ヴィンテージ市場で圧倒的な人気を誇る「ブラウンズビーチジャケット」。ブランドの特徴は通称“ごま塩”と呼ばれるビーチクロスという素材。なんとアウトドアマンのために100年以上も前に開発されたものだということをご存知だろうか。
独自性あふれる素材はコットン27%、ウール73%の混合糸による豊かな表情が最大の魅力となっている。しかも、現代のスウェットと同じ構造だというからおもしろい。これを生み出した「ブラウンズビーチジャケット」は、1901年にアメリカで誕生したが、化学繊維の発達と共にブランドも消滅。このブランドを現代に蘇らせるため、2011年から日本国内で完全復刻プロジェクトがスタートした。
フルカウント社がヴィンテージのビーチクロスを忠実に再現するため、徹底的に研究を重ねて生み出したオリジナル生地を採用し、現代にあの“ごま塩”を蘇らせたのだ。シルエットは現代的なアレンジにより着こなしやすく仕上げているので、アウトドア好きなら、一度はこれを着て外遊びに出かけて欲しい。
Photo/Takamasa Sasai Text/Shiyori Kawamura (RIDE MEDIA&DESIGN )
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