自然と触れ合える環境作りのため。

そして、今回、隣接する5000平米の森を整備し、地域の里山の樹々を植え直し、リバーバンク森の学校を訪れる大人も子どもたちも昔のように安全に自然を体験できるような場所にしたいという想いで、クラウドファンディングが「CAMPFIRE」で開始された。

このクラウドファンディングを立ち上げた一般社団法人 リバーバンクは、フェスの中心メンバーでもある坂口修一郎さんが代表理事をつとめていて、この森の学校を守り、この場を拠点に地域課題の解決に取り組むチーム。

このプロジェクトでは集めた資金は、森の間伐や来場者が森を楽しめるよう沢にかける橋の費用など、おもに森の整備に使われるという。

なお、支援は1000円から可能で、リターンは、この施設で2日間キャンプできる権利や、名前を記載した苗木プレートを設置して植樹を行うオーナー権のほか、黒毛和種のブランド牛「かわなべ牛」など、11のコースから選ぶことができる。

クラウドファンディングは、CAMPFIREにて7月23日(木)まで開催中。残り1週間を切っているので早めのチェックがおすすめだ。


(問)一般社団法人 リバーバンク riverbank.jp/

 

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Shinya Miura
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